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平成3年競馬法大改正の前夜

1法務局にいます:2006/07/30(日) 11:19:00
 現行の競馬法は平成3年に大改正が行われ、それまで単勝、複勝、枠番連勝
の3種類の馬券しかなかったものが馬番連勝の発売も可能となりました。
 また、収入面以外の部分でも馬主資格の厳格化が法令化されたのもこの時で
した。JRA最高機関ともいえる運営審議会も作られ組織機能が高められたの
も、この時からです。

 この大改正のきっかけとなったのは昭和63年の草川昭三議員の国会における
質問が強く影響したと思ったのは当時の数多くの競馬ファンの認識でもありま
した。週刊競馬ブックなどの競馬週刊誌や優駿などでも競馬ファンから馬番連勝
実現の要望が寄せられたり、大橋巨泉氏がサンスポでの競馬コラム「巨泉の蹄言」
などで馬番連勝の実現を求めたり、他にも複数の同一意見が各新聞の競馬コラム
内でも同様に書かれてもいたのですが、JRA側はなかなか動こうとしません
でした。
 そういった状況下にある競馬ファンが立ち上がりました。詳しくは>>2に書く
書くとおりなのですが、この行動が草川議員の国会での質問につながり、ファン
や競馬評論家各氏が叫んでいても実現しなかったものが国政のレベルを通す
ことにより実現したというのは事実なのです。

14第112回国会 予算委員会 第14号:2006/07/30(日) 12:11:58
○草川委員
 もう時間がなくなったのであれでございますが、何せ今競馬の売り上げは一兆八千億、やがて
二兆円になるわけでありますね。国庫収入が二千三百億ですか、相当な財源に今なっておるわけ
です。それはファンの方から二五%、これも国際的には世界的には二五%の国の取り分というの
は非常に大きい。せいぜい一五%ではないか、こういう声がファンの中には不満としてあるわけ
であります。それから端数切り捨て、四捨五入ではありませんから、それが一年間で約九十億。
本来はファンのところに入らなければいかぬ金が九十億そのまま国庫収入になるわけです。ファ
ンですから、労働組合と違いますから、そんなに強い団体というのはありませんから、散発的な
声ですよ。しかし、そういう散発的な声というのは我々のところへ随分上がるのです。私の地元
にも中京競馬場というのがございまして、選挙区へ帰りますと、今のような端数切り捨て、どな
いするんだ、国は我々のものを持っていったではないか、そのかわりサービスが悪いじゃないか
というような話もあり、今いろいろと問題になっております同枠取り消し問題等についても、下
手をするとこれは暴動になるんですぞ、本当の人気馬に買ったんだけれどもそれがパァになった
らえらいことだと。そのための方法はたくさんあると思うのです。
 いろいろな意見があるという答弁がありますが、それをどこかでもっとファンの声を聞きなが
ら義論をする、そういうことをなぜ中央競馬会はしないのか、こう思うのでございますが、同枠
取り消し問題等について、ひとつ農林大臣の御見解を賜りたい。ついでながら、農林大臣は競馬
の御経験があるかないかも、御私見もあわせてお伺いをしておきたいと思います。

15第112回国会 予算委員会 第14号:2006/07/30(日) 12:13:05
○佐藤国務大臣
 率直にお答えしたいと思いますが、私が競馬場に足を踏み入れたのは、最初の田中総理の総理
大臣賞を府中の競馬場で渡した、同時にそれからその一週間ぐらい前、あれはオークスというの
ですかよくわからないのですが、佐藤榮作総理大臣最後の総理大臣賞も私、府中の競馬場で渡し
た経験があるだけでございまして、私は馬券は買ったことはないので今度買ってみようかと思っ
たら、今かみしもをこうして着ておるときに馬券は買うわけにはまいらぬ、買ってはいけない、
こういうことになっておりますので……。
 しかし、今いろいろ段々の御議論をちょうだいいたしました。また、長きにわたる問題を放棄
しておった、怠慢ではないかという厳しい御指摘もいただきまして、なるほどそういう言い方も
できるなと私も拝聴いたしておりましたが、馬主登録の問題についても適切なひとつ行政指導を
やらねばならぬなと思っておりますし、同枠問題につきましても、これは健全娯楽、大衆の健全
な娯楽ということの大きな範囲の中での競馬、それが世の指弾を浴びるようなことがあってはな
らぬということでございます。先生の御指摘、率直に受けとめながら、多くの関係者の方々、フ
ァンの一部の方々の意見も含めてひとつ意見を聞いてちゃんと検討をするということをここで率
直に申し上げておきたいと思います。

16第112回国会 予算委員会 第14号:2006/07/30(日) 12:13:52
○草川委員
 では、あと三分しかありませんので澤邉理事長に最後にお伺いをして終わりたいと思うのです
が、今申し上げましたように、年に二兆円近い売り上げになるような時代になりました。特にフ
ァンの声を大切にしてもらいたい。今も大臣から非常に明快な御答弁が出たわけでございまして、
中央競馬会が余りファンの声を聞かないようなことになると、中央競馬会も民営にしたらどうだ
ろう、JRのように民営化したらあれだけサービスができるんだからという皮肉めいた話も寄せ
られるわけであります。ですから、中央競馬会は農林省所管の団体では最大の力のある団体でご
ざいますから、今の大臣の答弁をきちっと受けとめられて馬主の問題についても厳格な対応をし
ていただきたい、こう思いますし、それから同枠取り消し問題についても中央競馬会においてア
ンケート調査を一回やったらどうだ、こういう御提案を申し上げたいと思うのですが、その点ど
のような御答弁になるかお伺いをしたい、こう思います。

17第112回国会 予算委員会 第14号:2006/07/30(日) 12:14:39
○澤邉参考人
 私ども、公正でかつおもしろい競馬をやるということを目的に努力をしておるところでござい
ます。ファンの方がごらんになっておもしろい競馬という意味で努力しておるわけでございます。
そのためにいろいろなことをやっておりますけれども、特にここ数年来はサービス向上というこ
とについては及ばずながらできるだけの努力をいたしておりますが、なお不十分な点がいろいろ
御指摘があったところでございますので、その点は今後さらに一層努力をしてまいりたいという
ように思います。
 それから、馬主の登録につきまして、先ほどお答えしたとおりでございますが、私どもも公正
確保の原点の一つだと思っておりますので、厳正にやるということにさらに一層努めたいという
ふうに思います。
 なお、同枠取り消し問題につきましては、畜産局長からお答えいただいたとおりで私ども考え
ております。学識経験の深い専門家の意見もいろいろ徴さなければいかぬと思いますけれども、
御指摘がありましたように、ファンの意向といいますか声というものは十分反映させる必要があ
ると思いますので、何らかの方法で調査もしてみたいというふうに考えております。
 その他、同枠取り消し問題以外につきましても、できるだけファンの声を聞きながらサービス
推進には一層努力していきたいというふうに考えております。

18第112回国会 予算委員会 第14号:2006/07/30(日) 12:15:23
○草川委員
 これで終わりますが、きょうは時間がございませんでしたので、この競馬会の問題については
また時間をいただいたときにもう少し今後のあるべき問題等について議論を深めていきたい。
 最後になりますが、くれぐれもファンあっての競馬会でございますから、全国のファンを大切
にする運営をしていただきたいということを要望し、終わりたい、こう思います。
 どうもありがとうございました。

○奥田委員長 これにて草川君の質疑は終了いたしました。
 午後一時より再開することとし、この際、休憩いたします。


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