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Breather
119
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2012/11/18(日) 15:53:57 HOST:EM117-55-68-52.emobile.ad.jp
可愛いは正義
「俺、ゆいのこと好きだよ」
やっぱり。
だってるなくん、普段告白されて振ったりするのにこんな落ち込んだりしないもん。
「洸樹ありがと」
「百合花こそおつかれ」
ふふっと微笑み合う。
そして、ののも。
満面の笑みでふたりを祝った。
「ふたりともおめでとう」
泣くの我慢してるんだなって思った。
ふたりがいなくなったら思う存分泣かせてやらなきゃ。
「さあさあ、リア充は帰った帰った!」
「え、なんすか百合花先輩。俺まだみんなといたいです」
「どうせお互い初恋でしょ? ふたりでラブラブしてきな」
じゃなきゃののが可哀想だよ。
「……ありがとうございます、じゃあさようなら」
るなくんがゆいちゃんを連れて部室を出ようとした
瞬間。
「待って!」
ののが呼び止める声。
るなくんは振り向いて、いつものゆるゆるな雰囲気でどうしたのって訊いた。
「…………なんでもない、幸せにね」
そう言ったののに、るなくんは驚いてから微笑んだ。
「ありがと、のの」
「のの先輩っ、ありがとうございます」
ふたりが本当に部室からいなくなったとき。
ののはわたしの腕の中で泣いた。
「のの、良く頑張った!」
「ゆりかっ、せんぱっ……」
あーあ、あたしの制服びしょびしょじゃん。
なんて思いながら、微笑んでののの頭を撫でる。
「ののなら絶対良い人見つけられるよ。だってののこんな良い子で可愛いんだもん」
あたしは最初、ののが嫌いだった。
ぶりっ子で、いつも我侭で男の目ばっか気にして。
でも本当は違くて、初めてあたしや部員のみんなに嫌われたくなかったって本音を漏らしたときに「あたしこの子好きだな」って思った。
「こんなキツイ性格のあたしが大好きって自信持って言える子だもん。絶対大丈夫」
ぎゅっとののを抱きしめる。
いつの間にかあたしも泣いていて、ののに「何で泣いてるんですか」って馬鹿にされた。
そしてののは泣き止んで、満面の笑みで言った。
「わたし、これからもがんばりますっ! るなくんより良い人見つける!」
がんばれ。
あたしと洸樹は、ふたりでののに告げた。
×
「あの……俺忘れられてません?」
実は洸樹が心配だから洸樹のあとを追えと言われた信くん。
部室に入り損ねちゃった信くん。
そんな信くんは、今なにが起きているのかもわからず諦めて帰るのでした。
-
つづくかな?
ののちゃんのぶりっ子がなくなるかもw
そして信くんは本気でねここが忘れてました←
ごめんなさい!
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