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7
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絶望ニート
:2012/01/22(日) 20:27:31 HOST:223.168.200.121.megaegg.ne.jp
女の子に生まれ変わった僕だったが、男子に恋をする事など一度もなかった。
服装は、ミニスカートだった。背が高く美人の村瀬煌実のミニスカート姿を見る男の目線が、僕は気に入っていた。
前の世界では、僕は高校の時、意味も無くFランクの大学に行くことにしたが、30歳を過ぎた時、車が好きになった。マイカーを買いドライブをし始めたからだ。
35歳を過ぎた時、自動車整備士になれば良かったと後悔した。
だから、この世界では、自動車整備の短大に行く事にした。
「村瀬、成績がいいから大学目指したらどうだ?」と先生が言ったが、
「自動車整備士になりたのです。そして編入して大学に行きます」と僕は言った。
高校卒業前に、自動車免許を取った。
自動車整備の短大に行き、僕は自動車整備の勉強をした。父に普通車を買ってもらった。軽自動車では190cmの体では、運転出来なかった。
2年後、僕は編入して、大学に行った。
ジャズサークルに入り、大学生活を楽しんだ。
自動車会社に就職した。自動車店で働き始めた。
休みの日には、混浴に行った。
男が、村瀬煌実の裸体を見ていた。僕は、その視線に興奮していた。
草食系の男と知り合い、プロポーズを受けた。好きではなかったが、嫌いでもなかった。友達程度だった。
だけど、子供を生みたいという気持ちが強く、結婚した。
前の世界では、父親になりたかった。家庭を築きたかった。だが、全ての女達は、小柄で冴えない顔の僕を哀れみと蔑みの目で見ていた。
子供を生み、僕は40歳になった。すると目の前が真っ暗になって意識を失った。
「コウミ、お母さん」と夫と子供達が叫んだが、僕の意識が戻ることは無かった。
8
:
絶望ニート
:2012/01/22(日) 20:33:39 HOST:223.168.200.121.megaegg.ne.jp
病院のベッドに小柄な男がいた。
男は40年前に、山奥の洞窟で発見された。
男は病院に担ぎ込まれた。
免許証から、村瀬煌実<ムラセコウジ>・40歳・男だとわかった。
体のどこにも異常が無かった。脳も活動していた。だが、どうやっても目覚める事は無かった。
両親は、息子が目覚めるのを待っていたが、老衰で死んだ。
村瀬煌実は、栄養チューブで生きていた。
40年経ち、80歳になったある日、村瀬煌実の心臓は止まった。
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