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Keeper of the secret --歪んだ記憶の住人--
1
:
神奏 琉音
◆XuuscjqfhY
:2011/03/07(月) 18:48:22 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
お馴染みです(( 自己紹介が一回も変わらない、神奏 琉音(カミカナ ルオン)です。
今回は珍しく英語にしてみましたw 意味……?調べて下さい((
取り合えず、Keeper of the secretの日本誤訳は、歪んだ記憶の住人と僕は当てはめました((勝手ですw
ええっと、亀並みに遅い更新と駄作で誤字脱字もあると思いますので、暖かい目でお願いしますw
えー…、グロテスク表現があると思いますがなるべく押さえるようにしますね、がんばります^^
ん、と、ファンタジー、中二byo……、とかとか腐ってたりする主なので………スイマセン!!
駄作ですが見て取れ行って下さい。
感想はいつでもお待ちしておりますッ!
5
:
神奏 琉音
◆XuuscjqfhY
:2011/03/08(火) 17:55:16 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
>>4
様様
ありがとうございます、 Thank you!!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「傘……? そんなの僕には必要有りません!!」
紫音から渡された傘を思いっ切り、地面に、グラウンドに叩き付ける。
翠は少しハァッハァッと息が上がり、しかし紫音を睨み付けている。
何もかもが、何時もの翠と違う。紫音は違和感を何時も感じていた。
翠の嘘っぽい軽い笑み、楽しくもないのに笑っている、そんな様子が何時も伺えた。
「倒れるのも時間の問題だよ?……みー君、体弱いしさっ」
みー君とは、翠の事である。二年連続で生徒会役員に選ばれた為、仲は結構良い方。
「貴女(アナタ)より丈夫です。……紫音さん、貴女の方が傘をささないと倒れますよ」
面倒臭そうな低い声。今は人と関わりたくないと言うようなアピールだった。紫音ははぁっとため息を付くと「今、貴方(アナタ)が叩き付けたのが私の傘」と負けじと冷ややかな口調で言う。
しかし、翠は感情の籠もっていない声で、「そうですか……すいませんね」と微かに唇を動かす。
「何を……していたの…?」
「別に……過去を振り返っていただけです……貴方には関係の無い事ですよ」
言い返しようのない言葉。ぐっと紫音は言葉につまる。
「でも……ほら、幼馴染、でしょ?」
「関係ありません。 貴女を幼馴染だと思った事もありません。ただの“友人”いえ“知り合い”です」
無表情でピシャッと言い切る。
紫音は眩暈(目眩/メマイ)がした。フラリと体が左右に揺れる。翠はうつろな目でそれを見る。冷たい視線、真っ暗な瞳、ずぶ濡れな服。
それが最後に見た光景出合った。
6
:
神奏 琉音
◆XuuscjqfhY
:2011/03/08(火) 19:59:44 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
「…………!!」
ハッと紫音が目覚めると寮の自分の部屋。黒い学生鞄、その他教室に置いていった物全てが自分の寮の自室にある。一体誰が……と呟こうとした瞬間、翠だ、と思いついた。
ベッドの脇にある茶色の机には、真っ白な紙に、
“今日はすいませんでした。今日の仕事は全て僕がやって置くので明日、風邪を引かないようにして下さい。また何かあれば僕を呼ぶが自分で何とかして下さい。今日の生徒会は全て僕がやっておきました、なので仕事のことは無視して休む事に集中して下さい、お願いします”
それを見て、紫音はクスクスと小さく笑う。その手紙の後には“追伸.明日、風邪引けば僕のせいなので薬代とか要求して貰って構いません”と書いてある。それを見れば再びクスクスとクスリと笑う。
トントントン、と階段を降りて来る音が聞こえ、紫音はハッとする。まだ、午後三時四十分前後。生徒達は部活動、もしくは委員会活動をしている筈。そんな思考をグルグルと回していると紫音の部屋のドアがノックされる。
「…は、…………はい」
ガチャリ、とドアノブを回し前を見ると、……翠、だった。
「……えっと……その……大丈夫、ですか…?」
「あ…、うんっ、大丈夫」
コクコクと何度も頷く紫音と、ヘコヘコとお辞儀をする翠。
翠は微かに笑みを浮かべながら「あ、一応生徒会の仕事は全て終わりました」と告げる。紫音はニコニコしながら「ありがとう、流石、副会長だね」とポンポンと翠を頭を撫でた。
「んにゃっ!? はぅぅぅ、そう言うので、あぅ、えっと失礼しましたっ!!」
ダダダダーッと猛スピードで走って行き、階段を一気に駆け下りて行く音が聞こえてくる。
紫音はクスクスと笑いながら「……相変わらず、おかしな子だね」と呟いた。
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