永久＝ｔｏｗａ＝ - 1293348868

27：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/02/19(土) 22:41:37 HOST:p4031-ipad03sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: ｱﾙﾊﾞｰﾄﾞ国の隣国で一番対立している国、ｼｭﾀｲﾝ国
ﾃﾞｭｰｸ・ｼｭﾀｲﾝ王の治める国だ
俺はその国の傭兵だ
28：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/02/19(土) 22:43:44 HOST:p4031-ipad03sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: 傭兵の中で一番契約金が高い(らしい)剣士だ
そんな俺の名前はﾗｷﾞ・ﾚｲｳﾞｨﾝ
因みに25歳
29：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/02/19(土) 22:45:43 HOST:p4031-ipad03sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: そして本日をもってｼｭﾀｲﾝ国の傭兵辞めた
ここ最近は平和すぎて戦が無い
つまらない
30：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/02/19(土) 22:49:36 HOST:p4031-ipad03sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: それ故にまた別の国の傭兵として雇われて戦をするために行動を起こした
沿岸沿いにあるｼｭﾀｲﾝ国から他の国に行くにはｱﾙﾊﾞｰﾄﾞ国を通ってからでないと行けない
面倒事には巻き込まれたくないが仕方なくｱﾙﾊﾞｰﾄﾞ国を通る事になった
31：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/02/19(土) 22:57:12 HOST:p4031-ipad03sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: ｼｭﾀｲﾝ国を出てまだ3時間しかたっていないが馬で駆けて来たせいか随分遠くまで来た
もう2～3km行くと確か城下町に一番近い商店街に着く筈だ
そんなに急いでいないので俺は少し食堂に寄って昼飯を食べる事にした
32：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/02/19(土) 23:00:54 HOST:p4031-ipad03sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: 今、思えば此処に来るまでの3時間のうちに何回か面倒事に巻き込まれた
まず始めにｱﾙﾊﾞｰﾄﾞ国領地に入るときの関門でだ
いきなり槍を首元に突きつけられ「ｼｭﾀｲﾝの優秀な傭兵がｱﾙﾊﾞｰﾄﾞ国に何の用だ」と怒鳴られた
33：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/17(木) 17:06:00 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: まだ朝だったので｢五月蝿い｣と呟いたらごちゃごちゃ言われるので事情を簡潔に答えてやった
｢ｼｭﾀｲﾝの傭兵を辞めて別の国の傭兵になる為にｱﾙﾊﾞｰﾄﾞを通る｣
すると門番がぐちぐち言いながら情報を確認した後、渋々通してくれた
34：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/17(木) 17:09:30 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: はぁ、まったく五月蝿く面倒な奴だ
町の中を馬に乗りながらゆっくり歩いていると年寄りが俺を見るなり人のことを指差して｢不吉じゃ。若造の銀髪は不吉じゃ｣と騒がれた
この時代、ｵｯﾄﾞｱｲと銀髪は不吉の象徴とされていた
35：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/18(金) 17:02:46 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: 年寄りはいちいち五月蝿くて大人達は軽蔑の眼差しで見る
子供はまだそういった偏見は持たない
傭兵になりたての頃は雇ってはもらえるが低賃金だしなかなか戦に出してもらえないので生活が苦しかった
36：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/18(金) 17:10:41 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: ある時負け戦だと言われた戦にお情けで出させてもらった時があった
俺はその戦でｽﾄﾚｽ発散がてら戦った
するとどうだろうか一人で何百人もいや、それ以上か…殺した
37：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/18(金) 17:13:15 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: 結果的には負けたけれどあともう少しで逆転するところまでいった
仲間の兵士はほぼ死んでしまっていたが…
その戦でその国の傭兵を辞め、別の国の傭兵になった
38：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/18(金) 17:16:32 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: だが、あの戦のお陰で苦しい生活を送ることなく殺戮の日々に明け暮れることが出来るようになった
仕事については差別されないが、その他の事については酷く差別される
そんな思いを巡らせていると従業員がやって来て｢ﾒﾆｭｰはお決まりでしょうか?｣と声を掛けてきた
39：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/18(金) 17:22:54 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: 俺は一言｢ｻﾝﾄﾞｳｨｯﾁ3つ｣と言い放ち懐から30ﾘﾗを取り出して机に置き頬杖をついた
すると従業員は｢かしこまりました｣と机上の30ﾘﾗを取ると戻っていった
ほんの2～3分するとｻﾝﾄﾞｳｨｯﾁが3つ乗っている皿を先程の従業員が運んで来てくれた
その皿を机上に置くと｢ごゆっくり｣と言い、また戻っていった
ｻﾝﾄﾞｳｨｯﾁ3つをﾍﾟﾛﾘとたいらげるとさっさと店から出て馬に乗って再び駆け出した

ﾗｷﾞ･ﾊﾟｰﾄ1 ＥＮＤ
40：桔梗 ◆9vQYLADDPY：2011/03/18(金) 17:25:56 HOST:p2017-ipad201sizuokaden.shizuoka.ocn.ne.jp: ﾙｲ･ﾊﾟｰﾄ1
―王族に忠誠を誓います。汚い事は全てします―

―私達使用人は王族の手となり足となる為だけに存在する。
　ただくっついてるだけのままごとでは無い。
　だからこそどんな事でも出来るのです―
41：アリス：2011/10/22(土) 20:14:31 HOST:p218.net220148063.tnc.ne.jp: どうも(*^_^*)
やぁ～すごいですねっ☆
アリスも小説書いてみたりしますが、
難しくて桔梗さんみたいに上手く書けませんね(;_;
桔梗さん尊敬しますWW
更新楽しみにしていますね!!