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武士のかふぇれすとらん

1スタジオナシス:2013/12/27(金) 00:22:43
(ラジオ) 天気予報をお送りします。

天気は全体に回復に向かっています

今夕は北北西の風 風力は2

厳しい寒さ緒なりますが雲ひとつ無く

すばらしい満月の夜になるでしょう

明日は晴れでしょう

次は交通情報をお送りします

首都高速湾岸線内周r・・・

ポチッ(ラジオを消す音)

2スタジオナシス:2014/01/04(土) 19:21:48
武士「 ふむ。良い風だ。今宵に出立するでござる。」

武士「母上様。」

母「武士。こちらに座りなさい」

武士「母上様。お聞きになりましたか。今宵は満月でござる」

母「武士、あなたまたラジオを持ち出したのね。」

武士「ラジオではない。すまふぉでござる。それより・・・」

武士「小原殿こんにちはでござる、拙者決めたでござる。今宵にするでござるよ」

母「先刻はひと月のばすとそう申したじゃありませんか」

武士「次の夜が良い風が吹くとも限らぬ。良い風が吹く今日、出立したいでござる」

母「あ… お待ちなさい。あなたの元服は来月です。どうしてもというならこの母を倒しなさい」


武士HP:100(木刀)VS母HP:99999(薙刀)


こうして来月出発することとなった。

3スタジオナシス:2014/01/04(土) 21:04:49
そして一ヵ月後

小原「武士の修行のこと?」

母「ええ 古いしきたりなんです。士族の子は18才で家を出るって…」

小原「早いねえ もうそんなになるんだねえ」

母「でも あの世間知らずが独り立ちなんて…」

小原「あなたの旦那がこの町に来た日のこと、よーく覚えてますよ」

小原「18才の男の子が―刀に乗って空から降りて来たわ」

小原「目をキラキラさせて…ちょっと 生意気そうで」

母「でも あの子ったら―刀を振ることしか覚えなくて…」

母「この刀鍛冶もあの人の代でおしまいですわ」

小原「 時代のせいですよ。でも私には あの人の包丁が一番しっくるくるわ」

母「フフフ…」

小原「急かしたくせにグズつくのね」

4あなたを、犯人です:あなたを、犯人です
あなたを、犯人です

5スタジオナシス:2014/01/04(土) 21:26:04
オキ「旅立ちは慎重に行うべきだよー」

武士「最早ひと月待ち申した。ステキな刀などひと差しも現れなんだ」

オキ(女の1人にでも興味を持てば可愛いのに・・・)

オキ「どうなることやら心配だね」

武士「そうでござるか?拙者は憂い憂いしてるでござるよ」

かちゃかちゃかちゃ(馬車の音)

武士「アッ!父上様!拙者今宵 発つことにしたでござる」

父「うむ」

武士「一ヶ月前に決めたでござる」

父「せっかくおんぶ紐を借りて来たのに…」

武士「すまんでござる」

母「あなた!はやく和馬のオムツをかえて」

父「こりゃ… イカン!ああっ!」


母「ありがとう じゃ お待ちしてます」

ガチャプルルルル(ダイヤルを回す音

6スタジオナシス:2014/01/04(土) 21:26:41
母「今夜 武士が発つことになりまして…」

小原「よさそうね」

武士「せめてクサ色の羽織ならよいのでござろう…」

小原「昔から武士の袴はこう決まってるのよ」

武士「黒沖に黒笠で まるで刃衛でござるな」

母「武士 そんなに形にこだわらないの」

母「大切なのは作法と心よ」

7スタジオナシス:2014/01/04(土) 21:37:46
武士「承知。 心の方は任せるでござる。お見せできなくて残念でござるな」

母「そして いつも笑顔を忘れずにね」

武士「承知」

母「落ち着く先が決まったら手紙 書くのよ」

武士「父上様。 あの一振り頂戴仕る」

武士「脇差はいいんでござろう?」

父「お前みたいな若造には二本差は無理だ。こいつで十分だろ」

父「幾月流れそいつが折れたときお前が今と同じ気持ちでいられたら一度戻って来い」

母「武士、こちらへ来なさい」

母「フフフ…」

母「父さんの若いころに よく似てる…」

8スタジオナシス:2014/01/04(土) 21:43:33
武士「父上様、・・・申し上げ難いが・・・高い高いして・・・」

父「・・・」

父「断る」

父(いつの間にこんなに大きくなりやがって)

小原「帰って来てもいいんだよ」

武士「そんな事にはなり申せぬ。物理はこりごりでござる」

一同「ハハハ…」

小原「いい町が見つかるといいね」

武士「うむ」

9スタジオナシス:2014/01/04(土) 23:44:04
大竹「自分で住む町を見つけるなんて」

島田「 大丈夫だろ。 武士なら」

横山「 どんな町にするんだ?」

三日月「 大きな町?」

武士「うむ。 拙者、道場があるとこ探すつもりでござる」

横山「 うらやまし・・くはないな」

武士「拙者、修行に行くでござるよ」

武士「よその町で一年がんばらないと、侍になれないんだから」

小原「でも 鍛冶屋あるでしょ?」

一同「ハハハ…」

母「武士、時間よ」

武士「御意」

10スタジオナシス:2014/01/04(土) 23:51:48
母「あなた その刀で行くの?」

武士「今父上様から貰い受けた」

母「武士!ダメですよ! そんな新しい刀じゃ」

母「木刀を持って行きなさい」

武士「せっかく元服なのに母上様」

母「いきなり使いこなせるわけ無いでしょ」

母「嵐も斬れるわ。ね、そうしなさい」

武士「・・・せっかく貰い受けたのに・・・」

オキ「僕も木刀がいい」

武士「お主!」

オキ「道場に慣れたら自分のに変えれば?」

武士「…うむ」

11スタジオナシス:2014/01/04(土) 23:57:50
横山「気をつけろよ」

小原「しっかりね」

武士「・・・参る」

三日月「がんばってー」

島田「ゴーゴー! 拙者でGO」

ヒュッ(刀を投げる音)

ハッ(ジャンプの音)

シュタ(刀に乗る音)

横山「相変わらず・・・」

大竹「漫画みたいな奴だな」

父「無事に行ったようだな・・・」

三日月「早朝の寒風摩擦の音も当分 聞けないなあ」

オキ「どっちへ行く?」

武士「南へ。海の見える方へ幾でござる!」

オキ(こっちは内陸なんだけど・・・)

12スタジオナシス:2014/01/05(日) 18:13:45

武士「オキ! ラジオつけるでござるよ」

武士「今、ポテチで手がふさがってるでござる。早く!」

(すまふぉから曲が流れる)

(主題歌「世界に一つだけの刀」)

朝倉「うむ… お主新人なのか?」

武士「今宵 出発したばかりでござるよ」

朝倉「その音楽とめてもらえないだろうか?」

朝倉「夜は静かに飛ぶものだ」

武士「ふむ… (ラジオを消す音)」

13スタジオナシス:2014/01/05(日) 18:30:24
武士「ひとつ訪ねるが・・・知らない町に住むって大変でござるか?」

朝倉「そりゃね。いろいろあったから。でも俺、カクテルが作れるから」

武士「酒か」

朝倉「近ごろはソムリエもやるよ」

武士「ふむ」

朝倉「あなた何か特技あって?」

武士「料理に洗濯いろいろ考えてはいるんでござるが」

朝倉「俺は、もうじき修行があける。胸をはって帰れるのでうれしいぞ」

朝倉「あの町が俺の町だ。大きくはないけど・・・まあまあかな」

朝倉「あなたもがんばってね」

武士「御意」

朝倉「じゃあねー」

オキ「ヤな感じ あの沖 見た?」

オキ「ベー」

武士「特技か…」

14あなたを、犯人です:あなたを、犯人です
あなたを、犯人です

15スタジオナシス:2014/01/05(日) 18:53:10
(カミナリの音)

武士「む・・・なんでござるか、あの天気予報は」

オキ「飯塚さんの言ったとおりだ。向こうは逆に風が吹いている」

武士「これは・・・」

オキ「竜の巣だぁ!」

(カミナリの音)
(目の前に閃光その後、無音)

武士(ボロボロの飛行船?誰かがこちらを見ているでござる)

武士(あれは・・・飯塚殿?)

武士(飯塚殿!・・・だめだ・・声が出ない・・・)

武士「否っ!」

ズバッ(父よりもらった刀を振るう音)

ゴゴゴッ(雲が真っ二つになり灯が差し込む)

武士「あれは・・・」

オキ「ダメだよ 飛行戦艦だもん!」

武士「ひと休みしよう」

16武士さん:2014/01/05(日) 21:11:28
飛行戦艦外

鈴木(達)「ごらんください」

吉田将軍「んん!・・・」

鈴木(達)「中は宝の山です!」

吉田将軍「んなは、んは・・なあんは・・はぁ、はふっはふ・・・」

永井「すんげぇ・・」

吉田将軍「どーおだ、欲しいか。お前らにはたっぷり縄をくれてやるわい!」

吉田将軍「岡田大佐、本国にラピュタ発見の報告をしたか?」

岡田「・・・これからです。」

吉田将軍「せーいぜい難しい暗号を組むんだなぁ・・・コーラー!!ネコババするなーー!!!」

岡田「バカどもには、ちょうどいい目くらましだ」

17武士さん:2014/01/05(日) 22:27:56
武士「うぉわぁ…」

武士「オキ!見るでござるよ、海!」

武士「たまげたでござる」

オキ「ただの水タマリじゃないか」

武士「うぉわぁ、見て見るでござる!」

オキ(水の中に街が・・・)

武士「大きな町! 武士はいるでござろうか」

オキ(水の中に居るわけないだろ・・・)

オキ「他に行こうよ。ここには誰もいないよ」

武士「また町がひとつ死んだでござるか・・・」

ピィー(警笛)

鈴木(達)「あそこにだれかいるぞ」

岡田「これはこれは、皇女?武士!?」

武士「参る」

ヒュッ(刀を投げる音)

ハッ(ジャンプの音)

シュタ(刀に乗る音)


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