二人の約束 - 1360146575 - したらば掲示板

1：夢霧：2013/02/06(水) 19:29:35: またまたですが・・・・。

宜しくお願いしますね。
3：夢霧：2013/02/06(水) 19:54:01: けど骸のほうにはつい最近恋をしていた。

もう、森光君の方にかわったけどね。

骸は性格がやばかったのだ。関わりたくない。むしろ関わらない。

黙々と授業は進められていき骸がいった。

「谷川撃退チケット作り手～」

何のことか意味が分からなかった。作り手って何?

「撃退」って・・・。

私は意味が全く分からなかったから無視をした。

だけど酷い言葉は止まり続けない。

「コイツに近寄ったら殺される」

「柔道習ってるから骨折される」

「コイツのテストはカンニング」

皆嘘ばかり。
4：夢霧：2013/02/06(水) 20:01:04: 私柔道なんて習ってない!

カンニングなんて一度もしたことはない!

心の底から大泣きしながら否定したい。

けど顔に出すのはかっこ悪い。

一番哀しかったのは友達だった奥田亜由（おくだあゆ）が一緒になって

あざわらっていたこと。

酷い・・・・・!

我慢していた。担任の門倉先生は優しくフォローしてくれる。

新米だけど頼れる若い先生。

けども、骸はまた

「そんなコトいったら殺されますよー」

と笑いながら言った。
5：夢霧：2013/02/07(木) 19:33:01: 泣きたい・・・。

もうやだ。学校なんて・・・・。

とうとう私の瞳から涙が零れ落ちた。

「林泣いたで」

「どうする」

きっと先生は気づいてくれる。骸たちを怒ってくれる。

「あ・・・。あゆは加絵ちゃんを応援するよ」

泣き出した、やべえと思いみかたになる奥田。

なんなの？奥田なんて大嫌い!

私は一時間泣き続けた。

休み時間は全校遊びで、全員外に出て行かなくてはいけない。

大親友の柚ちゃんは、私を無視して運動場に行った。

ただ気づいてなかっただけかもしれない。けどもしも・・・・・・。

怖くなった。学校にいるのが。

門倉先生は泣いてる私を見て声をかけてくれた。
6：夢霧：2013/02/07(木) 19:47:09: コイツも私に・・・・。

「骸の事?」

「ううん」

「文也のこと?」

「ううん」

骸のことはいえない。あいつは陰口を言うから、チクれない。

「桃赤柚のこと?」

「ううん」

しばらく沈黙か続いた。言いたくても、無理。

「いいたくないんやったらもういいな」

待って！そういいたい。でも無理。

聞いてもらいたい・・・・。誰かに・・・。
7：夢霧：2013/02/10(日) 21:09:27: 私は先生から離れた場所に行く事にした。

二学期の目標の書かれた紙や夏休みの習字「明日」・・・。

生き生きとした文字がずらりと並んでる。

ふと私はある人の「二学期の目標」の紙が目に飛び込んだ。

それは、生活についての目標だった。

人が悩んだり困っていたら必ず助ける

涙が出そうになった。
8：夢霧：2013/02/10(日) 21:17:13: 助けてほしい。助けて。

けどなぜかおかしくて笑ってしまった。

人を助ける?

貴方は助けてくれなかったんじゃないの?
私が泣いているのをどうしたの?と声をかけなかったじゃない。
肩書きだけ。所詮人間なんてそんなモノ。
心からそう思った。

次の時間、骸や文也は灯火を消したように静かになった。

泣いたから静かになった。

バカみたい。実に滑稽。

奥田さんも喋らないし。