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クロイ方程式
1
:
桜
:2013/01/19(土) 18:28:13
書きたくなったから書きます。
不定期開催にしますね。
20
:
桜
:2013/04/13(土) 13:53:09
「アンタって本当に不器用ねぇ…」
十六夜栞は俺の前に屈み込む。
「ん、怪我してんじゃん」
十六夜栞は俺の手を掴み、服のポケットからハンカチを取り出した。
それを俺の手にあてる。
どうやら手をどこかできってしまったようだ。
「はなせっ!」
俺は手を強引に振り解いた。
「もう俺に構うんじゃねえ!!」
大きな声で叫ぶと、目の前の奴はビクリッと肩を震わせた。
「お前らが周りにいるだけで目障りなんだよ!!
俺だってちゃんと生きてんだ!!お前らの玩具じゃねぇ!!」
廊下がざわつき始める。
そりゃそうだ。
あんな大声で言ったんだから。
注目されるのは分かってる。
…なんだよ、これ。
ただのやつあたりじゃねーか。
俺は掌を握りしめて、その場を立ち去った。
21
:
桜
:2013/04/13(土) 14:01:17
帰る所はもちろん家。
鞄もなにも持たずに、学校から出てきた。
もう皆滅びればいいんだ。
滅んで、俺一人だけになっちまえばいいんだ。
そしたら楽なのにさ。
目障りな奴らがたくさんいるから、こんな世の中になっちまったんだ。
こんな国…さっさと無くなればいい。
「お待ちしてましたよ。久遠柩様」
自分の世界に行ってたせいか、その声で現実に引き戻された。
「私(わたくし)が送ってくれました招待状、読んでいただけましたでしょうか?」
目の前には黒い服を身に纏った一人の女。
招待状?
なんの話をしてるんだ、この女は。
「申し遅れました。私、こうゆう者です」
その女は俺に一枚の名刺をわたしてきた。
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