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まならじ*゚2つめ!
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ちはやふる
江戸時代、人気の大関の「竜田川」が吉原へ遊びに行った際、「千早」という花魁に一目ぼれした。ところが千早は力士が嫌いで、振られてしまう(「千早振る」)。振られた竜田川は妹の「神代」に言い寄るが、こちらも「姐さんが嫌なものは、わっちも嫌でありんす」ということをきかない(「神代も聞かず竜田川」)。
このことから、成績不振となった竜田川は力士を廃業、実家に戻って家業である豆腐屋を継いだ。それから数年後、竜田川の店に一人の女乞食が訪れる。「おからを分けてくれ」と言われ、喜んであげようとした竜田川だったが、なんとその乞食は零落した千早太夫の成れの果てだった。激怒した竜田川はおからを放り出し、千早を思い切り突き飛ばした。千早は井戸のそばに倒れこみ、こうなったのも自分が悪いと井戸に飛び込み入水自殺を遂げた(「から紅(くれない)に水くぐる」)。
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