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【考察】型月作品考察材料保管スレ【補助】

258僕はね、名無しさんなんだ:2006/08/20(日) 16:31:43 ID:jqg8E8Rc
慎二氏ねスレでログ見てたら、モトネタ語りが在ったから貼っとくね。
他にも色々考察してたけど、まぁ「材料」になるのはコレかなと。

364 名前: 僕はね、名無しさんなんだ 投稿日: 2004/12/13(月) 22:23

都市国家ウルクのおうさまギルガメッシュは
都市の城壁を建造するために国中の男を駆り出して働かせて
そのため独りになった国中の女達を自分のものにしてしまいました。
こまった国民は神様に祈り、ギルガメッシュをやっつけてくれる
野人のエンキドゥを生み出してもらいます。
それを知ったおうさまはエンキドゥの元に美女を送り込み
彼を骨抜きにしようとたくらみます。
でも七日目に正気に戻ったエンキドゥとおうさまは七日間戦って
戦っているうちに友情が芽生えて親友になりました。
二人は力をあわせて色々な冒険をしますが
あるときエンキドゥが女神の怒りによって死んでしまいます。
それを見て死ぬのが怖くなったおうさまは不老不死の方法を探しに旅立ちますが
せっかく手に入れた若返りの海草を蛇に食べられてしまいます。
失意の内にウルクに帰ったおうさまでしたが
諸行無情とかそんな精神に目覚めたのか善政を敷くようになり
ウルクに立派な城壁や神殿を作って国を繁栄させましたとさ。メデタシメデタシ。

ウルクは当時繁栄していた都市国家連合の一国で、
エリドゥ、ウル、キシュ、ラガシュ、ウンマなどと連合体を築いていた。
当初の盟主はキシュであったが、後にウルク、ウルなどが王権を継承。
最初の盟主がキシュであった事から
都市国家連合シュメール王国の盟主はキシュの王であるとされたらしい。
ウルク時代の特徴は各地を植民地化した所にあり
東はイラン高原でラピスラズリなどを
西はユーフラテス上流域からレバノン杉や金・銅・トルコ石などを輸入。
貿易国家として豊かな繁栄の時代を謳歌していた模様。
レバノン杉の森を伐採するためにギルガメッシュとエンキドゥが
森の魔物フンババを退治に行く逸話は、なかなかに象徴的と言える。

歴史上のギルガメッシュは、シュメール王名表によれば第5代王。
通常、シュメールの文化では王の神格化はされていないので
一説には架空の王とも考えられているが、真偽は不明とのこと。

補足
当時の経済活動は神殿が全ての資材を一度集めて分配する神殿経済の時代。
おうさまと言えども、どこまで贅沢を許されたかは定かでは無い。

補足2
野人エンキドゥは「捨て子」「獣人」の古代信仰に登場する
ギルガメッシュよりも古い半神半人(ってかケモノ)の英雄。
都市国家連合成立より遥かに前では、こちらの方が信仰対象だったはず。
最低SSスレ風に言えば、ギルガメッシュの踏み台にされたワケだわさ。


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