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あの作品のキャラがルイズに召喚されましたin避難所 4スレ目

106ウルトラ5番目の使い魔 65話 (1/14) ◆213pT8BiCc:2017/09/20(水) 12:56:08 ID:eipzXTp6
 第65話
 剣下の再会(前編)
 
 殺戮宇宙人 ヒュプナス 登場!
 
  
 謎の宇宙人の手により、書き換えられた舞台となったハルケギニア。
 そこでは彼によって、今日もなんらかの陰謀が進められている。
 しかし、忘れてはいないだろうか? この世界には、数々の災厄の発端となったあの侵略者がまだ健在でいることを。
 そして、奴は当然他人の事情などを鑑みたりなどしない。腐肉にたかるハゲワシやハイエナが譲り合うことなどしない。
 
 
 『それ』が、いつハルケギニアにやってきたのか。そんなに昔の話ではない。
 『それ』は、ハルケギニアが破滅招来体によって闇に閉ざされている時期のいずれかに、嵐に包まれる聖地から現れた。
 『それ』は、巨大な宇宙船に乗ってやってきた。
 送り込んできたのはヤプール。奴は、まだ動けない自分に代わって、ハルケギニアに混乱を巻き散らすエージェントとして『それ』と契約し、送り込んだのだ。
 しかし、『それ』が底に秘めた邪悪を、ヤプールさえまともに理解しているわけではなかった。
 悪は正義の敵となる。しかし、悪が悪の味方となるとは限らない。『それ』が誰を傷つけ、誰を利するのか、
 そして時が経ち、解き放たれた美しき殺戮者の魔の手によって彩られる、短くも真紅に満ちた日々が始まろうとしている。
 これは、物語の大筋のほんのすきまに挟まれた、悪夢のような数週間の記録。その始まりである。
 
 
 トリステイン魔法学院の遠足や、トリスタニアを騒がせた三面のバカどもの騒動からもしばらくして、トリステインは再び平穏な日々を送りつつあった。
 だがその影で、無視できない凶事が進行していることを、新聞の一面を見た市民は暗然とした思いで感じ取っていた。
「子供の行方不明事件、昨日もタルブ村で三件発生。トリステインだけでも、これで二十四人の子供が突然いなくなっている……か。うちのガキにも外に出るなって言っとくか」
 ある日、なんの前触れもなく子供が姿を消す。子供を持つ家庭を震え上がらせる事件が、このところトリステインやガリアで頻発していた。
 身代金の要求などはなく、消える子供も貴族や平民を問わずに、子供であるという共通点以外はない。
 
 もちろん、こういった事態を官憲が見逃すわけはない。近年禁止になった奴隷取引の密売目的と見て、すでに水面下では動き始めている。
 しかし、敵もさるもので、いまだに誘拐団の検挙にはいたっていない。しかし、少ない手がかりを元に、少しずつ捜査の網を絞り込んでいっていた。
 そして、その捜査をおこなう人間たちの中に、青髪の女騎士の姿もあった。
「では、お子さんを最後に見たのは三日前の……わかりました。ご協力感謝します」
 ある村で、突然息子が消えた家での聞き込みを終えて、浮かない様子で彼女は出てきた。


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