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吸血鬼作品のキャラクターでバトロワ

92 ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:34:29 ID:TuRo3NJ20
ごぶさたしています。2週間以内に〜とか言っといて結局2週間後ギリギリになってしまい、申し訳ありません。
何とかOPとMAPを作れたので、次項より投下したいと思います。

93オープニング ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:38:37 ID:TuRo3NJ20
 かぃん。爪先に打たれた缶の悲鳴が歩道に鳴る。
 僅かなりと残っていた珈琲は飛沫になって鋪装の煉瓦に斑点を塗り付ける。黄と橙が互い違いで嵌め込まれた煉瓦は長く踏まれ続けたせいで色をくすませ、真黒になってへばりついたガムや先端を燻らせた煙草で飾り付けされていた。缶が横転を止めないのは蹴られた勢いか段差のせいか、はたまた歩道そのものが山なりに歪んでいたのか。
 アルファベットや火炙りにされた豆がプリントされた缶は、鉄管内で反響する独特の音を籠らせて転がる。ガードレールや信号機の股下をくぐり抜け、何と空き缶は反対側の歩道にまで辿り着く。
 それというのも道路に車がほとんど走っていなかったからだ。
 車だけではない、人もまばらだ。空き缶を蹴った歩行者がせいぜいで、通りすがる者もすれ違う者もいやしない。ジャンバーの縫い付けられた猛獣のアップリケを猫背で主張する後ろ姿が、闇の向こうに隠れてしまえば、そこは三色の電光が順序良く灯るだけの舗装路になる。
 歩道の脇から生える店舗は所々がへこんだシャッターで表を閉ざし、ネオン管や電球は物臭に点滅を繰り返す。それらに巻き付かれた看板は屋号や宣伝文を幾度となく闇に隠す羽目になっていた。
 唯一勤勉なのは街灯だけだ。通行人達に頭を下げた背高達は一列に並び、目も口も花もないつるてんの顔を光らせて道々を照らしている。だがその恩恵にあやかっていた人間は通り過ぎてしまった今、彼等の光は暗闇をより深める引き立て役にしかなっていなかった。
 道路から一段高い歩道、その横っ腹にぶつかった缶の音が反響し、またたく間に静寂が呑み込んだ。
 鋪装された道と店舗の群という壁。有機素材の欠片もない灰色と透明の鉱物達が、このコンクリートでできた森林を形作っているのだ。否、この寒々しさは巨大な霜柱といってもいいかもしれない。天を目指して屋上や屋根を伸ばす正方形の建造物達は、さながら灰色に濁った氷柱群を連想させる。
 四角錐や三角形の屋根が外壁をまとめあげ、中にいる者達を外気から守る。遠くには、それこそ柱のような建造物が幾つも見られる。横腹に幾つも正方形の穴を開けたノッポは、内側から漏れる電光を地上の星にして、空に浮かぶ星達の姿を闇に沈めていた。
 と、
「……ん」
 闇の中に蠢くものがあった。
 歩道の上、度店舗と店舗の間にできた隙間に、暗闇に沈んだ影がある。段ボールや瓶用のコンテナが積み上げられ、そこかしこに染みを浮かばせた壁には換気扇が埋め込まれ、ダクトからはビニールテープを巻き付けられたチューブが蔦のように這っている。
 すえた臭いのする路地は暗く、それだけに、そこで蠢くものの影は浮き上がってくる。
 それは2つの人影だった。
 小柄で華奢なものと、大柄でがたいが良いものという組み合せは、どうやら男と女の2人組のようであった。大柄な影は小柄な方を壁に押し付け、お互いの腹と腹を密着させ、時おり擦り合わせる。
「ぁ」
 大柄な男の影から這い出してきた掌は、闇の中にあってそれはそれなのだと分かるほどに、白かった。まるで血の気のない五指が、女を思わせる小柄な影の唇を撫でた。
「ふぅ」
 ほんの僅かに押し広げられた女の唇を男の吐息がくすぐる。ふるり、と震えた華奢な肩、それを落ち着かせるかのように白い手は頬を撫で、首筋を撫でる。
「……んぁ」
 男の掌につられ、女の火照った肌が闇に浮かんだ。
 目が慣れてきたのだろうか、男は女の喉仏をくすぐり、首の根元にあるシャツの合わせ目を片手で解いた。一つ二つとボタンは穴を潜り、開衿された布地の間からは乳房の谷間が覗き、それを覆う下着の肩ひもが横断する鎖骨辺りを、男の唇に捧げた。
「や、ぁ」
 男の歯が鎖骨を甘く噛み、女は顎を突き出して嬌声を零した。
 両手はだらんと吊り下げられ、量の膝に至っては緩んで今にも尻餅をつきそうだ。彼女の腰に回された男の腕だけが女を起立させる。それがなければ即座に崩れ落ち、唇と足の合間から粘質の体液を漏らすだろう。
 女の頬は、そういう色を浮かべているのだ。

94オープニング ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:40:11 ID:TuRo3NJ20
「あぁ……!」
 じゅ、と泥を啜るような音が女の首から、男の口腔から響く。
 穢らわしい音が興奮を掻き立てるのだろうか、女の首が反り返り、キツく閉じられた双眸が、口角を吊り上げた唇が、歓喜の露を溢れさせる。
「あ、あ、あ、ぁ……!」
 音の激化に嬌声は比例、女の全身が痙攣し、
「あぁ??????…………!!」
 全てが極まった。
 張り上げられた嬌声は夜空を突き、極度の痙攣を得た女体を、しかし男の腕は放さなかった。拘束することによって、より一層の快楽を女の身体に染み付かせるかのように。
 痙攣と抱擁に数秒。静寂を挟み、男の唇が離れるのは、数えて秒を1つ数えるぐらいの間を待った後だった。男から解放された女の首筋には唾液、ぬらぬらとした被膜が皮膚にへばりついている。
 しかしそれを穿つ2色があった。否、穿っているのは皮膚だった。
 黒い影を孕んだ2つの穴、そしてそこから溢れ出す真っ赤な血液は、火照った肌にも明らかな艶やかさだ。
 それは彼女の精神状況の表れだったのかもしれない。
 血筋がシャツの滲みを広げるに比例し、女の顔から色が抜けていく。それは紅潮の赤であり、恍惚の表情でもあった。頭に上った血が首筋から抜けていくように、血行と感情の色が女の顔から抜け落ちる。
 後に残されたのは、意欲もなく瞳や唇を半開きにする人形の顔だった。青いほどに白くなった肌は夜風よりも冷たく、双眸は瞬きをする事もなく、眼前の男をじっと見つめている。
 熟れた下唇には、何時の間にか伸びた八重歯が押し当てられていた。
 そんな風になった女を、男もまた、色のない顔で見下ろす。
「訊こうか」
 女の血を口紅にした固い唇が、形に相応の低い声色を漏らした。
「貴様は何だ」
「奴隷です」
 間髪を入れない返答だった。さっきまで熱い吐息を漏らした喉は、今や死臭に等しい冷たさを零すものと成り果ててしまったのだ。
 そして女の舌は名前を紡いだ。名乗られた事もないそれを、しかし従者として本能的に知って、男の名前を紡いだ。
「吸血鬼ドラキュラ」
 女は言う。自らの立場を。
「貴方に全身の血を捧げた、貴方だけの奴隷」
 これが、ここにある男と女の関係だった。

     ●

 女の即答に対し、しかしドラキュラは眉をひそめた。
(妙だな)
 ドラキュラの脳裏に浮かぶのは、それまで眷属にしてきた元人間どもの様子だった。
 首に牙をたて、血を啜った者達は常に2通りの将来が約束されていた。即ち、乾涸びるか眷属になるか、である。
 この女は眷属にするつもりで血を吸い、事実眷属となった。
(しかし)
 こうした人形のような様子になったのは、未だかつてなかった事だ。
 これが女の体質によるものであればまだ良いのであるが、しかし今の毛を逆立てたドラキュラの心には、不愉快なイレギュラーとして、虫歯で塩を噛むような思いを滲ませる。
(……こんな所で油を売っている暇はないというのに)
 そもそもドラキュラは、どうして自分がこんな町中にいるのかが分からなかった。
 自分は狼男や子分達を引き連れ、地獄の名所である血の池地獄を巡って閻魔大王達と争っていた筈だ。だというのに、気がついた時にはこの街をふらついていた。
 最後に覚えているのは、どうしようもなく甘美な血の匂い。
「そう、あの匂いに誘われてしまったのだ」
 唐突に香ってきた匂いを嗅いだ時、ドラキュラはどうしようもなく身体が軽く感じた。目と鼻の奥がつぅんと痺れ、香り高い花畑の中にいるような感覚だったのだ。
(……欲しい)
 いまや僅かばかりにも感じない匂いを思い返し、ドラキュラは喉を鳴らした。

95オープニング ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:41:17 ID:TuRo3NJ20
(今まで嗅いだ事もない血の匂いだった)
 匂いだけであれほどの血は、一体どれほどの味なのだろうか。
 思うだけで、喉と言わず全身が枯渇するような思いにさせられた。血も涙もない、吸血鬼だというのに。
 じり、と砂を呑むような感情にドラキュラは踵を返した。
「さぁ行くぞ」
 大通りに歩を進めたドラキュラの後を、たった今吸血鬼にされた女が追随する。覇気もなく、しかし無駄のない動きで足音も僅かにした女の様子は、さながらドラキュラに取り付いた幽霊のようですらある。
 角を右手に曲がり、空から下がる闇色の天幕をかき分けて進む。
「あの血の持主は一体どういう人間なのだろうなぁ」
 舌舐めずりに唇の血は拭き取られ、口腔に潜って味覚を潤す。だがただの人間のそれに過ぎない血は、味も匂いも、やはりただの人間のものに過ぎなかった。
 あの血の味はこんなものではあるまい、そういう期待でドラキュラの胸はいっぱいになる。
「至高の味、なのだろうなぁ」
 目を瞼から剥き出したドラキュラの呟きは暗闇に投げられ、
「当然」
 驚くべき事に返答される事となった。
「やはり吸血鬼にとってディープブラットとは堪え難いものとして感じるのだな」
「!」
 夜の王者である吸血鬼の視力が、暗闇に続く道路で立ち尽くす白い影を捉えた。
 人間である。吸血鬼ほどではないが色白の肌は人種的なものだ。白いスーツで手首から足首まですっぽりと覆い、街灯の光を懸命に反射する革靴とオールバックの髪が目につく。切れ長の目つきに浅く笑んだ表情はこちらを挑発するかのようで、初対面のドラキュラに良い知れぬ苛立ちを抱かせた。
「憤慨、そんな顔をしているな」
 言葉は小石となり、沸騰するドラキュラの心理に波紋をたてる。
『宛然、まるで人間だな』
「貴様っ!」
 やはり挑発なのだろうか、嘲るような口調にドラキュラの鼻は汽笛となった。心中で沸き上がった蒸気が抜けるかのように、猛烈な勢いの鼻息に2つの穴が広がる。
「俺がお前と同列だというのか?」
「鬱然、それは困る」
 しかし男が返した言葉は、ドラキュラが考えている者とは異なっていた。
「吸血鬼が人間と同列では困る。私の願いが敵わないという事だからな」
「何?」
「間然、記憶においてそれが無い貴様等だからこそ、私は欲しているのだ。
「……貴様は一体何者だ」
 眉間に皺を刻んで顎を引き、僅かばかりに後ずさる。そうすると背後から眷属にした女が出てきて、剥き出しにした八重歯と爪を男に向けた。
 野獣のような敵意を受けて、しかし男に動じた風はない。
 更に深めて、口調さえも浮き足立てて答えるのだった。
「アウレオルス=イザード。人間の錬金術師だよ、ドラキュラ伯爵」
 アウレオルス、そして錬金術師。
 不死者として長い年月を生きるドラキュラにとってそれらの符合は、特に後者は馴染みあるものだった。
(かつて人間の間で流行った魔術だな。後に科学に下ったと聞いているが)
 前者の名前もその一環で聞いたことがある。確か高名な錬金術師の1人だったはずだ。
 西洋妖怪の1種として親交のある妖怪、悪魔。時として錬金術師達は彼等を召喚する事があり、知り合いの悪魔もそれに応じたことがある。彼が挙げた錬金術師の1人が、そういう名前だったはずだ。
(不老不死、の筈はないか)
 同名、あるいは高名な故人にあやかってそう名乗っているのだろう。人間らしいな、とドラキュラは嘲笑した。
 目の前に立つ男は卑小なのだ、その思いがドラキュラの態度を変えた。
「それで、自称アウレオルス君。貴様は何が目的だ? 先ほどの口ぶりからするに、我が眷属の調子を狂わせたのも貴様か?」
「顕然。私以外の誰にそれができる」
「……ほぅ」

96オープニング ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:42:04 ID:TuRo3NJ20
 あるいはドラキュラの態度に対する意趣返しだったのかもしれない。
「この俺にはできない、と?」
「純然。その通りだ」
 一際強烈な鼻息、それは瞬発で動くための排気だったのだ。
 突如として腕を振り抜いたドラキュラは、目前に立つ女の後頭部を鷲掴みにする。親指を耳の穴に、残る四本の指で頬と首筋を穿って頭蓋を確保、そして驚異的な腕力で女体を振り抜いた。
 今や女性は吸血鬼扱いすらされない。憤怒したドラキュラが咄嗟に使った、人体製の鞭だった。
「…………」
 遠心力と風圧で全身の関節が外れ、鞭のリーチが格段に伸びる。鷲掴みにされる痛みも、関節が外れる痛みも、感情を失った今の女性には悲鳴をあげるほどの事でもない。
「ゥガアアアアアアアァァァァァッ!!」
 それまでの立ち振る舞いをかなぐり捨て、野獣もかくやの雄叫びを響かせたのはドラキュラだった。震脚するように踏み出して振られた女体の鞭は、その脛辺りにアウレオルスの頭部を捉える。
「がふっ」
 個性の欠片もない悲鳴がアウレオルスの口から漏れ、背高の男を右から左へと轢き倒した。
 ドラキュラの手はもはや女の頭を掴んでいない。野球選手のラフプレーで振り抜いたバットをそのまま放り捨てるように、女もまた振り抜いたついでに放り捨てたのだ。女体は半ばブーメランのように飛んでいき、対向車線側のガードレールに背中から突っ込み、干された布団のように垂れ下がった。
 そして今、倒れつつあるアウレオルスの顔に迫るのは地面ではない。
 直上から迫る、ドラキュラが履いた靴の裏面だ。
 ぱぎゃ。
 生卵が砕け散るような音がしたのは、直後の事だった。
 次いで響いたのは、
「ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁ!」
 膝を抱えたドラキュラがどたどたと転げ回る音、そして悲鳴だった。
「ぐおおおおおおーーーー!!」
 マントを挟んで道路を転がるドラキュラの体位は、抱えられた膝を半ば掲げるような姿勢になっている。そうして中空に差し出されたドラキュラの膝は、しかし膝から下を失っていた。
 否違う。踏み抜かれてミンチになったアウレオルスの頭のように、ドラキュラの膝から先は、踏み潰された空き缶のように寸詰まりになっているのだ。足が入った靴が膝の直後に来ているのがその証拠である。
「な、なんだこれはぁっ!?」
 ドラキュラは脂汗の滲む顔を引き攣らせた。脛を垂直に圧縮されるなどというのは、長い年月を過ごしたドラキュラでさえも始めての体験なのだ。
 そして、
「愕然。そういう顔をしているな」
 たった今殺した男が、死体とは別の身体で目の前に現れるというのも。
「き、貴様!?」
 転げ回りつつも首を動かし、二つの目は頭を滲みに変えたアウレオルスの死体を見る。だがその向こうに、2人目のアウレオルスの靴やズボンの裾が見えるのも、また事実なのだった。
 さっきまでは心理的に見下していたドラキュラは、今や物理的に見下される立場になっている。
「兀然。お前は、否、“お前達”は地面や建物を破壊する事は出来ない。この街に入った時からお前達は“コインの裏側”にいるのだからな」
「コ、コイン?」
「画然。この市街地と出歩く人間の殆どは“表”、お前達吸血鬼と僅かばかりの人間は“裏”と区切っている。無意味な被害や組織からの追求があっては面倒だからな。異形の脚力を地面にぶつければ、そのまま自分の足に帰ってくるのは道理というもの』
「何を、言ってい、る……!」
「魔術だよドラキュラ伯爵。なんて事はない、日本語でいえば結界と言われる類の魔術だ」
 唾まで脂汗になったような気がして、ドラキュラは喉の内側に粘り気を感じる。
 目の前にいる男は、自分を見下ろすこの男は、自ら言ったようにこちらを越える力を持っているのだ。死んでも別の身体で蘇った様に、街一つを結界とやらで覆い尽くしてしまった様に。
 思い知るとともに生まれた思いが、ドラキュラの喉を無用に震わせる。
「我々に、何をさせようとしている」
『公然。それを果たすために」
 そこでアウレオルスは言葉を挟んだ。
「聴覚伝達。対象、当市街に在する吸血鬼と半吸血鬼」
 義務的な語句、それを告げた後のアウレオルスの声は、それまでと印象が異なっていた。

97オープニング ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:44:33 ID:TuRo3NJ20
「ーーこの街にいる全ての吸血鬼よ、聴くが良いーー」

 まるで洞の内に叫び声を放り込んだような、どこか反響する声色である。
 そして呼びかけられた対象が自分だけではない事に気付き、先にアウレオルスが挟んだ語句と合わせて、ドラキュラは一つの推測を得た。
(この街にいる全てにこの声が届けられているのか……!)
 ここまでの話で自分はアウレオルスに誘き出されたらしいという事は分かったが、どうやらそれは自分だけではなかったらしい。アウレオルスの口ぶりから察するに、相当な数の吸血鬼がこの街にいるようだ。

『ーー吸血鬼よ。貴様等には殺し合いをしてもらうーー』

「…………!」
 そして続けられた言葉、アウレオルスの思惑に、ドラキュラは息を飲む事になった。

『ーー愕然。貴様等を求め、遂に呼び寄せる手段を得た私だったが、しかしその結果には驚かされたーー』

『ーーまさか吸血鬼という種の中で、これほどまでに性質や能力の差があったとはな。これでは我が研究に最も役立つ吸血鬼が誰なのか、見当もつかないーー』

『ーー必然。だからこそ私は一つの魔術を参考にする事としたーー』

『ーー蟲毒、という日本の魔術である。本家は壷や箱の中に無数の蟲を閉じ込め、喰らい合って生き残った最後の1体を強靭なものとする呪術だそうだ。私は今回、結界によって閉じ込めた街の中で行う事にしたーー』

『ーー言わずもがな、そこで殺し合う蟲の代わりが、お前達吸血鬼だ。殺し合った末に生き残った吸血鬼は最も優秀な個体となり、私の研究に役立ってくれるだろうーー』

『ーーだが鞭だけではお前達は反抗か諦観に耽るばかりだろう。故に私は、最後まで生き残った生き残った最後の1人に対し、報酬を約束するーー』

『ーー秘術アルス=マグナ、我が言動によっていかなる因果も歪め、言うがままの事象を起こす錬金術の極みであるーー』

『ーー解放に願望の成就と至高の食料。これらの報酬を持って、私アウレオルス=イザードは貴様等吸血鬼に対して殺し合いをし、我が研究の礎になることを望むーー』
 そう言ってアウレオルスの気配が、声を届ける魔術を解いたのであろうか、それ以前の状態に戻った。僅かばかりに虚空を見上げていた顔をドラキュラの方へと下ろし、にやりと笑って、
「どうだろうか、ドラキュラ伯爵」
「ふざけるな」
 震えていた喉と精神を奮い立たせ、返答によって空気を律する。呼気によって断じられ、自ら言った言葉を聞くことによって、僅かなりとも覇気を取り戻す。
「何が願いを叶える、だ。私以外にも吸血鬼が何人もいるのか? 我々はお前への生贄か!?」
「当然。その通りだ」
「ふざけるな!」
 再びの律しは怒気を伴うもの、取り戻した精神力によってドラキュラは、吸血鬼としての能力を発動させた。
「クアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーーーーッ!!」
 歯茎を剥き出しにしたドラキュラの形相が変化する。

98オープニング ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:45:11 ID:TuRo3NJ20
 鼻は薄く広がり、オールバックに固められていた髪は節くれ立った剛毛となり、頬や顎と言わず顔全体から生えてくる。耳は毛の中に埋もれ、代わりに大きな木の葉のような耳が頭頂部から生えてきた。
 変化は頭に留まらない。胸や胴回りは膨張し、はち切れとんだ服の中からは分厚い胸板と剛毛が飛び出してきた。長かった足は貧弱に小さくなり、引き換えに腕は大きくなる。というより広がったと言うべきか、へし折れた肘から肋骨のように弧を描いた尖鋭の骨格が幾つも伸び、合間と合間を被膜で塞いだ。
 潰れていた足も今や元通りだ。変貌を終えた時、ドラキュラの姿は1匹の巨大なコウモリになっていた。
「キィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!」
 羽撃くのもそこそこに、獣と化したドラキュラの牙がアウレオルスに迫る。
 しかし対するアウレオルスの反応は淡白だ。再び針を取り出して首筋に刺し、夕がそのものといった風に唇を動かした。
「空気凝固。地点、アウレオルスとドラキュラの中間」
「!」
 ドラキュラが反応したのはアウレオルスが動いたからであり、また同時に、目に見えない壁に顔面からぶつかったからでもある。塀に煉瓦が打ちつけられたような音をたて、跳ね返ったドラキュラの顔から鼻血と前歯が飛び散った。
 顔面を強かに打ちつけたのもそこそこにして、今度は転倒によって後頭部を打ちつけたドラキュラ。そのがさがさと毛深い胸を、アウレオルスの革靴が踏みつけた。
「ギャウッ!」
「果然、やはりこうなったか。ダミーのように私を簡単に殺せるものと思ったのか?」
 首筋に刺した針を放り捨て、アウレオルスは三度懐に手を差し込んだ。
 取り出されたものはやはり針だったが、更に一つ、鉄輪の群も握られていた。旧世代の看守が持つ鍵束のように、或は錫杖の先端のように、1つの輪に数十の黒い輪が潜らされている。それらはわずかに揺らすたび、じゃらじゃらと音をたてて身を擦り合う。
「お前を最初の1人とし、他の者達への見せしめとしよう」
 それはなんだ、と問う間もなかった。
 針を首筋に刺したアウレオルスが一言、
「転移。対象首輪。我が手のうちより、結界内にいる全ての吸血鬼の首へ」
 そう言った途端に、黒い輪の群は消失したからだ。
 そしてまた、声を紡ぐ喉が締めつけられたからでもある。
「……!?」
 疑問符を叫んだドラキュラに異変が起きた。
 まるで映像を巻き戻すかのように、コウモリの姿から人間の姿に変わり始めたのだ。剛毛は抜け落ち、羽を形作る無数の骨格は萎んで消えた。どういう理屈かご丁寧に服装まで元通りだ。
(ど、どういう事だ!?)
 人間から獣への変貌は、またその逆も、全てはドラキュラの意思によって果たされるものだ。しかし今、唐突に首を締めつけられたと思った途端、ドラキュラは自らの意思によらず、姿をかえていた。
「首もとを触れてみると良い」
 見下ろしてくるアウレオルスの言う通りにするのも癪だったが、しかし理解不能を放置するのも恐ろしい。ドラキュラの白い指が喉に触れようとし、しかし冷たく固い感触に阻まれた。
「こ、これは」
 指に伝わる感覚は紛れもなく鉄のそれだ。まさか、という思いで首周りをなぞってみて、それがある一線で首を一周しているのだと理解した。
 ドラキュラは理解する。たった今姿を消した首輪の一つは、自分の首へと瞬間移動したのだ、と。
「どういう……!!」
 飼い犬扱いか、その思いにドラキュラは叫ぼうとした。
「…………ッ!?」
 しかしそれは、疑問符を付随する。
(ぬ、ぉ!?)
 首輪ゆえに感じた首の過重、それに似た感覚が全身に波及したのだ。違う、それは体感的には過重に似ていて、しかし客観的には異なるものである。
「間然。それを作るものだ」
「な、何?」
 未だドラキュラを踏みつけるアウレオルスの答えに、ドラキュラは耳を疑った。
「蟲毒は血で血を洗う怨嗟の末に完成する。ならば、圧倒的な戦力差による短期決着は意味がない。故に、その首輪でお前達の能力を制限した。……戦闘の中で、互いの憎み合いが起こせる程度に」
「な」
「当然」

99オープニング ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:46:02 ID:TuRo3NJ20
 文句を言おうとして、しかしそれはアウレオルスに遮られた。
 新たな針を首筋に埋め込んで告げられる言葉は、
「映像投影。本地点における事象を指定対象に見せよ。対象、本市街にいる全ての吸血鬼と半吸血鬼」
 告げられた直後、周囲の空間に無数の小さな穴が開いた。
 それは二対の穴の群である。さながら空間に穿たれた覗き穴といった風に、数十に渡る空間の間隙がドラキュラとアウレオルスを見つめている。視線を感じるのだ。これまで幾度となく見せられたアウレオルスの能力から察するに、この穴は、きっとこの街にいる吸血鬼達の視界に繋がっているのだ。
「ドラキュラ。お前にはその首輪が持つ機能を知らしめる、見せしめになってもらおう」
「……!!」
「お前達を誘き出したディープブラット。あれは日本語において気の効いた訳語が当てられている」
 それはな、続けるアウレオルスは腰を下ろした。胸を踏みつける足に一層の重量がかかり、ぐぇ、とカエルを潰したような息がドラキュラの喉から漏れる。
 そして人差し指で首輪に触れ、一言。
「“吸血鬼殺し”、と訳される。それを取り込んだものがどうなるか、知るが良い」
 直後、首輪は駆動した。
「むぐ!」
 ドラキュラの首筋に僅かな痛痒が撃ち込まれた。まるで蜂に刺されたようなだ、と思った直後、
「ぉ」
 喉の中に柱を突っ込まれたような声、それ以上の悲鳴を続けることは出来なかった。
 雄叫びをあげるように唇と喉が痙攣し、しかしそれは凝固し、崩れ去るからだ。続いて全身、肉体が灰色に変色し、乾燥し、砕け、風に流される。
 あとに残る物は、彼が着ていた衣服だけだった。
「ふむ」
 その様にアウレオルスは頷いた。足を上げれば踏みつけられていた粒子が解放され、先んじて流された粒子の後を追っていく。
「やはり主が死ぬと眷属も滅びるのか」
 アウレオルスが見たのはドラキュラが変じた分だけではない。道路の端、ガードレールに乗っかっていた筈の女もだ。しかし今しがた口にした様に、女の姿もなく、そこにはただ灰色の粒子があるだけだった。

【ドラキュラ@ゲゲゲの鬼太郎 死亡】

     ●

 それを男が見ていた。
 女も見ていた。
 老いも若いも関係なく、この街に知らずと集められた吸血鬼達は、一見ぼんやりと虚空を眺めているようで居て、しかしその実、アウレオルスによって繋げられた視界に意識を捕われている。
 別所に繋げられた視界で、アウレオルスがこちらを見る。
「……!!!」
 誰も彼もが息を飲む。そんな彼等に共通点は殆どなく、しかし僅かにある共通点は、決定的なものだ。
 長い牙と、人に生まれつかなかった身体。
 そしてアウレオルスによって転移した首輪。
 その全てが結界“裏”に取り込まれた吸血鬼だった。
『私が述べた通りだ』
 どうやら聴覚も影響化にあるらしい。まるで耳元で囁かれているような感覚で、耳朶をアウレオルスの声が打った。
『我が望みはお前達の殺し合い、それも戦いや騙し合いが行われた末に辛くも最後の1人に達する、そういう殺し合いだ。だが言った通り、勝ち残って我が研究の礎となるならば、我が秘術によっていかなる望みも成就させると約束しよう』
 次いで、
『これも受け取るが良い。転移。対象デイバック。我が手のうちより、この街にある吸血鬼へ」』
 繋げられた視界の中、アウレオルスは再び能力を発動させた。
 起きた事象は荷物の出現だ。吸血鬼達の目前に突如として小さなリュックが出現、軽い音をたてて足下へと落下した。
『私からの選別だ。中に数日分の食料や戦う上での雑貨品、そして戦いを激化させるための支給品を入れてある』
 つまり、
『戦闘力がない、などとは言わせない。その種族、その武器をもって殺し合ってもらう。もし24時間以内に誰1人死ななければ……全員一斉にドラキュラと同じ末路になってもらおう』
 そして画面の向こう、アウレオルスがたたずまいを改めた。
 足を揃え肘を揃え、胸に手を当てて頭を下げる。
 まるで真摯に願うように。
『それでは吸血鬼達よ、私と彼女のためにーー善き殺し合いを』
 ぶ。
 清廉な声を汚す鈍い音がして、視覚と聴覚の占拠は遮断された。

100 ◆WslPJpzlnU:2010/04/02(金) 20:49:17 ID:TuRo3NJ20
以上、終了。
以下、MAP。
ttp://ux.getuploader.com/WSLP/download/1/%E5%90%B8%E8%A1%80%E9%AC%BC%E3%83%AD%E3%83%AF%EF%BC%BF%E5%9C%B0%E4%B8%8AMAP.jpg
ttp://ux.getuploader.com/WSLP/download/2/%E5%90%B8%E8%A1%80%E9%AC%BC%E3%83%AD%E3%83%AF%EF%BC%BF%E5%9C%B0%E4%B8%8BMAP.jpg

所々適当ぶっこいてるところもありますが、おおよそこんなニュアンスでどうでしょう、的な。

101テストしたらば名無しさん:2010/04/03(土) 08:17:43 ID:CleHZr76O
主催は何のキャラ?

102テストしたらば名無しさん:2010/04/03(土) 11:38:52 ID:1lBh4d.E0
>>77で挙げてる【アウレオルス=イザード@とある魔術の禁書目録】なんだろーけど……
横からで悪いが、「吸血鬼がいる」と作中で語られているだけで
今のところ吸血鬼キャラが出ていなかったり、吸血鬼の設定が明らかになっていないらしい作品を主催に据えて大丈夫なん?

103テストしたらば名無しさん:2010/04/03(土) 19:06:00 ID:XO/MlFvg0
>>103
主催くらい別に大丈夫だと思うけどな。
ロワを開く理由があるようだからね。
俺は問題ないと思う。

104テストしたらば名無しさん:2010/04/03(土) 21:00:51 ID:CleHZr76O
主催作品から参加者として出せるキャラがいないってこと?
それはどうだろうか

105 ◆WslPJpzlnU:2010/04/04(日) 08:09:28 ID:eFz7pHN20
別に選ぶとすれば誰が主催に合いそうですかね?
自分がパッと思いついたのがコレだったのでコレで書きましたが……

106テストしたらば名無しさん:2010/04/05(月) 23:36:17 ID:xYg27YzE0
かと言われても代替案はなさそうだにゃー

これって前に語ってた『会場に名無しの一般人多数』のパターン?

107 ◆WslPJpzlnU:2010/04/06(火) 06:26:50 ID:PJ9vW2Ps0
肯定ですね。
一応明言はしていないので、駄目なら駄目で登場させなくても良い、ぐらいのつもりで書きました。徹頭徹尾無しなら書き直しますが

108テストしたらば名無しさん:2010/04/06(火) 10:41:02 ID:yewiACAI0
いくらでもいそうだけどな
ただ主催に選んだら、その作品から参加者出すこと確定になるんじゃ難しそうだ

109テストしたらば名無しさん:2010/04/06(火) 15:23:03 ID:ReRYrek20
主催者を知っている参加者がいない=主催者側の情報が得づらい?という意味では
対主催スタンスのキャラにとって脱出フラグを建てるのに不利な状況から開始になるかも
とりあえずオープニング案&MAP作成乙

110テストしたらば名無しさん:2010/04/06(火) 23:42:59 ID:aQCvActQ0
OP案乙、まあ序盤の展開が面倒かもしれんが、パロロワで主催陣営のキャラは話が進むほど
クロスオーバーするのはよくあることだし、主催との関連付けは後付け出来るんでない?
それで参加作品はどーする?

111テストしたらば名無しさん:2010/04/07(水) 10:47:33 ID:1vDwxHgwO
把握の問題じゃないの
主催だけで一作品分増えることになるわけじゃん
ただでさえ全ジャンルで把握キツくなりそうなんだから、ちょっとでも絞った方がいい

112テストしたらば名無しさん:2010/04/07(水) 15:33:59 ID:csLmgBzg0
確かに只でさえ書き手不足が目に見える現状で
キャラの把握だけでお腹一杯なんてのはアレだが

113 ◆WslPJpzlnU:2010/04/10(土) 06:36:51 ID:COG09H8Q0
だとしたら代案は誰だろうか?
吸血鬼に殺し合い仕掛けるような集団となると、他には「吸血鬼のおしごと」とか「ヘルシング」あたりが思いつくが……しかしそれで書くには、自分はそれらをそこまで把握していないのですが……

114テストしたらば名無しさん:2010/04/10(土) 21:20:29 ID:iVkkAFwk0
代案が出ないようだったら、別にこのままでもいいと思いますよ。
把握の手間と言っても一作品だけですし、代案出ずに潰れるよりまし。

参加作品は、WslPJpzlnU氏、したらばを用意してくれた人、wikiを用意してくれた人が2・3作品づつ挙げて
残りの枠を投票でいいと思います考えなのですが。
理由は、このロワを動かそうとする書き手の知らない作品ばかりで、中々進まないという事態を避け、
最低限把握の手間を減らそうと言う考えなのですが、いかがでしょうか。

115テストしたらば名無しさん:2010/04/11(日) 00:50:01 ID:UHwN9KSI0
代案か
メインキャラに吸血鬼がいる作品で、ロワ開けそうな奴
パッと思いつくのは、GS美神のアシュタロスとか、怪物くんのデーモンとかかな
吸血鬼がメインじゃなくてもいいなら、DBとかぬ〜べ〜とかうしとらとかあるんだけど

116 ◆WslPJpzlnU:2010/04/11(日) 05:29:28 ID:.Ng2fBHQ0
ああそうか、対吸血鬼系であることは望ましいけど、広義には退魔系の奴でもいいのか。
または裏をかいて同じ吸血鬼とかでもいいかもな。「我々以外の吸血鬼はいらん〜」とか「種族全体の主導権を握りたい〜」みたいな感じで。
洋画(というかアメコミ)の「ブレイド」に出てくる吸血鬼組織みたいな感じの。

117テストしたらば名無しさん:2010/04/13(火) 23:16:35 ID:GM0XpyHs0
吸血鬼が居て平行世界設定もある……学校を出ようとか?

118テストしたらば名無しさん:2010/04/16(金) 22:18:26 ID:E1bGtf1Q0
パッと思いつく作品が出てこないな>吸血鬼&平行世界設定
……いっその事、ココは存続中のものも含めて二度の主催者としてロワの開催実績がある大御所にして
吸血鬼との噂を持つ荒木飛呂彦先生に平行世界を渡るスタンドを発動して貰ったらどうだろーか?

119テストしたらば名無しさん:2010/04/17(土) 01:21:38 ID:kLjAgPnM0
ダレンシャンならロワ開きそう、かつ時間移動できる奴いるけど
把握率低そうだしなぁ

120テストしたらば名無しさん:2010/04/18(日) 18:35:43 ID:nKmCWmoU0
悪魔城ドラキュラジャッジメントのアイオーンも同じような感じだな。
把握率が低そうという点も。
ttp://www.famitsu.com/sp/090105_judgement/

・メーカーが設定を整理した時に「正史」から外された作品からも参戦。
・後に夫婦となる男女が、出会う前と出会った後から別々に参戦。

原作でロワに近いことやってるだけに、設定面では文句なしなんだがな。

121テストしたらば名無しさん:2010/04/28(水) 22:00:10 ID:U50scx660
ふむ

122テストしたらば名無しさん:2010/05/02(日) 21:16:35 ID:xOC1UEgI0


123テストしたらば名無しさん:2010/05/06(木) 17:49:38 ID:CJb1ajvc0


124テストしたらば名無しさん:2010/05/12(水) 20:12:08 ID:5flHsO2c0


125テストしたらば名無しさん:2010/05/20(木) 21:56:13 ID:zxHlBNno0


126テストしたらば名無しさん:2010/07/26(月) 17:09:24 ID:80N68gQYO
いっそ鬼キャラロワにしちゃったらどうか

127テストしたらば名無しさん:2010/11/22(月) 23:31:25 ID:ZpMUQyTw0
手違いで参加していた究極生命体カーズが全ての吸血鬼を捕食した。


【カーズ@ジョジョの奇妙な冒険 優勝】
吸血鬼ロワ 完

128テストしたらば名無しさん:2015/05/17(日) 11:35:33 ID:Pkb1D2Rc0
良い知れぬ苛立ちを抱かせた。

「言い知れぬ」だろ ばかか。

129テストしたらば名無しさん:2016/04/13(水) 09:16:58 ID:T0877G6.0
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130テストしたらば名無しさん:2016/04/23(土) 01:22:01 ID:IvLnaA6M0
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131テストしたらば名無しさん:2016/04/29(金) 03:25:47 ID:WWqVUhJg0
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