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代理投下スレ
213
:
屋上に行こうぜ……久々にry 10
:2012/10/31(水) 23:48:16
「でも、筋を通した結果不良ってレッテル貼られたり、人間関係やしがらみで仕方なくやってる奴等だっている。
俺が付き合ってるのは基本そういう奴等で、今日姉貴がぶっ飛ばした奴らは単なる半端者だと思ってくれ」
「はい、それは何となく分かります」
「……そっか。
でも正直、俺には不良になりたいなんて軽く言ってる姉貴はそいつらと大差がないようにしか見えねえんだ」
「…………っ」
「周りから認めてもらえている、評判もいい、家族もいて生活も不自由ではない。
そんな姉貴が不良に成りたいなんてのは、俺が言った奴等全員馬鹿にしてるようなもんだ。
さっきいった仕方なく不良って言われてる奴等の殆どは、金が無かったり親に虐待されたり……
なりたくてなった奴なんて俺の知ってる奴等には殆どいねぇ」
「………」
エイリークは弟の言葉を噛み締め、そしてその重みに打ちのめされていた。
そして自らの愚かさのあまり、今日の自分の行い全てを消してしまいたくなる。
(変えるべきは、社会等ではなく……)
俯いて黙り込んでしまったエイリークを気遣う様子を見せながらヘクトルが話し続ける。
「……偉そうに説教垂れたけどさ、要は姉貴が周りから認められてるってのはすげえことなんだって自覚して欲しいんだ。
運とか才能だけじゃなくて、間違いなく姉貴の努力もかなり入ってるし、俺もすげえ、自慢の姉貴だって思ってる。
不良仲間にもお前の姉貴兄貴すごいな、なってよく言われるんだぜ。俺も出来ればああなりたかったってな」
初めて聞いた話だった。
気恥かしくて先程以上にこの場から消えてしまいたくなる。
自分は、決してそんな大それた人物ではないというのに。
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