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架空戦記系ネタの書き込み その113

1 名無しさん :2019/10/14(月) 19:08:56 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
このスレは単発ネタも含める関係上、スレタイトルを『中編以上のネタの書き込み【架空戦記版】』から改名いたしました。
そのため単発ネタもOKとなりました。
ですので、単発・連載・嘘予告等を問わす、ミリタリー分多めのネタは、こちらに書き込んでください。
※例:史実準拠の歴史を歩む世界への転生・介入等

憂鬱世界内でのネタ、漫画・アニメ・ファンタジー等の別世界への転生・介入等は、『ネタの書きこみ』へどうぞ。
そこから同一のネタを題材とした投稿が(個人、複数人問わず)連続する場合は『中編以上のネタの書き込み』へどうぞ。

日本大陸に関するネタは『日本大陸を考察・ネタスレ』へどうぞ。
青の軌跡やガンダム関係に関しては『【青の軌跡】ガンダム総合スレ【憂鬱ガンダム】』へどうぞ。
コードギアスと憂鬱とのクロスは『提督たちの憂鬱×コードギアス ネタSSスレ』へどうぞ。

その他個別ネタスレがあるジャンルは、個別ジャンルのネタスレへどうぞ。

ネタ内容に関係のない雑談・議論、現代の事件・政治等に関する話題は『雑談スレ』にお願いいたします。


投稿にあたってはマナーを守り、常識の範囲内でお願いいたします。
二次創作にあたってはルールのあるものもありますので(例:らいとすたっふルール2004等)そちらも参照ください。
※ 投稿にあたっては下記注意事項をよく読み、それに則りお願いする次第です。

デン氏作成「中編以上のネタの書き込み用 規則12条 -   Ver1.03」更新2015年10月30日

――このスレには注意すべき事や規則があります。以下の文をお読みになり承諾できる方のみお読み・書き込みしてください。

1.ここは中編以上のネタ用スレなので様々な話が長期に渡って飛び交う可能性があります。場合によっては個人的に好きな内容や嫌いな内容が出る事がありますので、それらを覚悟した上でお読み・書き込みをしてください。
2.ここは中編以上のネタ用スレなので「少々の議論」はともかく、「本格的過ぎる議論」や「相手の価値観を潰す議論」は絶対にしないでください。
  以前それが原因で話が失速や潰れたりしています。冷静かつ楽しく書き込みを行って下さい。
3.ここでの話題はネタスレで中編以上のネタスレへの移行が推奨された話題のみです。それ以外の話題についてはネタスレに書き込むようお願いいたします。
4.「不適切発言」や「暴言」、「高圧的な発言」はしないでください。
5.ネタSSを投稿する際は出来るだけ、前持って投稿宣言をして下さい。いきなりですと動揺や迷惑、SSの分断の元になる可能性がありますのでご協力をお願い致します。
6.ネタSSは原則何でもご自由ですが「生々し過ぎる・性的・残酷すぎる」SSは禁止です。それらを守れれば「自重しないSS」はOkです。後は七つ目を読み、警告を入れましょう。
7.ネタSSが人を選ぶ様な場合はSSの最初に警告で目立つ様に表示してください。
  また、ウィキに搭載しても良い場合は警告の時に一緒に供述してください。またこのSSに限り何か禁止、許可したい場合なども警告に一緒に供述してください。
8.他作者の二次創作関連の話は慎重に取り扱いましょう。荒れる可能性が高く、他作者のファンの皆様の機嫌を損なう可能性があります。十分気をつけましょう。
9.産業作品や他作者の二次創作関連も含め、批評などは「きちんとした理由」なしに書き込まないようにしましょう。
  元々二次創作などは炎上しやすく、些細な事でここの掲示板に多大な迷惑をかける可能性が高いです。そこら辺もよく考えた上で書き込みましょう。
10.新規SSを投稿する際には議論の混乱を避けるため2015年時点で最も議論されている戦後夢幻会世界か、そうではない全く別の作品かを明記しましょう。
11.戦後夢幻会世界についての新規SSを投稿なさる際には議論の混乱を避けるためにひゅうが様・yukikaze様のルートがベースか否か、又はお二方とは異なるルートかを明記しましょう。
12.みんなで仲良く話しましょう。

前スレ その112 > ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1569933728/

359 名無しさん :2019/10/30(水) 01:13:59 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
>>356
内乱&敗戦からジェットスタートじゃなくて、最初から素直に手を組んで対外に抵抗してくれよw

360 トゥ!ヘァ! :2019/10/30(水) 01:15:29 HOST:FLH1Agm229.kng.mesh.ad.jp
その手の連中はいざ滅びる寸前にならないと呉越同舟も出来ないってノッブが言ってた。

361 名無しさん :2019/10/30(水) 01:16:48 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
まあ実際余力程度でこっちに対抗できそうな奴らとか弱ってる間に八つ裂き不可避よね

362 名無しさん :2019/10/30(水) 01:19:08 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
>>359
そのやる夫の話で先に悪魔系を表の戦争に関わらせないという不文律破ったのが日本だったからね…
おまけにもはやこれ以上悪魔使って戦争継続したらアカンとライドウが米軍とメシア教に協力するレベルで暴走してましたし
そういう事でブチギレた連合軍にサマナーや異能者を実質管理状態にされて、納得できないのは死ぬか地下に潜るっつーね…

363 名無しさん :2019/10/30(水) 01:24:54 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
>>362
何時復讐戦挑んでくるかもしれない存在生かしてる辺り
取り込めたらと思いがちらつくレベルで戦力としては高いんだな

364 名無しさん :2019/10/30(水) 01:31:42 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
>>363
アメリカの物資でライフライン握った上に、内乱時にある程度禊ぎはしたと
アメリカ政府が判断したから生き残れた感じ
後手柄を上げまくったけど、目の届きにくい日本でメシア教に好き勝手されちゃ困るって言う政治的判断も込みだったな
まあメシア教に降伏したヤタガラスなどを実質帰依に近い状況にした辺り信用の差が伺えますが

365 名無しさん :2019/10/30(水) 01:32:39 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
狂乱の神都「東京」か
これが21世紀まで続くのか、月刊レベルで世界の危機が起こってそうw

366 名無しさん :2019/10/30(水) 01:36:27 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
加賀氏世界だと復活前に神格を確保していこうとするアメリカ政府と日本と世界が揉めそうだ
素戔嗚神の実績見た後だと武御雷とか各国喉から手が出るほど欲しい神格だろ

367 加賀 :2019/10/30(水) 12:44:46 HOST:softbank126163111207.bbtec.net
(真・女神転生はやった事ないので分からないですね……)

368 名無しさん :2019/10/30(水) 20:13:29 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
いや、勝手に妄想してただけなんで、
こちらこそすいません

369 トゥ!ヘァ! :2019/10/30(水) 20:49:03 HOST:FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp
すいません(汗

370 名無しさん :2019/10/30(水) 20:58:39 HOST:opt-115-30-204-189.client.pikara.ne.jp
(聞こえますか。聞こえますか。瑞雲を生贄に捧げるのですよ)

371 蓬莱人形 :2019/10/30(水) 21:39:14 HOST:bai859b6c94.bai.ne.jp
わたしは マシン ズイウン
こんごとも よろしく・・・

372 名無しさん :2019/10/30(水) 22:50:19 HOST:210-194-52-243.rev.home.ne.jp
>>356
なんて奴?すごく気になる

373 名無しさん :2019/10/31(木) 14:53:33 HOST:p741202-ipbf605yosida.nagano.ocn.ne.jp
>>372
真・女神転生 東京大震災2・0・1・X かな?
本編以外にもIFルートもあるよ。

374 ham ◆sneo5SWWRw :2019/10/31(木) 19:46:45 HOST:sp1-72-9-244.msc.spmode.ne.jp
>>371
蓬莱人形さんは瑞雲だったのか・・・

375 加賀 :2019/10/31(木) 21:27:05 HOST:softbank126163119079.bbtec.net
つまり朝鮮戦争の時に瑞雲を米海軍が一時的に採用してフレッチャーが瑞雲に乗りながら意気揚々と仁川上陸作戦の時に『トラ・トラ・トラ』を発信するんですね分かります(グルグル目

376 名無しさん :2019/11/02(土) 00:33:27 HOST:210-194-52-243.rev.home.ne.jp
瑞雲がMIG-15叩き落す展開…無理かな?

377 トゥ!ヘァ!スマホ :2019/11/02(土) 00:37:57 HOST:FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp
流石に性能差が…

378 名無しさん :2019/11/02(土) 00:41:59 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
盛大な犠牲の果てや天使のいたずら、悪魔の善意のレベルの偶然があればまだワンチャンありそうな時代ではありますけどね…

379 名無しさん :2019/11/02(土) 00:46:57 HOST:p358010-ipngn2301imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
スピン時にワンチャン…無理かw

380 トゥ!ヘァ!スマホ :2019/11/02(土) 00:47:41 HOST:FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp
普通に戦ったらヒット&アウェイされて終わりでしょうしなぁ。

381 蓬莱人形 :2019/11/02(土) 00:57:20 HOST:bai859b6c94.bai.ne.jp
低空で蛇行してれば相手が操縦ミスしてマニューバーキル(正当な撃墜戦果扱いになります)の可能性が多少は?

382 名無しさん :2019/11/02(土) 00:59:02 HOST:p2503252-ipngn200808osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
一番の問題点として瑞雲で迎撃する機会が来るのか?と言うのが
スクランブルに向く機体でもないですし

383 名無しさん :2019/11/02(土) 01:01:53 HOST:210-194-52-243.rev.home.ne.jp
たまたま偵察もしくは対潜哨戒にあたっていた…とか?

384 名無しさん :2019/11/02(土) 05:23:27 HOST:opt-115-30-204-189.client.pikara.ne.jp
速度差が大きいから、相手がつんのめって、それを20mmで落とせるかもしれない

385 名無しさん :2019/11/02(土) 17:05:25 HOST:p601132-ipngn13401marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
紺碧にでてくる水上ジェット機、あれが瑞雲なんだろ!((@_@))

386 名無しさん :2019/11/04(月) 08:55:52 HOST:dw49-106-174-1.m-zone.jp
何でポトマック講話条約なんだろうかと思ったが、サンフランシスコ講話会議でスペイン語やフランス語等の原文をすらすら読める夢幻会系の人員がいたら席蹴って帰るぞになったんだろうな

387 名無しさん :2019/11/04(月) 22:30:42 HOST:210-194-52-243.rev.home.ne.jp
瑞雲が落とした敵航空機リストがすごいことになりそう

388 名無しさん :2019/11/05(火) 01:25:12 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
以前やってた、全世界火山噴火でWW2が遅れに遅れた世界線の続きの第3弾を今更投下してみる

たぶん次回があればその時にWW2発生


 1946年11月。『白の場合』作戦実施。
目標、ダンツィヒ並びにポーランド回廊の占領、並びにベルリン東部地域の奪還。
最終目標、ワルシャワ。
達成するべき最低条件、ベルリン東部地域の奪還並びに旧プロイセン領土の死守。
作戦期間は40日間。総統、並びに優良アーリア人種たるドイツ国民は各員の奮戦奮闘を大いに期待し神のご加護を祈る。

狂犬ポーランド復活以来、ソ連が関わる紛争にあれやこれやと義勇軍で首を突っ込んだ結果、
3号なる戦車では力不足であると判断したドイツ国防軍が作った『質』の凶悪戦車、米国由来の列国兵器一覧の暗号名ティーガー2。
いわゆるケーニッヒス・ティーガー、6号戦車。
数に劣る義勇軍は本国がどれだけ外交的に無理をしても、物量で敵を上回る事が出来ず、それに対してドイツ軍が
選んだ答えは、戦車の質の強化。さすがに重戦車クラスともなれば、本国防衛のためであって、他国に出すモノではないが
戦車の質強化という方向性が生んだ本国防衛の決戦兵器の一つだ。

戦車兵のドイツ人は祖国が作り出した傑作兵器として、6号は彼自身の誇りとなっていた。
しかし、そんな彼としても、あれには勝てない。
PZL-P.50ヤストレザブ攻撃型。
そして、ホーカーハリケーンライセンス生産地上攻撃改造型。
ドイツが戦車に力を入れてる事はとっくにポーランド軍に知れ渡っており、それに対するポーランドの答えは砲兵戦力の強化であった。
が、すぐに問題に躓く。狂犬ポーランドにはカネが無い。大砲は金がかかる。以上。
が、ポーランドはすぐに代わりを思いつく。そうだ攻撃機を強化しよう。いっそ全機攻撃機に変えてしまおう。
こうして、ポーランドの航空戦力総戦闘爆撃機化計画が始まった。

「卑怯者め! おりて戦え!」
車長の怒鳴り声に操縦士は思わず頷く。だが、直後眼前に燃えさかる炎と衝撃波が車両を襲った。

各所で痛い目を見ている報告は続くが、全体としてドイツ軍の想定道理に戦場は進んでいた。如何にポーランドの航空戦力がやたら
でかかろうが、なら、敵の滑走路やバンカーを優先して破壊してしまえばいい。
可能なら燃料備蓄基地を破壊、もしくは占領してしまえばいい。ポーランドに結局大油田の類いが無い以上、航空燃料は
多くが輸入品である。
こうした、ドイツ空軍による航空撃滅戦の実施により、一気に戦局は傾いた。
とはいえ、ポーランド軍もただでやられるつもりはないし、そのポーランドには彼らがいる。
ソ連との戦いにおいて、ドイツが共倒れ狙って、押しつけるようにポーランドに送り込んだ、最恐のフライコール、コンスルが。
ナチス最恐の敵、コンスルが――――

389 名無しさん :2019/11/05(火) 01:25:45 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

「――よって、ドイツが最終的な勝利を収めるのはもはや目に見えていると判断する」
エリーゼ宮に集まる面々はドイツの足を引っ張る為にポーランドへの義勇軍の出兵の是非について話し合い、まもなく出兵するで
結論が付きそうだった。
アルベール・サロー首相によるアルベール政権はいわゆる『政治的には左派、社会的には右派』という自身が属する政党らしい
政権であった。中道政権としてしっかりとしたバランス感覚で運営しているその政権手腕が無ければ今頃、フランスは黒シャツか
或いは赤旗が翻る事になっていただろう。
だが、だからといって常に物事がうまくいっているわけでは無い。今年6年目になる政権だが、そもそも暗黒時代(物理)は
その前から続いている。その頃は荒れに荒れており、ド・ゴール将軍なる人物がクーデターを企んでいるとの噂も飛び出したほどだ。
本人がわざわざ議会で無理矢理演説を初め、その噂を否定したが、これで議会の嫌われ者ド・ゴール伝説の始まりである。
また、いくらアルベール・サローの政治手腕が優れていろうと、物理的資源の問題は解決出来ない。
発想や、やる気だけで資源問題が解決するのなら、人間は資源を巡って戦争などしない。
そして、食料もまた立派な資源なのだ。彼の政権の安定感の一つが彼が推し進めている北アフリカ植民地への大規模投資事業だ。
フランスの植民地経営には一つの悪癖が存在する。
フランスは植民地経営において『同化』を重要視する。
それ故に積極的に学校や病院を作りたがるのだ。問題は、ソレばかりに熱中してろくに交通インフラや上下水道と言ったインフラには
一切投資しないという点である。
こんな歴史学のお話がある。緑の革命以前の世界は、いかなる時代地域であろうと、多少小細工をしようが、世界全体の
生産総量として、食料生産量はローマ時代から一切変わっていないと言う話だ。
にもかかわらず時代が進むにつれて餓死者などが減っているのは食料生産量が増えたのでは無く、保存技術や物流の改善による物である
と言う話である。
つまり、フランス植民地経営はこういう結果をもたらす。クソ忙しいときに子供たちという労働力を学校とやらに奪われ、
ありがたいことに病気は治療してくれるが、そのせいでかつてであれば死んだであろう人が生きてる事で全体の負担が増える。
死ぬべき人が生きているわけでソレは素直にありがたいが、だからといってすべてが問答無用でハッピーエンドを迎える訳では無い。
そして物流が改善していないと言う事は交通インフラもまともになっている訳では無いので、働ける場所を探して故郷の街や村を出ることは出来ず
ただ、人口だけが増え、餓死者も増える。そして、学校に子供という人手は人質の如く捕られる。つまりは――

――善意と不思慮の地獄である。

390 名無しさん :2019/11/05(火) 01:26:35 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

アルベール・サロー政権は史実でもインドシナ半島植民地経営にあれこれと口出ししてた事がある政権だ。
そして、この世界線において、食料の重要性を痛感しているが故に、珍しく北アフリカにおいて、フランスは積極的に物流の改善、
交通インフラの大整備に投資しまくっている。そうしないとフランス国民が飢えてしまいかねないから。
が、そのせいで今北アフリカ植民地は一触即発の自体を招いている。
イギリス、フランス、イタリアの三国志になっているのだ。北アフリカの穀倉地帯を巡って。現地人には溜まったモノじゃ無いだろう。

「正直な話として、マジノ線のコストは馬鹿にならない。アレを多少でも削減して北アフリカ防衛、及び地中海の我が国船舶を守らねばならん。
昨今は海賊とやらが出没してて、困ると言わざる得ない」
「本島に海賊かね? たまに魚雷攻撃では? と思われる沈没船も出てくるが……」  「今現在は海賊としかいえん。どこぞの連中の仕業だろうがね」
「と考えれば、出来ればドイツには今回の件で潰れて欲しいと言うのが本音だが……」  「ポーランドでは弱すぎるか……」
ふと彼らは世界地図を見る。ポーランドでは弱すぎる。かといって自分たちは行きたくない。なら……

「……ロシア、ソビエト連邦。彼らがぶつかってくれれば最良の結果か……」

同年、同日、モスクワにて
「ポーランドは持たないな……」  「ですねぇ……」
その会議室には多くの人間たちが集まっていた。だが、自然、発言者はたった2人になっていく。

一方は党内人事権を掌握し、秘密警察を使い権力の座を駆け上がる1人の書記長。
一方は軍部をその戦歴によって掌握し、イデオロギーの使徒、外務人民委員。
本来であれば一方が敗退し一方が国家を掌握するハズだったが、現実は違う。
世界的な暗黒時代(物理)を前に、如何にソ連といえど、農民を史実の如く使い潰す訳にはいかなかったのだ。
というか、軍部には生きるためにその手の元人間が加わっている。イデオロギーの使徒はこの暗黒時代において
最高峰の希望の光でも有った。故に、生き残っている。怖い面構えの兵隊が後ろにいるが故に。
さすがに問題であるとして、党から孤立気味であり、かつ赤軍を歴とした軍事機構に変えるべく粛正の嵐が今もなお
吹き荒れているが、にしても、軍閥化した、トロツキー派は粛正の嵐の静かに生き延びていた。
とはいえ、トロツキーもその戦歴から、赤軍の問題も一応理屈としては理解しているので、最低限ではあるが
その粛正に協力しており、そして、スターリンの秘密警察の不法な行いを摘発する事をやっているので
困った事に赤軍の近代化は一応進んでいるのである。一応の範囲内だが。

「正直な所、ポーランドとドイツには是非とも共倒れして欲しい」  「……人心は乱れ、人々は救いを求めるだろう。革命という救いを」
ソ連という一つの国家として、最良のシナリオを口にするスターリンと、それに対して、イデオロギーの使徒として答えるトロツキー。
本来のかみ合わないはずの会話がかみ合う。

「ならば我らがやることはただ一つだな」  「……輸出ですな。世界革命に向けて革命の強う意思を」
「「フランスとイタリアに」」
ポーランドでは弱すぎる。だが、ドイツの背中を刺せる強い奴がいれば話は別だ。それは連中しかいない。

「……どうやって連中を?」  「地中海を荒らしましょう」
「……トルコが邪魔だな」  「……ケマル……。早まった手は無理ですな。なら……」
「「中東経由でアメリカとイギリスを刺激しますか」」
彼らが、目を付けたのはサウジアラビア、そしてクウェート。

391 名無しさん :2019/11/05(火) 01:29:31 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
以上で終了です。たぶんですけどバナナベルトに位置する穀倉地帯は噴火火山のお膝元でも無い限りは
たぶんなんだかんだで元気な穀倉地帯かと思われた結果

北アフリカの重要性がすっごい上がっちゃいました。フランスイギリスイタリア三国志になるくらいには

392 ham ◆sneo5SWWRw :2019/11/05(火) 12:20:07 HOST:FL1-122-130-251-194.kng.mesh.ad.jp
乙です。

393 New :2019/11/05(火) 12:29:34 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。ポーランドは独ソに囲まれてるとはいえ思い切った航空運用するな

394 名無しさん :2019/11/05(火) 16:39:30 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
乙です。
PZL50がちゃんと活躍してる!
サロー政権がまさかの長期化とは…正直、フランスが義勇軍送ってもティーガーに踏みつぶされそう。
最後のクウェートはイラクでも炊きつけるのかな?

395 トゥ!ヘァ! :2019/11/05(火) 19:24:24 HOST:FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp
乙です

ポーランドではやっぱりドイツに勝てなかったよ…

それはそれとしてトロツキーが未だに生きて権威を持っているソ連とかろくなことしなさそうなのがw

396 名無しさん :2019/11/06(水) 00:47:52 HOST:p358010-ipngn2301imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
乙でした
つい、hoi4の逆ピッケルかなと思ってしまったw

397 名無しさん :2019/11/07(木) 09:23:59 HOST:KD124215180046.ppp-bb.dion.ne.jp
遅らせばながら乙です
史実の防御戦闘主流なら有用だが攻勢任務にはインフラブレーカーのティーガーⅡは一寸と
ここは浪漫装備のパンターⅡ乃至はFの88ミリステレオ測距器の方が(大サトー脳)

398 ham ◆sneo5SWWRw :2019/11/11(月) 17:07:19 HOST:sp1-75-228-118.msc.spmode.ne.jp
>>385
春嵐だよ。

399 ham ◆sneo5SWWRw :2019/11/11(月) 19:03:35 HOST:sp1-75-228-118.msc.spmode.ne.jp
>>396
逆ピッケルって、なんぞ?

400 弥次郎 :2019/11/11(月) 19:06:15 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
>>399
史実だとピッケルで殴り殺されたトロツキーですが、そこから転じてHOIで「トロツキーが暗殺者からピッケルを奪って逆襲し、
史実と異なり生存する」ということっぽいですね。

401 ham ◆sneo5SWWRw :2019/11/11(月) 19:27:34 HOST:sp1-75-228-118.msc.spmode.ne.jp
>>400
ありがとうございます。

402 名無しさん :2019/11/12(火) 00:59:34 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp
遅れました。第4弾です。色々と詰め込んでいたらさすがに長くなりすぎたので
ぶった切ることにしました。そしたらこんな感じになりました。

しばらくは、皆様の想像にお任せして、戦争を始めますね! そして、第4弾まで続いちゃった訳で
最低でも第5弾まではやりますね


 ―― 1946年12月 ――
 高慢なる小王国、クウェートを表す適当な単語と言えばきっとそんな感じだろう。
中東、ペルシャ湾(アラビア湾とも)に面した小さな国……というより都市国家と言って良いこの国の歴史は
21世紀から見ればここ約150年程度でしかない。
元々ここには、小さな漁村があった。そこにアラビア半島方面から3つの敗残兵的勢力が流れてきた。
交易部族としてそれなりに儲けていた3つの遊牧民系部族が競争や闘争に敗北し、財産をありったけ積み込んで
この辺に逃げてきたのだ。そして、彼らは小さな漁村の立地環境に目を付ける。
その地政学的立地がもたらす経済的恩恵をすぐさま把握した彼らはその地に定住した。
そして、3つの部族による自治を滞りなく行うために、一種の『議会』のようなモノを作り
何時しか、その議会の中で一番有力な氏族を3部族の連立政権としての国王、すなわち都市国家クウェートの統治者として
1人の国王を頂く国となった。
最も、その後の歴史の推移から最終的に議会は自然消滅し、一時絶対王政となったが。

でだ、この有様を後にイラクと呼ばれる国家になる、バグダットの権力者たちから見ればどういう状況か?
辺境の吹けば飛ぶような漁村にある日、ヨソ者が現れ、最後には勝手に独立国だーなどと抜かしている。
つまりは、侵略である。吹けば飛ぶような小さな辺境の漁村であるが故にそれまで注目されていなかっただけで
彼らからすれば、一応は立派な領土なので有る。それを勝手にヨソ者が占領して『王』とやらを排出している。

許せんよなあ? 侵略者風情を調子に乗らせるなんて……。なお、ソレまでの管理責任はポイッ。
最もクウェート側もそれを承知しているので対策はぬかりない。オスマン帝国に即臣従、バグダットの領土では無いが、
オスマン帝国の一部であると言う今までの流れを死守。さらには、直接的な武力として、大英帝国に目を付け
すかさず、大英帝国にも臣従。こうして翻るユニオンフラッグとオスマン帝国の行政文書によって守られたクウェートに
バグダットの権力者といえども簡単には手を出せなくなった。
状況が変化したのはドイツのお騒がせ坊や事、ヴィルヘルム2世がベルリン、イスタンブール、バグダットを結ぶ大鉄道をつくろう!
と、思いつきで行動した3B政策だ。
コレによりイラクシリア方面で様々な部族が鉄道の利益・利権に預かろうと群雄割拠の戦国時代になったことがある。
クウェート王国もこのビッグウェーブに乗ることにした。目指せ大クウェート帝国の建設!
そして、クウェートにはこの野望を実現させる大きな切り札があった! 故にいけるぅ!!

と、暴走した挙げ句、この野望を抱いた第1の人物である2代目クウェート国王は平時の内政においては名君であったが
乱世においてはただの凡君でしか無かった事を示すかのように総崩れ。

403 名無しさん :2019/11/12(火) 01:00:20 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

挙げ句の果てにクウェート本国に向けて、準備万全のバグダット軍が進撃を開始すると言う有様を招く。
ちなみに、この危機を助けたのが、切り札であり、切り札はその直後にクウェートの制御から完全に離れた。
切り札とは人物であり、名前をイブン・サウードって言うんですけど。

ちなみに、サウジアラビア王国初代国王の名前もイブン・サウードである。…………あっ(察し
ネタバレをすると、アラビア半島での戦いに敗れた名門サウード一族の幼い王子はクウェートに保護され
息子同然に育てられた。その時に備えて、切り札として。そしてその際、少数精鋭の王子専用の軍隊ですら
クウェートは編成してあげたのである。で、平時内政の名君にして、乱世の凡君である2代目クウェート国王を
最後には見限り、行きがけの駄賃とばかりに、ソレまでの恩を返すべく、200にも満たない騎兵だけでクウェートに迫り来る
バグダットの軍を撤退に追い込むと、そのまま二度とクウェートには戻らずアラビア半島へと旅だった。
そして、サウジアラビアを建国する事になる。言っておくが、この話は全部史実である。

故に、クウェートとサウジアラビアには、特殊な関係がある。何時途切れるかは分からない縁だが、切れない限りは
お互いの王族同士の話し合いですべてを決める事が出来るような縁が。

「まもなく湾岸が荒れますぞ……」
クウェートからの特使の言葉にサウジアラビアの国王はただ一言だけ、「そうか」と返したと言う。
とはいえ、それだけでサウード王家の皆が疑心暗鬼となった。クウェートがわざわざ何かを警告しに来た。
だが、その何かがなんなのか全く分からない。そのさなか、特使が帰って翌日、オマーンから急報が入る。
『オマーンでクーデターが勃発。王族はかろうじて脱出、サウジアラビアに援軍求む』
これにサウード王家は一安心。オマーンは文化的・宗教的に共和制が大好きで大好きでたまらない土地だ。
にもかかわらず絶対王政になっている。そりゃ、王権の正当性を武力以外で肯定できない。
そして、その武力に問題が発生したらこうなる。
だから、なーんだ、荒れると言ってもオマーンかー。と援軍の用意をしてたところでオマーンはもとより
アラビア半島沿岸部周辺の部族、小国から次々と舞い込む援軍要請に真っ青になった。

404 名無しさん :2019/11/12(火) 01:01:05 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

 ―― 同年同月、ロンドンにて ――
「……つまり、何だ、我が大英帝国の裏庭が荒れ果てようとしているという事か?」  「……そうなります。サウジアラビアが動き、周辺に軍を動かして」
「アメリカの陰謀か?」  「そんな事はどうでも良い。ペルシャ湾が荒れるのはあってはならぬ事だ!」
「「「艦隊を送り込め。大英帝国の裏庭たるペルシャ湾岸地帯を安定化してみせろ」」」
湾岸地帯。そこはかつて大英帝国がラクダの代わりに船に乗って荒ぶる遊牧民に『海賊やめろー!』と怒鳴り声を上げて何とか
沈静化した場所だ。大英帝国は彼らの王族や有力部族の族長に一つの条約を結ばせた。
この条約により、海の上は少なくとも公的には安全地帯となった。そして、王族や族長たちは自分たちの地位を大英帝国の武威によって
保障されることになり、海上の戦国時代は終了し、陸上での略奪専門小競り合いに移行することになる。
逆に言えば、湾岸諸国が荒れることは大英帝国の武威が、条約が、つばを吐かれているという事である。

「インドの艦隊は?」  「動かせる……が、正直インドでは不穏な動きが強く」
「……何とか都合が付いた艦艇をかき集めて、艦隊を編成するのが一番か」
「……この事態にアメリカの裏工作はどの程度関わっている? 或いはこれから関わる可能性は?」  「分かりません」
サウジアラビアはアメリカの庭だ。オスマン帝国がWW1で崩壊した後、列強諸国で帝国跡地をどうするかと言う事が
議題になったことがある。一度は軽い範囲とはいえ、現地の人に任せて見るが、コレが最悪の結果を生み出す。誰もが帝国の遺産を奪い合い
挙げ句の果てに帝国の後継者になることを拒絶し、ただ、自分たちの思うがままに戦乱と虐殺を繰り返したのだ。
ヨーロッパの列強諸国は慌てて介入し、最終的に列強の都合ばかりを考慮した、サイクス・ピコ協定を結んだ。
アレは史実21世紀で文句が多い協定だが、実は彼の地域に平和をもたらした協定でもある。そうでもしないと抑えきれなかった。
が、それだけでは無い。彼らはサイクスピコとは別にレッドライン協定を結んだ。レッドライン協定とは、オスマン帝国の領域に存在した
石油資源に関する協定だ。コレによりヨーロッパ列強諸国によって中東の石油資源は独占される事になる。
そんな有様の場所に、スタンダード・オイルは何も知らずに入ってきた。アメリカ生まれの世界初となる巨大オイルメジャーだ。
で、当然排斥される。スタンダード激怒して、アメリカ政府に泣きつく。アメリカ政府は次の合い言葉を縦に中東石油市場に殴り込みを始める。
曰く『門戸解放!』である。どっかで聞いたフレーズや。

で、連中はレッドライン協定を外から破壊するために、サウード王家と手を組んだ。レッドライン協定関係のアメリカのあくどい手やら何やらは
色々省くが、よってサウジアラビアとアメリカには特別な繋がりがある。サウジアラビアで何かがあれば如何にモンロー主義な
アメリカといえど何らかの形で動かざる得ない。スタンダード・オイルがぶち切れたら怖いし……。

「どのみち、アメリカは何らかの形で動くでしょう。むしろサウジアラビアとアメリカとの繋がりを切る工作活動の良い機会では?」
「…………やるか」
大英帝国は湾岸世界に工作活動をする事を決めると同時に、その世界に向かわせる艦隊の編成に取りかかった。
問題は、大英帝国の行動すら、ドミノ倒しのドミノでしか無かった事だろう。
或いは、一見一枚岩に見えた帝国は決して一枚岩では無いのだと言うことを大英帝国の当人自身が忘れていた事か。

405 名無しさん :2019/11/12(火) 01:02:39 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

ロンドンのとあるホテルの一室にて――
「――とのことです。ケインズ卿」  「……まぁ、許容範囲でしょう」
大英帝国の財政を司る高級官僚として任命された、経済学者……いや、政治家ケインズ。
史実において、アメリカのハリー・デクスター・ホワイトに敗北し、失意の内に無くなった彼は、まだ生きている。

「チャーチル卿にも困ったモノだ」  「ケインズどの……例の構想の件ですが、本当にやるおつもりで?」
「もちろんです。チャーチル卿は、大英帝国とは鋼鉄の武威によって築かれ、これからも鋼鉄の武威によって続いていくと勘違いしている」
そんなモノはケインズにとって、歴史を知らない脳筋の戯れ言だ。大英帝国とは金融工学による金融工学の為の金融工学の帝国だった。
人間の命はもとより、その土地の歴史、文化、国家に人間、資源から伝統工芸にこの世のあらゆるモノを帝国の金融商品、金融資産と見なし無数の商取引により
その欲望とカネ転がしの融合炉によって莫大な黄金を生産する帝国。

「大英帝国とはそうあって、生まれ、そうあって発展し、カネ稼ぎの真っ最中の片手間で軍隊を編成した。そういう帝国です。
にもかかわらず、軍隊が帝国を作ったと、思い込み第1に軍事力を第2に軍事力を第3に軍事力を。非常に愚かだ。ソレでは逆に衰退してしまう」
故に、ケインズにとって、大英帝国を守る、立て直すとは軍隊を立て直す事では無く――

「――『大英帝国勢力圏(スターリング・ブロック)』の完全なる完成。軍隊はそのために必要な商品に過ぎない」
ケインズの手元にある資料。そのタイトルは『クリアリング・アライアンス――バンコール計画』と記載されていた。


―― 同年、イタリア王国 ――
「イギリスが大艦隊を率いてやってくるか……」  「ドゥーチェ、いかが致しましょうか?」
ローマの病院の一室にて、やせ細った男がベットの上から様々な報告を聞く。

「……私の所にくるとは。ロベルトではダメか?」  「……閣下は聡明な方です。あなたさえいなければ」
「……そうか」
ムッソリーニはただ、小さな声を紡ぐ口に水のコップを運び、口に含むと目を閉じる。
それを報告をしに来た男はただ、見るだけだ。1人の偉人の決断を。そして、その口が開かれる。
だが、その最初の言葉は、決断では無く、懺悔に聞こえる声だった。

「何故……何故、エチオピアだったのだろうな……今になってそのことを後悔する。どうせ狙うなら……ナイル川を狙うべきだった!!」
少しずつ、強まっていく言葉。弱音に聞こえてきた懺悔の声が、徐々に力強く変貌していく。特に最後の言葉の力強さ! 

「やるからには、徹底するべきだった!」
そして、心からの懺悔の声。
ヨーロッパ最大の活火山とされるエトナ火山はイタリアの火山だ。すなわち、イタリアは暗黒時代(物理)のお膝元である。
北アフリカのうまい土地は全部フランスやイギリスがすでに押さえている。イタリアが必死の思いで確保したリビア、エチオピアなんぞ
沿岸部を除けば砂漠が広がってるか、山が広がってるの違いしか無い。
一応、エチオピアは旧約聖書から続く穀倉地帯ではある物のナイルの恵みと比較すればよくもその程度で穀倉地帯を名乗ると言いたくなる。
おまけにそのエチオピアから食料を運ぶのには凄まじい手間暇がかかる。

406 名無しさん :2019/11/12(火) 01:03:43 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

「…………イギリスの艦隊がスエズを抜けたら、爆撃せよ。スエズを」  「――!」
「ああ、その前にこの病室を爆破しなければならんな」  「ドゥーチェ……?」
「イギリスの工作員が私の暗殺を謀り、病室を爆破。幸い私は難を逃れており、報復として軍がスエズを爆撃。なお、工作員は証拠隠滅を図って
自決、当局はイギリスと断定したが、アメリカの可能性も十分にある。
それと、どうせイギリスの事だ。スエズはすぐ復旧する。奴らがスエズの復旧作業に忙しい間に本命を実施せよ。本命はスエズの地中海側を
機雷で封鎖することだ。それと平行して、ビラでも空から投下しなさい。別にビラに効果が無くても構わない。イギリスを焦らせるのが目的だからね。
ビラの内容は『イギリスはアラブ人を弾圧するためにスエズに艦隊を通した。アラブの同胞を救いたいと思うエジプト人よ立ち上がれ』とね」
使いの男がその内容に唖然としてる中、ドゥーチェは思いついたようにさらに何かを付け足す。

「いや、この病室が爆破される前に発表するべき事があったな。エチオピアに世界最大のダムを造る計画を本格始動させる。
これで、イギリスが工作員を送り込んだ正当性が成り立つというモノだ」
「ドゥーチェ……そ、そのあなたの深謀遠慮にはか、感服しますが、そ、ソレはいかなる意味で?」
「何だ、我が国の植民地だぞ? 簡略でいいから頭の中に地図を作りたまえ。ナイルの水資源、その出所、半分近くはエチオピアだ」
「――――!?」  「すべてがイタリアの都合のいいようにうまくいけば、ナイルの水資源の半分は我がイタリアがどうとでも出来る。そう思わせろ」
やせ細ったハズの男の覇気が止まらない。ただ、圧倒されるばかり。そして、その男もまた止まらない。

「ああ、アメリカの可能性についてだが、そこは……サウジアラビアに手を出そう。遠くのアメリカより近くのローマ人どもの方が
こういう面倒な事件が起きている時には頼りになると見せつけたまえ。見せるだけで良い。それだけで、アメリカは慌てふためくさ。実際に暗殺者を送り付けてくるかもな!」
「ど、ドゥーチェ、そ、それで……お、落としどころはど、どうするのですか!?」
「……地中海をローマ帝国の水瓶に変えるのだ。今、地中海には海賊が出没するような事態になっている。コレはローマ帝国の後継者たる
我ら、イタリア王国がその責務を果たしてはいないからである。その責務を果たすのさ、何。その責務を果たす一貫として多少なりとも
保護料金を列国から受け取るのは仕方ない事だろ? フランスさえ頷いてくれれば、この企みは成功するだろう。最もイギリスとフランスが
手を組んで攻め込んでくる可能性がある事だけは警戒せねばならんがね」
「!……ど、ドゥーチェ……つまり、ソレは……ち、地中海を通るすべての船舶から保護料金をとる……と」
「さすがに小さな漁船やら個人のボートまで徴収するつもりは無い。海賊掃海を行うから、各国政府はその予算の一部を提供せよと言うだけさ。フランスさえ頷けば
後は金額交渉になる。まちがいなく。そしてそれに介入するつもりのイギリスもスエズが封鎖されてる以上、口やかましく言う以上の事は出来ない。
何、工作員の件は、最終的にこの私が和解を飲み、機雷をイタリアが全責任もって掃海すると言う事にすればいい。あちらもそれで最低限メンツが立つさ
何だったら、裏取引でもして、全部ソ連の陰謀だったのだよ! 口裏でも合わせればいい」
「ソ連……ですか?」  「我が国にはロシアの亡命貴族が多いからな…………」
(それに何より、今の情勢はある意味で都合が良すぎる。いきなり湾岸が荒れ果ててイギリスとアメリカが慌てふためく? ポーランドとドイツがいがみ合う今?)
やせ細ったハズの男は感じ取っていた。何者かの意思を。

「ああ、ソレと……人を呼び……いや、集めてくれないか? ロシアの亡命貴族の皆さんと、トルコ人だ」
(ボリジェビキか、或いはケマルか……どちらかであってもこのままやられっぱなしなのは気に食わん)
ファシズムをこの世に作り出した男は未だ、君臨者である。

そして、世界は動く。1947年2月。後の世に第2次世界大戦はその時に始まったと言われている。
無数のドミノ倒しと想定外の連鎖の結果、フランスがドイツ侵攻に向けて大規模に動員開始。そこに、ドイツの先制攻撃が始まった。
フランスにとって不本意なことに。そして、陰謀を仕掛けたハズのソ連にとっても……。

407 名無しさん :2019/11/12(火) 01:05:15 HOST:175017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

―― 同年同月、大日本帝国 ――
「何故、こうなっている……」  「……よく分かりません。何がなにやら、情報機関に色々と調べさせてますが、分かっているのは……」
ソ連、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカ、すべての国が何らかの陰謀を企み、工作活動にせいをだした結果、
彼ら自身も想定外の化学反応を起こしたという事だ。
まもなく、戦争は世界規模に拡大するだろう。

「……アルゼンチンが大英帝国に反旗を翻しており、我が国やアメリカなどに手当たり次第に同盟交渉を持ちかけています」
「中華民国が……アメリカ人と虐殺したという情報が……」  「ペルシャ帝国とサウジアラビアが戦争状態に入りました」
「ソ連が対トルコ戦争を開始。トルコ側にイタリアが尽きました。……紙の上の同盟であった、枢軸が機能を初め、ドイツが参戦する構えを見せており……」
「アメリカが明らかに我が国への開戦を目的とした軍事行動を……」

全球を戦火に照らす大戦争が始まるまで……あと…………。



と言うわけで終わりです。最低でも次回までは続くよー
>>396
アイスピックネタを盛り込もうとして思いとどまりましたw

408 New :2019/11/12(火) 12:46:45 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙一心不乱の大戦争不可避


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