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架空戦記系ネタの書き込み その112

689 加賀 :2019/10/10(木) 15:25:58 HOST:om126211125130.13.openmobile.ne.jp


ソビエト海軍の増強



事の始まりは日本が連合国と降伏文書を交わした9月2日の夜から始まった。

「早急に海軍を増強する必要がある」

 緊急の人民委員会議がスターリンによって行われた。その中でスターリンは海軍の増強を強く推進、直ちに可決された。だが可決されたからはい終了ですというわけにはいかない。
 海軍人民委員のニコライ・クズネツォフはスターリンの海軍増強に賛成しつつもスターリンに海軍の現況を素直に報告した。

「同志スターリン、海軍の増強は真に喜ばしい事ではあります。ですが、我がソ連海軍は残念ながら政教には程遠い存在です」
「素直なのは良い事だクズネツォフ。本音ではヤポンスキーの『シナノ』を保有したいところではあるがヤポンスキーの艦艇は米軍が管理している」

 そこでスターリンは数枚の写真をクズネツォフに提示した。

「この写真は……」
「一枚は宿敵ドイツの空母『グラーフ・ツェッペリン』だ。後はレニングラードで放棄されている『ソビエツキー・ソユーズ』だ」
「成る程。確か『グラーフ・ツェッペリン』は自沈したと聞いています」
「密かに自沈場所に人員を派遣して調査している。浮揚さえすれば修理をして我がソ連海軍初の航空母艦『ウラル』となるだろう」
「成る程(艦名まで決めているとなると……実行はされる予定だな)」

 スターリンの言葉にクズネツォフは頷きながらそう思う。

「同志クズネツォフ、君に命じるのは戦艦の建造だ」
「戦艦の建造……」
「そうだ、ヤポンスキーの戦艦がフィリピンとオキナワで活躍しているのは聞いているだろう? 我がソビエトも大祖国戦争前には戦艦を建造しようとしていた」
「はい、そのためにソビエツキー・ソユーズがレニングラードで建造をしておりましたが……」
「皆まで言わなくてもよい。明日からソビエツキー・ソユーズ級の建造再開をするように」
「ダー同志(明日からかよ……)」
「それと、海軍の予算も多めに振り分けるようになっている」
「СПАСИБО同志」
「君は海軍の再建を優先せよ」

 斯くしてクズネツォフは動き出す。予算はスターリンの言葉通り、前年度以上の予算(約五倍)が海軍に振り分けるがそれの割りを食ったのは陸軍である。陸軍はT-44の発展型であるT-54/55を開発していたが予算が削減された事で開発が延期になってしまった。
 また、スターリンは占領したドイツ地域から造船工員や技師をソビエトに招致(ほぼ誘拐や拉致に近い)して造船能力を向上に務め、また連合国の権利としてイタリア艦艇を賠償を強く求めた。
 当初は米英から無視されてはいたが『アルハンゲリスク』を返還する事で戦艦二隻の賠償が認められたが実際に来た戦艦『ジュリオ・チェザーレ』にスターリンが激怒した。

「もう一度、欧州を巻き込んだ戦争をしたいようだな!!」

 スターリンは直ちに三個軍団への出撃準備命令を発令、これに慌てたのはイタリアだった。

「いかん、これでは最初に巻き込まれるのはイタリアだ」

 第64代イタリア王国閣僚評議会議長のアルチーデ・デ・ガスペリはソ連の行動に本気だと理解した。そのためガスペリは38サンチ砲の技術提供と未成戦艦『インペロ』の引き渡しをスターリンに提示しスターリンはこれを了承した。
 米英はイタリアの行動を批難し撤回するように求めた。しかしイタリアは「ならうちを守れるようにしろよ、此方はアップアップなんだぞ」(意訳)である。
 連合国軍欧州方面最高司令官のマッカーサーは「ドイツ側でソ連と決戦があるからもしれない」との方針で然程イタリアに駐屯する連合国軍は少なく、そこを突かれたとも言っていい。派兵しようにも太平洋側にも戦力を張り付ける必要はあるので結局はイタリアの行動を容認するのである。この事でソビエツキー・ソユーズ級の40サンチ砲搭載の実現が可能としたのである。

(ククク……今に見ておれヤポンスキーにアメリカめ。精々楽しんでおくことだな……)

 スターリンはそう思いながらニヤリと笑うのであった。




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