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日本大陸を考察・ネタスレ その152

343ホワイトベアー:2019/07/09(火) 18:25:15 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 二十三話

1912年から始まったアメリカ合衆国大統領選挙は史実と違いルーズベルトが満州戦争ゴタゴタで政治から離れていた事もあって民主党代表のウッドロウ・ウィルソンと共和党代表兼現職大統領のウィリアム・タフトの一騎討ちとなった。しかし、元々、タフトは1908年に行われた大統領選挙で当選し、その後にドル外交とも呼ばれるアメリカ合衆国の経済力を背景とした外交を行い、満州や中南米での影響力を拡大させ、アメリカ(+日本)の市場を拡大させていた事やそれに連動する好景気ぶりから彼の支持率は高く、結果としてウィルソンは惨敗する事になる。

再び大統領に選任されたタフトは独立国家となった満州連邦や朝鮮連邦共和国などに大規模な借款や国債の購入と言う形で資本の投資を行っていき、東アジアへの進出を推し進める。それと同時に日本と共同してリビアなどのアフリカやオスマン帝国へも同様の手段で進出も進めていき、自らの市場を開拓しようと動いていた。

また、これらを推し進めるのと同時にタフト二期目の国内ではセオドア・ルーズベルトが行おうとしていた罰則付の独占禁止法の制定や純正食品・薬事法を成立させ消費者の健康や権利の保護を図り、急速に破壊されていく自然を保護する為に国有林の保全と統制のとれた農地開発事業を推し進めるなど比較的リベラルな政策を取りつつ、議会を協力して第二合衆国銀行の失敗以降存在しなかった中央銀行としてアメリカ合衆国中央銀行の創設を実施するなど、それまでの共和党本来の「小さな政府」と経済の自由放任主義からは離れた改革を推し進める。無論、こうした改革は野党はもちろん与党である共和党の保守派からも強い反発に合う事になるが、それでもタフトは反対派への説得を続けていき、何とか改革を行うことに成功する。

内政で改革を行っていくタフトであるが、外交政策では基本政策に大きな変更はなく、米日同盟を中核とした全方位的親善外交を引き続き取る続けた。これに則り欧州で何かと問題をおこすドイツ、新興国である中華民国にも変わらず、アメリカはいいお客さんである限り親善的に外交を行っていく。一方、軍事では欧米にて発生している建艦競争に対抗する為にアメリカでも戦艦4隻、空母3隻、巡洋艦8隻、駆逐艦32隻などの追加建造を含んだ第三次海軍拡張法を会で通すなど軍拡を進めていく事になる。技術力が自国より上回っている日本との共同研究もこの頃には活発に行われ、日本、アメリカ共同で代用物質開発研究所を創設、両国の物理学者などの科学者を集め、次世代のクリーンエネルギーの研究を開始する。

この研究所の設置場所は大いに揉めることになったが、結局、大日本帝国茨城県那珂群におかれることになった。




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