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テスト
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装備
ウラル級に課せられた主要任務は極めて単純なモノであった。
1・敵水上艦隊に単艦で壊滅的打撃を与える
2・1の目標を達成する上で予想され得るあらゆる障害の排除
イージス武器システム (AWS)
本級ではベースライン8を基本システムとしている。
これはAN/SPQ-9B低空警戒レーダーの導入、
Mk.45 5インチ主砲の長砲身化(54口径から62口径へ)、
対潜戦能力の向上(対潜システムをAN/SQQ-89A(V)15、
船首装備ソナーをAN/SQS-53D、
曳航ソナーをMFTAへ更新、
艦載機としてMH-60Rに対応など機能面における改良がされたバージョン。
レーダー
イージスシステムに欠かせない多機能レーダーとしてAN/SPY-1を固定式4面のパッシブ・フェーズドアレイアンテナが搭載されている。
アンテナは前後の上部構造物に2基ずつ(前部の構造物には右舷と左舷に、後部の構造物も同様に右舷と左舷に)設置されている。
これはタイコンデロガ級を参考にした配置である。
当初はアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のように、艦橋構造物に4基すべてをまとめて搭載する方式が検討された。
だがウラル級最大の武器であるP-1000 ヴルカーンの発射筒が、艦橋構造物の大型化を阻んだが故の苦肉の策である。
またAN/SPY-1を補完し低空警戒能力の向上を目的に、AN/SPQ-9Bが採用されている。
ミサイル
本級はベースシップのスラヴァ級から引き継いだP-1000 ヴルカーン16発を攻撃の主軸に置いており、これを収容する8基の連装発射筒も船体前部に集中配置されている。
対空・対潜用の発射機としてMk.41 VLSが採用され、8セル集めたのが1モジュールなので、本級は11モジュール分つまり88セルを装備。
内実として64セルにRIM-66M SM-2 MR スタンダードミサイルを1発ずつ。
残りの24セルの内、16セルにRIM-162 ESSM発展型シースパローを4発ずつ、最後の8セルにRUM-139 VLA 垂直発射式アスロック対潜ミサイルが1発ずつ収容している。
つまり中距離対空用のSM-2MRを64発、短距離対空用RIM-162 ESSMを64発、対潜用RUM-139 VLAを8発、計132発の対空・対潜用ミサイルを搭載している。
この搭載構成がウラル級における基本となっており、戦況や補給状況に応じて変化する。
対潜戦
本級における対潜水艦システムは、タイコンデロガ級のモノを移植している。
ソナーとしてはAN/SQS-53Dをバウ・ドームに収容して搭載、曳航ソナーはAN/SQR-20、水中攻撃指揮装置はMk.116 mod.6。
これらを効率的に指揮する為にAN/SQQ-89A(V)15 統合対潜システムを搭載している。
対潜火器としてMk.32 3連装短魚雷発射管を2基装備。これに垂直発射式アスロック対潜ミサイルを組み合わせて対応している。
対水上戦
艦砲はスラヴァ級と同型のAK-130 130mm連装速射砲が予定されていた。
しかし予算を握っている財務部と可能な限り弾薬を共通化させたい補給科が一部の艦艇しか扱わない130㎜砲弾よりも多くの艦が使用している127㎜砲弾に変更するように要請。
アラル設計局はこれらの要望に答える為、Mk.45 5インチ砲 Mod 4を基礎とした新型砲搭の開発に着手、連装砲化にはAK-130が見本とされ砲搭内部の構造はそれに酷似している。
但し、揚弾薬・装填機構や砲塔の駆動機構はMk.45 5インチ砲のモノをそのまま流用している為、発射速度は16-20発/分となっている。
AK-130が毎分最大90発と比較すると大幅に低下している。
しかし砲搭重量を35t程度と同程度に押さえ込みながら、信頼性はより向上していた。
また射程100キロメートル級のMS-SGP誘導砲弾を採用するなど、柔軟性についても大きく改良が施された。
対艦兵器として最大射程1000kmの長大な射程を誇る超音速艦対艦ミサイルであるP-1000 ヴルカーンであり、これは連装のSM-248型発射機に収容されて上部構造物の両脇に各舷4基ずつの計16発が配置された。
これらはマッハ2.4という高速を発揮でき、またその長射程を活かすため、偵察衛星や偵察機、レーダー基地なども包括したC4ISTARシステム 総合誘導システムと連接されていた。
またある程度の自律性も備えており、1斉射8発を発射すると、うち1発が長機として比較的高い高度を飛翔して索敵し、低高度を飛翔する他のミサイルに対しデータリンクで目標情報を伝達することになっていた。
近接防空手段として本級はSGE-30 30㎜CIWS ゴールキーパーを4基装備している。
配置場所は艦橋構造物手前に1基、船体中央両舷に1基ずつ、艦尾甲板上に1基と360度を効率的にカバー出来るように配置されている。
AK-630M 30mmCIWSの流用やMk.15 20mmCIWSへの換装が考えられたが、単発火力を重視しつつ各種電子機器の単一化を目指した結果、
ゴールキーパーが選定された。
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