したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

2020年になりました

1紋章官:2020/01/02(木) 11:18:27
新年おめでとうございます。まずは年末のコミケ、お疲れさまでした。今回も城郭模型普及推進委員会さんの店番で過ごしました。
御来訪のみなさん、ありがとうございました。コミケは意見交換の場というか、くる人も詳しい人が多いので、勉強になることも
多々ありまして、コミケは参加することに意義がある!

今回、「千姫」の内容でなまづ堂さんとおしゃべりしていて、指摘されたのは淀殿は終生、無位無官。それに対して
高台院おねさんは従一位だった事!人臣の極位、女性では空前の高位。日本史上、女性で従一位に昇ったのは3人だけ!
(正一位は神様贈位なので、人間はもらえません。漫画で二次オタのうかさまが「正一位ねらいなんだ」と叫ぶのは、
神様でもよほどの大神さましか贈られない事を意味しています。なおあまりに尊い神様として、位をあえて贈らない例もあります
ので、単純に位の有無や位階は気にしないでください。それにあくまで朝廷の都合なんで)
豊臣秀吉は結局は高台院おねさん第一だったのが、あらためてわかるところです。
あとうっかり忘れていたのは、西川さんに北陸宮のことを聞く事!話の起こりは観光地、奥会津の大内宿にある高倉神社。
それというも、ここの御祭神は高倉天皇。後白河法皇と平清盛の対立に疲れ、崩御したと称して東国へ下ってきたとの伝説に由来。
このあたり平重盛も同じような伝説や伝承地があちこちにあります。
また近隣の尾瀬国立公園、その尾瀬の名前の由来は、同じく平家に流刑にされてきた藤原氏の若者が尾瀬三郎と名乗ったから、
との伝説があり、また地元には「てんのうはら」との字をもつ河原がありますが、それは都から逃げてきた高貴な方が月見の宴を
開いたとの伝説に由来するそうで、その高貴な方は?ときけば「高倉の宮」と言い伝えられてきたそうです。
あれ?ここでも「高倉」ときたぞ?でも「宮」ときた・・・・そうか、消息を絶った以仁王の王子「北陸宮」の暗示か?
そうなると西川さんのテリトリー、北陸の宮の伝説伝承地域を聞こうとしてうっかり忘れていました。
よく知られるように、奥鬼怒川の湯の上温泉は平家落人伝説、桧枝岐も平家、楠木と度重なる落人伝説に彩られています。
なんでそんな辺鄙で遠隔地に、と思われるかもしれませんが、この地域は古くから開かれていたようです。
尾瀬のある片品村の地名は平安時代の記録に「傘科」として登場します。また山を越えた日光山を開山した勝道上人も今市
側から入り、群馬に抜ける金精峠を開いたとされ、それは平安時代初期と言われます。
会津の地名も古代4道将軍のうち、東山道を進んだ将軍と北陸を進んだ将軍が出会った場所だからとの伝来をもちます。
そこまで古くなくても、片品村の隣、道の駅「かわば」で有名な川場村には鎌倉時代に地頭としてここを領した大友氏開基の
勅願寺「吉祥院」が現在も法灯を伝えています。十分、古い時代に村が開かれ、それが外と繋がっていたんです。
であれば、源義仲の死後、北陸宮が義仲に協力していた修岳者に伴われ、日光山に落ちのびていった可能性は出てきます。
それに当時、奥州藤原氏は健在、源義経宜しく、そこへの亡命も考えていたとしてもおかしくありません。
あまり知られていませんが、奥州平泉の毛越寺の延年の舞を行う舞楽座は日光山の舞楽座の系譜を引くとされます。
それは天台宗比叡山延暦寺の系統。山寺立石寺が天台中興の円仁の開基に由来、その足跡が津軽にまで到達しているように
天台宗布教修験者のルートが東国の山岳道場を結んでいるのです。基本、修行の道だけに険しい山岳地域を通る。
なにも修験者を取り込んだの後醍醐天皇の南朝だけではない、ということです。ロマンですねえ〜。こんど、西川さんに会うときは
忘れないようにしないとなあ。それでは〜

15紋章官:2020/10/21(水) 18:32:49
急に寒くなったり、温かくなったり。気候もおかしいですねえ。

この土日は簡略ながら浅草三社祭が神輿のトラック巡幸で挙行。なんだかんだいっても、雷門前には群衆が集まりましたねえ。ともかく、略式でも
お祭りを行えたのは幸いというところ。それで例年なら今週末あたりから神田神保町古本祭、11月最初は大刀剣市と楽しみと散財期間。
それなら重くなるはずの財布は軽くなる一方、体重は増える一方。なんででしょう?
さてその中、大失敗したのは国立西洋美術館の常設展でやっていた中世写本展を見損ねた事!今月いっぱいと勘違いして18日で終わっていた!
誠に残念!この中世写本美術、日本では馴染みがありませんが、欧州中世の写本は彩色挿絵や装飾文字で彩られた美術品。その頂点が教科書に出てくる
「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」であり、ケルト美術の代表作「ケルズの書」。様々な色を用い、文字もアレンジ、華麗な美術を展開しています。
もちろん、それには発注主や製作者の財政条件や背景次第で、大きく変わりますが、聖書に始まり、聖歌集、年代記、詩集そして説話集など、実に
様々な手書き写本が作成されました。作成の様子は映画「薔薇の名前」の写本室の場面を見て頂ければわかりますが、多くは修道僧が修行の一環で
行うも、のちには専門職人が登場、そしてベリー公に召し抱えられたランブイユ兄弟のように高い地位と高給を獲得する者たちもいました。
とはいえ、日本では認知度は低く、専門展示会もこれが初めてでしょう。海外では古くから収集品の一つで、その場合、一冊では手が出ないので、
痛みなどでばらけた1枚1枚のページ売り、更にはその中の挿絵や装飾文字部分だけの切り売りなどもされています。この場合、一か所でも
小さな挿絵が入っているかどうかで、値段は段違い!いやあ、コインをやらなければ、このフィブリオ収集も考えないわけじゃないんですが、まあ、
まず日本で扱っている業者がどこにいるか?との話から始まるし、購入しても、その後の保管と入れ替えの問題があるので、断念しましたが。
でもいたんですねえ。日本にも研究家と収集家が。やはり購入するなら挿絵付きの出来るだけ古風なものを!と願いますが、今まで見かけたものは
14世紀のものまで。一度だけ12世紀の文字だけの時祷書のフィブリオを見ましたが、さすがに踏み切れなかった!値段は古くても、文字だけ
なので、数万程度だったんですけど。とはいえ、15世紀辺りになると、画風があまり面白くないので、やはり購入するなら古風で、いかにも
中世的雰囲気を持つ14世紀以前を目指したいところです。それでは

16紋章官:2020/11/06(金) 18:24:32
冷え込んできました。冷えるのは季節だけでいいんです。でも、景気も財布も冷え込んでいます。その中、株高ときくと、なんとも現実離れ感しかありません。

さて秋になり、いろいろと博物館の展示会が開かれ始めております。気になりますのは、東京国立博物館で開催中の「桃山」展!豪勢でっせ!桃山美術や戦国武将関係で
紹介されるものが、前期後期に分かれてかなり並ぶ大展示会。リストを見るだけでも楽しいところ。上杉本洛中洛外図屏風、獅子屏風、長興寺像織田信長像などなど、
どっかで見たものばかり。甲冑も華やかだし、まあ、準備したんだろうなあ、と感心しますが、これまたネットでの事前予約制・貧乏人は安売りチケットを購入して、
お昼を抜いて電車代を工面するのに、ネット予約制なんて・・・感染対策なので仕方ありませんが、予約制で人数は抑制、落ち着いてみられるそうです。勤め人はどうし
ても土日申し込みになるので、取れるか難しそうだから諦めました。どなたか、行かれた人がいれば話を聞かせてください。

一方で神奈川県立歴史博物館では「相模川流域のみほとけ」展が開催中。名称の通り、相模川流域の寺院の御仏を展示。中には寺院でも秘仏で公開していない仏様も
展示されているので、一見の価値はあります。相模川流域は見方を変えると、多くの鎌倉武士団の源流がありますので、彼らの祖先や鎌倉幕府開府後に富や権力を手に入れ
折からの浄土信仰や鎌倉新仏教の隆盛に造寺造仏にいそしみ、寺院に至らなくても、供養堂や持仏堂を持ち、それらの仏が流転していまに伝わる例もあります。
あまり派手にPRもされていないので、穴場と思っています。それに、一応、ネット申し込み不要だし。ここは仏さまにおすがりしましょう!その近くに学術書専門の
古書店もあるし、行くべし!

そういや、大阪で始まりました「埋忠」展、行かれた方いますか?このあと東京に巡回の予定ですが、コロナの感染が広がり始めたので、果たして、その時期、どう
なのか不安です。それでは。

17紋章官:2020/11/20(金) 18:19:59
11月というのに暖かいですねえ〜それで風も強い。不況風だけで十分なのに・・・・

大河ドラマも一気に志賀の陣、ペースを上げてきました。もう予告で「終わりが始まる」と本能寺に向けた段階に入るとなると、どこから一気に飛ばすのか、興味深々。
そこでこんな展示会はどうでしょうか?永青文庫「新・明智光秀論」。大河ドラマに思いっきり乗ってきましたねえ。まあ細川家所蔵の古文書を納める永青文庫、その
自前の所蔵史料で、最新研究での明智光秀の実像に迫る企画展。本来なら12月に本能寺の変の放送だったはずで、11月開始のこの企画展は、まさに、そこにぶつけ
ていたものです。明日から開催で終わりが1月末だったはず。まさにクライマックスに至る時期に当たったのは良いかもしれません。
さていつ、行こうかな?歴史ヒストリアで細川ガラシャを取り上げたのは、企画展応援かな?あそこなら空いているし、帰りに目白で刀屋さんに顔を出せる!
それでは

18紋章官:2020/12/04(金) 18:08:13
気がつけば12月、早いですねえ。うっかり来年春コミケの申込書購入を忘れ、申し込みを断念した身には、ただ寒風に身をすぼめるところ。例年なら、冬コミケの
冊子作りに追い上げる頃なのに・・・

コロナ感染が拡大中で落ち着けませんが、一方で様々な催しものは開かれているところ。明日から東京美術倶楽部で東美アートモールが開催!例年なら秋にある、
東美アートフェアの代わりのところ!10月に開かれたイベントに比べて出店数も大幅増なので、おそらく10月のミニイベントが無事行われたので、歳末催事
との事で組み込まれたように思われます。いや、楽しみ。お金はありませんが、寿屋でまた大地母神像が「拝観」できないか願うところです。
それに次の週には平和島の骨董市。こちらも出店数が減るようですが、開催予定なので楽しみ!その上で12月19日から2日間、お城EXPOが開催!。
入場料2000円!まあ、いいか。今年は開催されるだけでもいい!その上、現時点では時間予約制でもない!これくらい、楽しんでもいいですよね・・・
お城のパンフレットを一杯、もらってきて、年末年始の楽しみにしようと思っています。それでは〜


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板