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避難用作品投下スレ5

202へっぽこマーチ:2009/08/14(金) 21:52:03 ID:e5.BK2Jg0
「よし。ならまーりゃんの後ろだな」
「ええっ」

 風子が途端に嫌そうな……とまではいかないが、不満を滲ませた声を出した。
 頭を撫でられるたびにふーっ! と反発していた風子からすると、子供扱いする麻亜子とは性が合わないのかもしれない。
 実際二人の外見年齢はほぼ同じだったし、納得いかないものがあるのだろう。
 ……実年齢もほぼ同じだというのもあるのかもしれないが。

「身長的に考えてお前が適任だろう?」

 ルーシーの理路整然とした言葉に「それはそうでしょうけど……」と憮然とした態度で答えた風子は、
 麻亜子の方をちらりと見て、「やっぱりヤです」と言った。

「どうして」
「セクハラされますっ」

 往人の目とルーシーの目が風子の胸に注がれた。風子は胸に手をやり、持ち上げる仕草をした。
 二人は顔を見合わせ、深く頷きあった。

「「いっぺん出直して来い」」
「がーん!?」

 大仰にショックを受けたリアクションをとって、風子はよよよと泣き崩れた。
 渚は自分の認識を訂正しようと思った。麻亜子と風子は似ている。間違いなく。

「そ、そんな……風子の貞操はこうして奪われてしまうのですね」
「伊吹。川澄の胸を見てみろ。ぼいんぼいんだ」


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