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避難用作品投下スレ
20
:
母と子と…
:2006/11/19(日) 20:02:38 ID:Lh4y2ZjY
『私はオンカミヤムカイの巫―――時にあなたのような方と語り合う務めもありました』
彫像の言葉に、神奈が厳しい顔で彫像に問いかける。
「そなた、その翼といい……やはり余と同じ―――」
と、彫像が初めて神奈の背に生えた翼に気づいた様子で言葉を紡ぐ。
『これは珍しい……このような時の彼方で、オンカミヤリューの裔と出会うとは……。
……いえ、裔というよりは……貴女はむしろ……』
そこで彫像は一旦言葉を切る。
『……これも巡りあわせというものかもしれませんね』
「そなた、何を言っておるのだ……?」
ひとりごちるような彫像の言葉に、神奈が眉をひそめる。
『……いえ、今は関わりの無いことです。それよりも、貴女……』
と、観鈴のほうに向き直る彫像。
『貴女がお母様と触れ合い、言葉を交わすために……仮初めの器が必要なのでしょう。
母と子の絆……私にも覚えがあります。遠い時の彼方の、色褪せぬ思い出……』
何か大切なものを思い出すように、声を落とす彫像。
『貴女が母を求め、母御もまた貴女を求めるというのであれば……私のこの身体、
しばしの間でもお貸しいたしましょう……』
(ロボットさん……)
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