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単発作品専用スレッドその2

869青年A:2017/10/04(水) 20:28:28
ブラウスの埋もれて前が見えなくなり、なんとかブラウスから出ようとする私は両脇に大きな手が添えられ、軽々と持ち上げられてしまった。
私「ほぇ。」
めぐみ「ふふ。ずいぶんとかわいくなっちゃったわねぇ咲ちゃん。でもそんな姿じゃ彼は振り向かないわ。」
目の前には先輩の大きく見えるようになった顔と大きな体があり、下は何メートルもありそうな高さに見える。
鏡を見ると赤ちゃんと幼児の間くらいの小さな女の子が泣き目で先輩に抱かれて見つめていた。
それが私だなんて信じられない...
私「ちょんなぁ。元に戻ちて。」
めぐみ「だから言ったでしょ。元に戻せないって。」
私「いくらあたちがちいちゃくなったとちても、きっと気づいてくれる人もいるわ。」
めぐみ「そうねぇ。やっぱり念には念を入れとくか。」
また先輩は何か呪文を唱え始めた。
すると私は頭から何かが絞り出されるような感覚を味わった。
私「なに?なにをちたの?」
めぐみ「咲ちゃん、これは読めるかな?」
そういって先輩はスマホで「あ」と大きく打ち私に見せた。
私「あえ。なんて読むんだっけ?」
私にはひらがなですら呪文のようにしか見えなくなってしまっていた。
その後も足し算や引き算、ものを見せられてこれはなにかといわれたが分からなくなっていたり、手や足のことも
「おてて、あんよ」としか言えなくなってしまっていた。頭の中でもそうとしか考えられず、言葉も思うように話せなくなってしまった。
めぐみ「これであなたのことをわかる人はかなりすくなくなったわねぇ。これで心置きなく人生をやりなおせるわね。」
そう言って先輩は更に呪文を唱えた。
めぐみ「今のはあなたの環境を整えたの。これで本当にお別れね。ゆっくりねんねして早く大きくなりまちょうねぇ。」
そういいながら先輩が呪文を唱えると、私は急激に眠くなってしまい、
私「う、ねんね...」
といいながら眠ってしまった。

私「う〜ん。」
といって私は起きると、そこは小さな子供の部屋のようだった。
おもちゃや絵本がおいてあり、アンパンマンやディズニーのキャラクターのものもあり、いかにも小さな子が遊ぶ部屋のようだった。
しかし、今の私には部屋がとても大きく見え、立ち上がっても目線は少ししか高くならず、床の方がはるかに天上よりも近かった。
そして、鏡で自分の姿を確認してみると、ロンパースタイプの服に身を包んだ小さな幼児が自分を見つめていた。
私「夢じゃなかったんだぁ。」
といって絶望した。
それだけではない。なんとなくモコモコとした感覚がして、下を見るとおむつが履かされているようで、しかもおもらししてしまったようだ。
ショックを受けた私はその場にへたり込んで大声で泣きだしてしまった。
すると、
「どうしたの?咲ちゃん」
といって誰かが部屋に入ってきた。
なんとそれは妹のあきであった。
あきは私と3歳離れた妹で、2年前に結婚していた。
巨大に見えるあきが近づいてきて、
あき「よしよし。おしっこでちゃったかなぁ。」
といって私を寝かせておむつを替え始めた。
私「あきぃ。はじゅかちい。」
というと、
あき「え?ママでちゅよ咲ちゃん。名前で呼ばれたの初めてだわ。」
といってびっくりされてしまった。
そうか。私はあきの娘なんだと幼い頭でもなんとなく悟ってしまった。
記憶があるだけにつらい。先輩は辻褄を合わせるために年のいった両親よりも22歳のあきの娘ということにしたのだろう。
巨大に見える部屋も、あきも、周りにあるおもちゃも、この小さな体も、すべてこれからの私の世界なんだ。
そう思って先輩にたてついたことを後悔し、絶望した絶望した私は、泣くしかなかった。
私「えぐ、えぐ、ふえーーーーーーーーーん。」
と泣き出し、泣き疲れて眠るまであきの腕の中で泣き続けた。



これが私の恋敵にまつわる物語よ。
女の執念は怖いもの。
皆も気を付けてね。
こうなってしまってからでは遅いから....


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