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Awake

68 Awake 5話(5/8) :2013/09/20(金) 06:06:24
「……!」
 見透かされたかと想像しネイサンは青ざめた。しかし、その様子をあざ笑うかのようにネクロマ
ンサーは彼の大切な者達を、あたかも己の操る死者を扱うようになぞらえ始めた。
「だが、ただそれを甘受するのは愚かなことよのう? この世界はあらゆる事象に対応で
きる可能性が無数に存在すると言うのに、人は禁忌だと言うだけで魂のない器を創造する
のを拒絶する。貴様も強情な奴よ何故抗う? 血肉と化しても器さえあれば何度でも蘇り、
魂を強化して補填出来るのだ。一時の消失で狼狽する物でもあるまいて」
「許されるか。そんな方法で生きたとしても師匠は苦悩されるだけだ!」
 彼は憤りこれ以上人の体と魂を弄ぶ文言を聞きたくないとばかりに突っぱねた。
「……心弱き者。頑なに我ら魔族との会話を終わらせる為に敢えて語気を強めるは愚かな
り」
 ネイサンは迎撃するため身構え瞬時にナイフを投げたが、横に躱わされ揚句に接近を許して
しまった。
 だが、それに気づき直接鞭で打撃を与えようとした瞬間、無数の風を纏いネクロマンサーは再び
中空へ舞い上がった。
「当たらんぞ小僧。脆弱な攻撃など我には通じない」
――しまった。ナイフでは斜め上に投げたとしても手や体の向きで軌道を読まれてしまう。
かと言って鞭ではどう考えても数回に一回接近した時にしか当たらないし、確実な方法で
はない。浮遊する敵は攻撃を避けつつ投擲できる武器で打撃を与えるのが上策だったが……
同じ読まれるなら少々機動性は劣るが威力はある斧で魔性の者が真の姿を発現させるくら
いまで体力を少しずつ削り取って行くか。
 見下ろすネクロマンサーを下から睨みつけ鞭と斧を握りしめて、床から無限に湧き出てくるグー
ルを屠り攻撃の機会を待ちつつ中空からネイサン目がけて追尾してくるチャクラムを躱してい
った。


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