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Awake

62 Awake 4話(8/9) :2013/09/20(金) 05:59:48
「何て暖かい光を放っているんだろう……」
 彼は余り宝飾品に対して特別な感情も所有欲など持ち合わせてなかったが、度重なる気
味の悪い現象や魔物の存在に辟易していたため、変化の無い美しい物質に心を落ち着かせ
るかのように護符として身に着けたいと思い首飾りを手に取り宝玉を指で抓むと、飾蝋の
方に向けその光に翳し透けて太陽のような輝きを生きて見る事が出来る喜びを噛みしめた。
 それから自分のポケットに突っ込んだと同時に駆けだし、中途に空中に浮かぶコフィン
とミイラの群れをタイミングを見計らって振り切りながら、届くかどうか判らないが壁に
向かって駆け上がろうとした時、
「な……壁に」
 足を挫いて立位を保てなくなりそのまま壁に激突しながらずり下がると思ったが、体が
白く光り自分の足元に白い魔方陣が浮かび上がると少しの間だが中空に足場が出現し、壁
を登りきると同時に狼狽した。
「……嘘だろう? もしかしてこいつのせいか?」
 ポケットから首飾りを取り出し紅玉を見つめ顔を顰めつつ、ここには人間の世界および
自然界の摂理や法則すらも通じないのに改めて悄然としたが、人の世界でない場所に踏み
込んだ以上その状況に従おうと腹を括り事象を利用する事にした。

――師匠。あなたを助けるための手段を得る事が出来ました。これで謁見の間いや、あな
たが捕らえられている儀式の間まで急ぐ事が出来ます。待っていてください。生きていて
ください――
「だけど、ヒュー……お前は今どこにいるんだ? お前がいないと師匠を助ける事なんて出来
ないのに」


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