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Awake

39 Awake 3話(9/24) :2013/09/20(金) 05:33:52
「うるさい! 黙るのはお前のほうだ糞坊主! お前たちは父さんたちの力を利用して平
穏を取り戻したくせに、よくも抜けぬけと死者を辱めることが出来るな!?」
 ヒューは師匠が斃れればその立場は自分だった事に、言葉を紡ぎながら噛み締めて行くうち、
あいつもまた泣きながら自分達に対する不当な結末を必死で抗していたようだった。
「それに、ネイサンを背教者の子供にする気か? カトリックでも正教のしきたりの方法で葬
られた人間は破門者か背徳者の汚名を着た人間だ! 恥知らず! それでもそんなことを
してみろ、お前たちがやったことを当局に垂れ込んで死体損壊の罪を暴き立ててやる!」
「……それぐらいで口を噤め、ヒュー」
 師匠は静かにヒューの悲痛な抗弁を聴いてから眉根をひそめ、ゆっくりと俺達の方へ歩いて
行き寄り添っていた俺達の肩を両手で包み込んだ後軽く叩いて抱き締めた。
「父さん……」
「いつからここにいて、どこまで聞いていた?」
 ヒューは「最初から聞いていた」と聞いたまま、見たまま包み隠さず話し師匠は俺たちから
身体を離し少し考え込む表情をした後、非情とも呼べる提案を俺達に話した。
「最初から最後まで知っているか……よかろう。お前達、俺やグレーブスの職業を誇りに思う
か? それとも怖いか?」
 問われた俺達二人は互いに泣き腫らした目を見合わせた。
「輔祭」
 師匠は彼に上体を向けて横目で見つめながら、嘆息するような息の漏れる声で呼び掛け
た。
「先ほど貴方は二人の遺体を損壊すると言ったが、状態を確かめてからその判断を下して
欲しい」
「ふん……先程とは打って変わって従順になったものだ。良かろう。但しその件は我々が
その裁定を下す事に同意すればの話だが」


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