[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
Awake
27
:
Awake 2話(13/16)
:2013/09/20(金) 05:18:15
(貰われっ子のネイサンに家督を奪われるなんて何をしたんだ? あいつ)
(実力のある奴が継承できないって言うのは何かあったんだろうよ)
(あいつ、俺達より出来るからってお高く留まっているから、今度の事で清々したのも事実
だけどな)
(よっぽどの問題があったんじゃないか? じゃないとキリスト者としても嗣業継承者とし
ても普通は継がせないことなど無いのだから)
(そうそう、嗣業継承を拒否されるってことは男として欠陥品だからな。嗣業継承の権利を
勝ち取るまで、貰われっ子のあいつと一つ屋根の下で生活しないといけないオマケ付きだし。
ははは)
(宗教上の徒弟制度ってのはきついもんだね。実子であったのがあいつの不運だね。ま、
俺達も人の心配している暇があったらしっかりやらんとな!)
『貴様等。本人を目の前にして同じ言葉が言えるのなら、今ここで俺の相手をするか?』
(ゲッ、ヒュー! 聞いてたのかよ……)
――いつも尻拭いをしている連中から何故そんなことを言われるのか、全く判らない。
「親父。より強い力を求めて何が悪い。俺は親父のように仲間を己の力不足で死なせたく
は無い!」
ヒューは悔しさで顔を紅潮させ、目を血走らせながら声を荒げ、己の正当性を訴えようとし
た。
――そうだ。親父にもあの時、より強い力があったのならネイサンの両親をみすみす真祖の餌
食にすることもなかったろうし、何よりもネイサンが真に継承すべきハンターの証も失わずに
すんだ事で、俺がこの見苦しい感情を発露する事もなかっただろうに。
それから目頭を熱くさせ、少し涙を溜めた悲しげな瞳を父親に向けると、モーリスはヒューを一
瞥し静かな声で諭した。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板