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Awake

202 Awake 17話(4/7) :2013/12/22(日) 21:16:30
 身構えたが急襲されて攻撃の種類が見極められず、ネイサンの体は巨体に巻き込まれて全身
の骨が軋む音がするほど激しく引き摺られた後、盛大に吹き飛ばされた。

「うわぁぁぁぁぁ――!?」
――何だこれは! 何だこれは! 何だこれは! 一気に骨が砕けたように痛む!
 空中に放り出され、なす術もなく無様に岩だらけの大地に勢い強く叩きつけられた。
 あまりにも激しい力を受け、その場に這いつくばったが、体勢を立て直すためすぐに立
ち上がろうとした。
 だが、一瞬にして関節に痛みが走ると、バランスを崩してまた大地に倒れ込んだ。
 その上、落下した衝撃で一気に口中がズタズタに切れて吐血し、一撃で全身を打ち据え
られた痛みが心に戦慄を植え付けた。その状況に一瞬にして全身が粟立ち、寒気が走った。
「がはっ……ぐぁ……ぁっ」
――強い、力そのものを凝縮した存在だ。だけど永遠に光が射さない地が存在しないよう
に、人の世に不変の力なんて存在してはいけないんだ。
「……ぐぶっ、はぁ……はぁ、でも、戦わないと、何も変わらない!」
 力強く叫んでも孤独は心の中に広がった――戦い、そして斃れても責められるべき肉体
が消滅したら、人々が己を罵倒し、怨み、嘆いても声は魂には届かない。
 それでも、自分自身として生きるため、愛する人たちを守るため、今度こそ城内には仲
間は誰一人としていない、孤独な戦いを制するために心を奮い立たせた。
 突撃された後、もう一度同じような攻撃が来たら空へ逃げようと構えていたが、いつの
間にか巨大な体が一瞬にして消散し、どこからともなく現れた大量の蝙蝠が固まって飛び
交っていた。
「何だ? あれは?」
 よく見ると、蝙蝠が固まっている中心に巨大な目玉が浮遊していた。
「真祖の核……?」
――姿が不安定だ。もしかすると力が保てないくらいの打撃を与える事が出来たのか! 
もうじき消滅する兆しなのか……? それなら、この痛みも、恐怖も解放される時は近い。
神よ。今一度の恩寵をお与えください!


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