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Awake

122 Awake 10話(6/9) :2013/10/09(水) 01:29:57
 ヒューは訝しく思い強い口調でドラキュラの話を遮るとドラキュラは、彼を横目で見て己の話を続け
た。
「だが、魔性の者もハンターも穢れなき身体で我に挑んで来た者は居らぬ。何処かで他者
と身体で交わりその腐臭を撒きながら、我の前に恥かしげも無く様々な言葉で我を封印す
る口上を捲し立てていた」
「他者は知らん。俺は俺自身の信念で持って貞潔を保っていただけだ。貴様が言を弄しよ
うが聴く耳を持つと思っているのか?」
「お前は気を失って知らないと思うが、お前をここまで運んできた下級の魔物が何体お前
の体に触れようとして消失したか知っているか? お前の身体が為せる業だからこそだ」
「だが、俺はカーミラに負けて身体を弄ばれた」
「それはカーミラだからだ。百年以上掛けて純潔の血肉を喰らい続け、図らずともその力が身
に附いたのだろう」
――どう見てもこれは弄言の類だろうが、この男は生前、ワラキア公だった時、巧言令色
を用いる者は平民であれ、臣下であれ許さなかったと言う。また、この男自身も幾度と無
く虜囚の身になっても敵に心から屈する事が無かったとも。
いや、死してなおその公正さが残っているとは信じがたいが。悪魔は事実と共に嘘を織り
込ませるのが得意だ。話半分に聞くのが上策だろう。

「それにだ、我はお前の様に力を持ち乍ら、周囲の者達に因って目的を達せられない者の
苦悩を知っている」
「……」
「ハンター以外には殆ど知られていない我の故国――ワラキア公国の歴史を知っている者
なら我がどの様な生を送って来たかは知っているであろう。我は幼き頃、あの忌まわしい
オスマンの虜囚と為った。我は力を持たずお前の様に力を得るまで時を待った」


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