したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【原作】ドラキュラ・キャスバニ小ネタ/SSスレ【準拠】

28 Rhapsody in Blood 〜朔〜 5/6 :2008/04/05(土) 17:04:52
 その変化に気づいたのだろう、父は一端牙を抜き、名残惜しげに傷口から溢れる血を舐
め取ると、その感覚にすら耐えられず身を震わせる自分を見下ろして、血に染まった紅い
唇にうっすらと笑みを掃いた。
「余計なことは考えぬがよい。ただ快楽にのみ身を任せて、素直に受け入れているがいい」
 傷口を、舌でこじ開けるようにねぶられて身体が跳ねた。痛みではなく、もどかしいよ
うな疼きが思考までをも犯す。
 そこを埋めて欲しい。力尽くで押さえつけて、無理矢理ねじ込んで、この身を隈無く支
配して欲しい。
 そう思うのと同時に、自分の欲するものに嫌悪を覚える。気が狂いそうだった。
 内心の葛藤を知ってか、わずかに笑ったような気配の後、牙の先が首筋に宛われる。そ
れに穿たれる期待に歓喜する身体と、再び背徳に墜ちることに抗おうとする心とがせめぎ
合う中、一度閉じた肉を引き裂くように押し広げて凶器が埋め込まれた。
 初めに受け入れたときとは比べものにならない快楽がそこから湧き立つ。その行為が何
を意味するのかを知った心理的な要素もあるだろうが、何より身体が昂ったままだったの
が最大の要因だろう。ただ牙を突き立てられた、それだけで、アドリアンは再び達した。
 自慰ではすぐに冷めた感覚が、一向に引かなかった。達したとはいっても、実際のとこ
ろ下肢に濡れた感触もなければ、そもそも勃ってすらいない。物理的に出せば満足する類
のものと違って、その快楽は果てることがなかった。
 荒く息を吐き、懸命に余韻を逃がそうとするのを翻弄するかのように貪られて、また混
乱の内に快楽の波に突き落とされる。
 そんなことを繰り返される内に、いつの間にか意識を手放していた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

悪魔城ドラキュラ Best Music Collections BOX(DVD付) / SMD



掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板