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【原作】ドラキュラ・キャスバニ小ネタ/SSスレ【準拠】

14 無題(3/6) :2007/01/04(木) 03:28:02
「…ヒュー。大丈夫か?」 
 ネイサンは、今まで自分が見たことがないヒューの優しく、どこか悲しみを帯びた
微かな笑みに少々不安を感じながらも、彼の次の言葉を待つつもりで恐る恐る訊いた。
――本当に呪縛は解けたのか? そうでなかったら俺は……師匠には大変申し訳ないが
この土地のしきたりに従い、お前の全身の腱を断ち、心臓にサンザシの杭を打ち込まな
ければならない。俺はこれ以上の解呪の方法を知らない。
 そう思いネイサンは予測がつかない攻撃に備え、全身を硬くして身構えた。
「ネイサン…。俺はお前に嫉妬していた」
「!?」
――ヒュー!? 一体なにを言い出したんだ? 嫉妬? お前が俺に? 能力も知識も
膂力も何もかもが俺より上回っているお前がか? 
 予想外の科白にネイサンは唖然として二の句を継げることができず、目を丸くした。
「親父がお前を認めることで、俺は要らない存在になるのが怖かったんだ」
 そしてヒューは息を呑み、瞼を閉じると切なく呟いた。
「ただ認めて欲しかった…」
――それだけではない。俺はお前にも認めて欲しかった。もっともそれは俺自身の
エゴを伴った感情だが。
 もし、お前が洗脳された俺に負けて倒れたら、問答無用で押し倒して力任せに何度も
唇を奪い、何が起ったか解からず呆然としているであろうお前の顔を尻目に、
卑怯だが痛みで動けなくなっているお前の躯から、衣服をすべて剥ぎ取り、力無く抵抗
しようとしているお前の姿に嗜虐心をそそられながら、前戯も何もせずに無理矢理、
己の欲望をお前に何度も何度もぶちまけ、力尽きて物言わぬ躯になってもなお続けるだろう。
穢れて爛れた思考と感情のままに……
 男の身でありながら、それほどまでに同性であるお前が欲しかった。そして、その思いを
遂げるために絶対的な力が欲しかった。その象徴があの聖鞭であったのに、それをお前が
継承したことで俺は父親から己の努力を否定され、お前を親父に取られた心持がした。
逆にお前に親父を取られたとも思い、お前を愛する気持と独占欲が綯い交ぜになって俺は、
俺より能力も無く簡単に聖鞭を手に入れたお前を、あからさまに見下すようになっていった。
だが、いつも他者のことを思い、一歩引いて優しく見守るお前をずっと愛し、護っていきたかったのは嘘ではない――


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