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【パラレル】ときめき★ドラキュラ学園【専門】
105
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刻印・月輪 ひとつ屋根の下 1話(9/24)
:2013/09/22(日) 13:38:17
「校外でマクシームに相談する前に攻撃されてしまうなんて……予想外だった」
アルバスに見下ろされた形で冷や汗を流しながらジュストは視線を下に向け呟いた。
「俺だって何時も手荒い真似はしたくないと思っているが、何故、採血程度の事で逃げ回る?」
「自分がモルモットにされていると分かっていて協力できる奴がいるか!」
「他のベルモンドは協力してくれたがな」
もともと白い顔を一層蒼ざめさせてジュストはアルバスに問い詰めたが、アルバスは何故か翳のあ
る表情でジュストを見据えて答えた。それを見てジュストは諦めたような声で泣きそうになりな
がら呟いた。
「それはお前の目的を知ないからだ」
「だが、それを他のベルモンドに言って信用されるほど、お前は発言権が高かったかな?」
「くっ……」
とりあえず騒動が起こっても店が壊された訳では無かったので「ありがとうございまし
たー」と満面の笑みで挨拶する店員の事はさておき、四人はアルバスの後を追った。
状況が飲み込めないネイサンは、とりあえず答えてくれる人間に期待して独りごとの様に質
問した。
「何があったんだ? 彼を何故攻撃しているんだ?」
「あの時、採血に協力しなかったベルモンドだからです」
シャノアからその名を聞いてネイサンは「あぁ、あれが」といった風情で彼の風聞も同時に思い
だした。
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