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NON-TSF「偶然が、あたしを。」※再掲、修正・加筆

19 luci★ :2016/10/27(木) 00:52:03 ID:???0
 そして何度目か、数えるのも億劫になってたけど、叫んでたとき。
「みさとっ、美里!」
 顔を上げるとお母さんが駆け寄ってくる姿が見えた気がした。――お父さんも、その後ろにいる、かな……。
「あなたって娘は――いきなり学校からいなくなったって連絡がきたのよ。何もかも置いて、せめて連絡くらいしなさいっ――これ以上心配させないで」
 言葉はきつかったけど、安堵の表情があった。それが申し訳なくて。
「ご、ごめん、なさい、あたし、がっこうでっ、がんばろうって、でもでも、みんな、みんな知ってて、もうやだっ、なんであたし? がんばったのに、も、いきたくない、がんばれな――」
 お母さんにしがみつきながらぼろぼろと言葉が出てた。そしたら頬が熱く、痛くなってた。
「わがままを言うな。みんな多かれ少なかれ嫌なことや耐えがたいことを抱えて生きてるんだ。お前がそれに耐えられなくてどうする? 大体な、ことはもうお前だけの話じゃあないんだ。わたしのか」
「あ、あなた、いいじゃない、そんなこと言う必要は今ないでしょう」
 ああ、あたし、お父さんに叩かれたのね。なんか、もう、よくわからない。全部、吐き出したかった。両親には知っててほしかった。けど、お父さんはそれを否定するんだね。あたしもあたしの心が、もうよくわからなくて。耐えろって話、かな? 黙って耐えろって話なのかな? そう、なんだ。
 それから、あたしは黙って身支度して、お父さんとお母さんに挟まれて歩いて帰った。お父さんの背中は、怖い背中で、あたしを威圧してた。
 お母さんは色々と声をかけてくれてた。でも、ごめんなさい、頭に入ってこなかった。
 家に着くとシャワーを浴びた。擦って洗う癖がついて、同じところを何度も洗っているせいか、痛い。
 疲れてた。だから何も口にしないでベッドに入った。けど。いろんな場面が頭に浮かんで、眠れそうにないから、睡眠薬を倍飲んで寝た。


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