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マザリア 聖母闘士の伝説

38 名無しさん :2007/07/02(月) 23:35:30

「貴様、ここで何をしている!」
猟銃を構えた男が叫んだ。
構えた銃口の先に立つ人影が答える。
「芸術活動さ」
「何?」
人影は、自分の足元を指差す。
彼が立っているのは、巨大な堰の上。
堰きとめられた谷間が、大量の水を満々と湛えている。
「これをこらから爆破するのさ。そうすれば、あふれ出した水が、たちまち川下の村をごうと飲み込んでいく。どうだい、このスペクタクル。これぞまさに芸術だ!」
「な、なんだと!」
「せっかくだから、その光景を君も一緒に鑑賞しようよ」
「馬鹿を言うな! 儂の村には、指一本触れさせん!」
男は叫ぶと、構えた猟銃の引き金に指を掛けた。
だが、一瞬早く、人影が指を鳴らす。
男の手元で、ボゥッと小さな爆発が起こった。
「ぐわっ!」
男は銃を取り落とし、手首から血を流してうずくまる。
「まったく・・・。やっぱり君たちみたいな田舎者には、僕の高尚な芸術は理解できないんだな・・・」
人影は、呆れたように首を振った。
「まあいいさ。君はそこで見ているといい。君は運がいいんだよ。この爆発の芸術家、ナルタリの芸術活動を目の当たりに出来るなんて。ほんと、君みたいな田舎者にはもったいないくらいさ」
「や、やめろ!」
「それじゃあいってみよー! そ〜れ、爆発は、芸術だー! ・・・、って、待てよ?」
叫びかけた途中で、ふと、あることに思い至ったナルタリは、男に尋ねた。
「ねえ。何故君はここにいるんだい?」
「・・・」
「何故、こんなところの見回りなんかしてたんだい? わざわざ銃まで持って・・・」
「そ、それは・・・」
口篭る男の様子に、ナルタリの顔色が変わった。
「まさか! ねえ、この前、君たちの村の近くに流れ星が落ちただろ。ひょっとして、その時・・・、君たちは、まさか知らない女を拾ったりしなかったよね?」
男は無言で目を逸らす。
「答えたまえ。 怒らないからさ・・・」
と言いつつ、厳しい目つきで男を問いただすナルタリ。

その時、
「お察しの通りよ!」
凛とした声が響きわたった。
2人は、慌てて声の方を見やる。
月の光に照らし出されて、1人の女が立っていた。
ナルタリは青ざめる。
「馬鹿な・・・、お前はあの時・・・」
「お生憎様。私はぴんぴんしてるわよ!」
その女タルミアは、不敵な笑みを浮べて言った。


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