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黄昏の三戦姫

42名無しさん:2006/12/17(日) 22:35:53
ドレスのスカートがゆっくりと持ち上がる。形のよいふくらはぎ、白く艶めかしい太腿が男たちの眼前に露わになっていく。
そして、股間を覆う鉄帯が、その姿を現した。
「こ、これは……」
レオンは今初めてそれを見たかのような白々しい声を発した。

「ああ……」
当然レオンが敵と通じているなどということを、夢想だにもしていないオーディリアは、愛娘の許婚である男に
このような恥かしい姿を晒さなくてはならない自分が情けなくて、この場から逃げ出したい心境だった。
しかし、アイリーンを救うためだと、唇を噛みしめながら辱めに耐えるのだった。

「確かに着けていただいているようですね。ウエスト部分もきっちり固定されているようですが……
ここが少し緩いようですね」
黒ずくめの男は、股当てのところを見ながらそう言った。
確かにその部分は、少し緩めですきまが開いていた。横から覗くと恥毛が見え隠れしている。
つまり完全には女性器に密着していないというわけだ。

「もう少しきつくしましょう。完全に密着していないと、ここをお通ししてはいけないと仰せつかっておしますので」
そう言って男はその鉄帯に手を伸ばした。
股間を覆う部分は金属だが、その上部には丈夫そうな革でできた、ベルトのようなものが付いていた。
それが、ウエストにがっちり喰い込んでいる金属の帯に繋がっている。革の部分を引き絞れば、いくらでも
締め上げることができるというわけである。

男はその革のベルト部分の端を持つと、ぎゅっと引っ張った。
「ひっ……くぅ……」
ひんやりとした金属の股当てが、オーディリアの女の部分に当たる。同時に後ろ側の金属部分も締め上がっていくのだ。

お尻の方の鉄帯は、股当ての部分やウエスト部分よりかなり細く、締め上げられる度に尻の割れ目へと
どんどん喰い込んでいく。
柔らかい当て布のようなものなど一切付いていない金属が、直接敏感な部分に当たり、ぐいぐいと喰い込んでいく感触は、
おぞましさだけでなく激痛をもともなうものだった。

「ふふふ、どうですか? このベルトはこうすればいくらでも締まるんですよ。ただし、鍵を使ってこの物自体を
取り外さねば緩められませんがね……」
そう言いながらも男は尚もぎゅうぎゅうとベルトを締め上げる。
「はうっ……も、もう……これ以上は……」
あまりの痛さに、オーディリアがこれ以上の締め付けを止めようとしたとき、ようやくレオンが言った。
「もう充分だろう。やめろ!」

男は口元に笑みを浮かべたまま、「ふふふ、そうですね。ではこれくらいにしておきましょう」と言って、
ベルトを締め上げるのをやめ、あまった端っこの部分をウエストの鉄帯へと挟み込んだ。
「オーディリアさま、大丈夫ですか?」
心配そうな顔をするレオンに、オーディリアは無理やり笑顔を見せた。
「だ、大丈夫よ」

「ふふふ、では今宵の舞踏会、存分にお楽しみください。ああ、それと会場では主催者さまからのご指示に従っていただきます。
指示があればそちらのパートナーの方にお伝えいたしますので……むろん、従わない場合は……」
もちろん最後まで聞かなくてもわかっている。従わない場合アイリーンの命はない、ということなのだろう。
どこまでも卑劣なやつである。

「わかりましたわ。ではその主催者の方にもお伝え願いますか? 必ずアイリーンは救い出しますと。
そして、わたしを怒らせたことを必ず後悔させてさしあげますとね」
オーディリアは鋭い目を黒ずくめの男に向け、きっぱりと言った。
「ふふふ、よろしいでしょう。必ずお伝えいたしますよ。オーディリアさまもその言葉、舞踏会が終わったあとも
覚えておかれるとよろしいでしょう。くくくく」

オーディリアは男の言葉を聞き流し、レオンの方へ顔を向けると「さあ、行きましょう」と言って二階への階段を上り始める。
足を出す度にあの部分を擦る鉄の股当てのために、ぎこちない足取りになりながらもようやく大広間のドアの前に着いた。

「では……」
レオンがノブへと手を掛けドアを開いていく。
──その扉はオーディリアを待つ恥辱の宴の入り口でもあった。


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