>VRMMORPG――『The Golden Age of Darkness』が誕生して10年経つ。
>その最後の日にヴェルモンドは仲間と別れ、一人玉座で凭れ滅びの時を待つ。
>「ラクス、俺の目の前に跪け」
>ラクスに命じ思い出話を語るヴェルモンド。
>いよいよ審判の時間になった際、ヴェルモンドは異変を感じた。
>サーバーダウンするはずの時間なのにサーバーダウンしない。
>「ヴェルモンド様? ヴェルモンド様?」
>NPCのはずのラクスがヴェルモンドに向かって突如会話を始めた。
>ここは既に知っているゲームの世界ではない、いつの間にか現実に変化していた。
>まだ見ぬ世界にヴェルモンドは不安を覚え、防衛策を練り上げるのだが……。