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マイケル作品  その5(夏祭り 藤本Vor.)

9同居人募集中。。。:2005/06/02(木) 12:49:49
さすがにこんなに激しい心臓の音を美貴に聞かれるのは恥ずかしいが
俺は美貴の気持ちに答えたくて強く抱きしめた

すると美貴は恥ずかしそうに顔を上げ目をつぶった。

俺は震える唇で美貴にそっと口づけた…

そして美貴をまた強く抱きしめた。

その頃には周りの人達も気をきかせてくれたのかその場には本当に二人しかいなかった…

すると不意に美貴が
「すごい胸がバクバク言ってるよ…」
「そ、そりゃ、いきなりあんなことになったら…」
「あは、可愛いとこあるんだ〜」
この時、今日美貴が始めて笑ったのを俺は見逃さなかった。

10同居人募集中。。。:2005/06/02(木) 12:50:04
「うるへ〜」
「あはは、でもね美貴の方がもっとドキドキしてるよ…」
とつぜんの美貴の告白に言葉が出ない
「…」
「確かめてみる…?」
「ど、どうやってだよ」
「ほら、こうやって…」

そう言って美貴は俺の手をとって誘導する
ある程度まで来たところで手を離す
あとは自分でやれってことなのか…
俺は黙って美貴の胸に手を当てたそして確かに美貴もドキドキしている

しかしこれで更に俺の鼓動も再び早くなりはじめた

美貴は俺の顔を見るなりニヤけて言った

「えっち…」

「だってお前が…」

「う・そ!」

11同居人募集中。。。:2005/06/02(木) 12:50:31
「おい、からかうなよ」
「でも確かめてとは言ったけど、まさか…ねぇ〜そんな度胸があるとは」
「なんでだよ…」
「まだ告白もされてないのに…」

そう言えばどさくさに紛れてこんなことになってしまったが
俺の気持ちはまだ美貴にはっきり伝えていなかった
本当の勇気を出すのはここからだ…

「そうだな…」

俺は美貴をまっすぐ見つめた。

「なに、急に真剣な顔しちゃって…」

「美貴、俺はお前のことが…」

肝心な所で美貴が話に割って入ってきた

「そうだ!もうすぐ河原で花火大会はじまるよ。行こうよ〜ほら」

12同居人募集中。。。:2005/06/02(木) 12:50:46
「美貴…」

「そんなこと言葉に出さなくたって分かってるわよ」

「でもお前は…」

「好きでもないやつにあんなことするわけないじゃん…バカ…」

そう言うと美貴は俺の腰に手を回して胸に顔をうずめた

「やっぱりドキドキしてる」
「うん…」

俺はもう一度美貴を抱きしめた

すると道の向こうからピンクの着物の亜弥ちゃんとその後ろから淡いスミレ色の着物を来た真希ちゃんがやって来た

「美貴た〜ん、おまたせ〜」

さすがにこのシチュエーションはまずくないか?

「あ〜何してるのぉ!みきたんから離れなさ〜い」

13同居人募集中。。。:2005/06/02(木) 12:51:01
案の定、亜弥ちゃんにみつかってしまった

「どうすんだよ」
「行こっ!」
「おいっ」

美貴は戸惑う俺の腕を強引に引いて走り始めた。

「こら、みきたんを離せ」
「んぁ〜亜弥ちゃん待ってよ。ついてけないぽ」
「あ〜ん、ごっち〜ん」

そんな二人を置いて俺たちはどんどん進んで行く

「どこいくんだよ?」
「わからない〜」

二人の恋は始まったばかりだ…

出演 主人公・藤本美貴・松浦亜弥・後藤真希
主題歌 そっと口づけてギュッと抱きしめて
演出脚本 マイケル
監修 もしごまスレ


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