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没ネタ投下スレッド

1名無しさん:2005/04/10(日) 20:57:02 ID:EGTFaGMo
書いてたキャラを先に投下された
書いては見たが矛盾ができて自分で没にした
考えては見たが状況からその展開が不可能になってしまった

そんな行き場のなくなったエピソードを投下するスレッドです。
没にした理由、どこに挿入する筈だったのかを添えて投下してください。

2</b><font color=#FF0000>(wh6UNvl6)</font><b>:2005/04/20(水) 22:38:05 ID:Hw7b583Y
宗介とかなめがクルツの死を悲しみつつ商店街を歩いている時、
彼らと一時別れた祥子・しずく・オドーの三人はまじめに食料を探していた。

「BBは何処にいるんでしょうか…?火乃香さんのことも気がかりです」
誰にともなくしずくはつぶやいた。
今、自分は商店街の端にある酒屋の中で食料を探している。
しかし意識はこのゲームに参加しているはずの知人の方へと向けられる。
「そもそもザ・サード管理下にある私達をどのように連れ出したのでしょう…痛っ!」
思考に集中していたため、足元にあるわずかなへこみに足をとられて転倒。
(何してんでしょう私…あら?)
転倒し、視線が低くなったおかげでカウンターと床のわずかな隙間に取っ手が見えた。
「何であんなところに取っ手が?何か隠し物でも有るのでしょうか?」
(こういう時は、とりあえず報告しましょう)
しずくは店を飛び出した。
オドーには気がかりな事があった。
「恐ろしい、恐ろしい民族だな。日本人とは…」
原因は先ほどからの千鳥と宗介の様子だった。
宗介に出会ったのもつかの間、いきなり千鳥は宗介に蹴りを入れ、
空腹を指摘されるとバックで顔面を殴打した。
しかも彼女にはそれが日常らしく、彼女は普通の高校生だという。
「ならば、ならば普通の高校生は日常的に強力なツッコミを入れることになる」
日本で暮らす事になった自分の唯一の血族である、
ヒオ=サンダーソンのことが猛烈に心配だった。
(あの娘は、あの娘は本当に大丈夫だろうか…!)
そんなオドーの心を吹き飛ばすように声が聞こえた。
しずくが自分を呼んでいる。
「ここです、オドーさん」
「分かった、分かった。私がカウンターをどかせば良いのだな」
パチンッ!
指が鳴り、カウンターが斜め上から打撃され横にスライドする。
「やっぱり、扉です」
そこには頑丈そうな鉄扉が床にすえつけられていた。
「鍵が、鍵がかかっているな。ではこのアンチロックブレードとやらでこじ開けるか。
しずくは、祥子を呼んできてくれ」
「はい、そろそろ八百屋のシャッターを開けてくれている頃ですね」

3</b><font color=#FF0000>(wh6UNvl6)</font><b>:2005/04/20(水) 22:39:26 ID:Hw7b583Y
---数分後---

三人は扉が封じていた物を見ていた。
「地下室…ですか?良く見つけましたねこんな所」
「そうなんです。怪我の功名というかなんというか」
しずくは転倒したことは隠して、しかし何処と無くうれしそうだ。
「まず、まず私が入ろう。何が有るかわからんからな」
オドーに続いて祥子・しずくも地下室に入ってゆく。
地上の光と懐中電灯の光だけが頼りだ。
しかも入った地下室は思ったより広く乱雑に物が置いてあり何が有るのか良く分からない。
「えっと、ここにスイッチが在りますね」
次の瞬間部屋に光がともりそこになにがあるかがはっきりとした。

「ここは、地下室?」
見渡すと冷蔵庫、テレビ等があり、窓がない以外は
普通のマンションの一室と代わらないような部屋だった。
「これは、これは休憩するにはもってこいの場所だ。」
「それではこちらに集合しましょうか?」
「そうするとしよう。しずく、千鳥と軍曹を呼んできてくれ」
しずくが去った後、オドーと祥子だけが残された。
「さて、さて我々は本題に入ろうか」
「何のことです?私に問題でも?」
「なかなかの、なかなかの演技力だった。しかし貴様は軍曹に注意を払いすぎだ。
 不自然なほどにな」
「当然です。あの人は、会ったばかりの私を殺そうとしました」
「あくまで、あくまでしらを通すつもりか?ならばこちらにも考えがある。」
そういうとオドーは指を鳴らした
見えない力が祥子を押し付けた。
「ぐっ!なんですかこれは!?」
床にへばりつきながら祥子は口を開いた。
「これが、これが私の力だ、手加減はしているが。」
「…」
相当な力で押し付けられる、体が潰れそうだ。
「時間が、時間が無いのでな。駆け足で質問させてもらおうか」
喋らなければ殺される、そう察した祥子は真実を話した。


「そういう、そういうことか。要するに人探しの途中か、危ない橋も渡ってきたようだな」
「はい…」
祥子は全て真実を話したが、一つ嘘をついた。
彼女の殺人は全て相手が襲ってきてそれに立ち向かった結果とした。
オドーの指が扉をさす。
「止めはしない、彼らが、彼らが来ないうちに行くといい」
「私は敵となるかもしれないのに…なぜ?」
「簡単な、簡単なことだ。獅子身中の虫などいらぬ、だが自ら進んで殺す気もない。
 私はこんな下らんゲームには反対なんでな」
「そうですか・・・では、私はお言葉道理に行かせてもらいます」
銀の剣を握りしめ、踵を返す。
地下室から去り行く祥子にオドーは声をかける。
「探し人が、探し人が見つかったら戻ってきてほしい。
 共に脱出法方を考えよう…」
祥子の返事は聞こえなかった…。
しずくに呼ばれた宗介達は少し遅れて地下室にやってきた。
飲料水確保に手間取っていたらしい。
宗介は祥子が居ないことに気づき、
「大佐、あの女は何処に?野放しにすると危険ぐはぁ!…何をする千鳥」
「うるさい!ったくあんたはどーしてそうネガティブな方向へ話を持ってくのよ!」
「しかし、常に最悪の状況を考えて行動しなければ最悪の事態に陥る、この前とある国の…」
オドーは二撃目を叩き込もうとする千鳥を制し、
「もうよい、もうよいのだよ軍曹。彼女は人探しの途中だった、群れるより
 単独の方が動きやすい。だから別れた、過去のことはこの際忘れろ」
「…了解しました」
場に漂う気まずい雰囲気を壊すため、しずくが口を開いた。
「じゃあ私達はこれからどうしましょうか?」 、
「そうだな、とりあえず、とりあえずは食事を取るとしよう。
 そのあとはこの後の行動の検討。私と軍曹の腕の見せ所だな」
さらに宗介をを見て、
「軍曹、軍曹は何か意見があるか?」
「ハッ、進路を決めるのは次の放送の後からのほうがよろしいのではないかと。」
「ふむ・・・そうだな、それでは、それではそうするとしよう」
「そんじゃあ今からはあたしの出番ね、しずくも手伝ってくれる?」
「ええ。」
二人はキッチンへ向かっていく。
「さて、いっちょやりますか!」

4</b><font color=#FF0000>(wh6UNvl6)</font><b>:2005/04/20(水) 22:42:45 ID:Hw7b583Y
【C3/商店街/11:00】
【正義と自由の同盟】
残り88人

【相良宗介】
【状態】健康
【装備】ソーコムピストル、スローイングナイフ、コンバットナイフ
【道具】荷物一式、弾薬
【思考】大佐と合流しなければ。

【千鳥かなめ】
【状態】健康、精神面に少し傷
【装備】鉄パイプのようなもの(バイトでウィザード/団員の特殊装備)
【道具】荷物一式、食料の材料。
【思考】早くテッサと合流しなきゃ。

【小笠原祥子】
【状態】健康
【装備】銀の剣
【道具】荷物一式(毒薬入り。)
【思考】オドーに借りができた。祐巳助けてあげるから。

【しずく】
【状態】機能異常はないがセンサーが上手く働かない。
【装備】エスカリボルグ(撲殺天使ドクロちゃん)
【道具】荷物一式
【思考】BBと早く会いたい。

【オドー】
【状態】健康
【装備】アンチロックドブレード(戯言シリーズ))
【道具】荷物一式(支給品入り)
【思考】協力者を募る。知り合いとの合流。皆を守る。

他人のNG判定作品を改造したもの、結局全部無しになってしまい
これも日の目を浴びることなく。

許してくれるならこれをさらに変えてオリジナルとして投下するつもり。

5名無しさん:2005/04/20(水) 23:18:14 ID:D7qZuQnc
ここに移してくれた人に感謝します。
手間をはぶいてくれてありがとうございます。

6</b><font color=#FF0000>(ImLUsV8k)</font><b>:2005/04/23(土) 02:00:12 ID:AKR/4Nq.
もう一月ほど前のことになる。

竜堂終のデイパックには、
「月と貴女に花束を」の「久遠の月」を入れようと思っていた。

あれは持ち主の命を削って、真の力を発揮させるマジックアイテムだったはず。
ピンチになったら竜化して大暴れして、そして苦しんでくれるだろうと思っていた。
そして、それが誰かに渡ってもリナが竜破斬を全力で撃てたりして面白いかな、と思った。

月花のアイテムを出して良いか?と議論スレで聞いたその2分後
終で話が進行してしまった。

ギギナと被せようとも思っていたが、それも水の泡と消えた。
「西海白竜王」対「竜殺しのドラッケン族」ってすごく熱いとは思わないか?

まあ、その段階で消してしまったから、もうその文は残っていない。
ここに落とせるようなレベルの文でもなかったから、
残しておいたりしないでよかったとも思う。

71/4:2005/04/24(日) 18:34:42 ID:EGTFaGMo
悠二はその異様な物体を恐怖に竦みながらも観察していた。
「ふもーーふぉもふぉもふぉもっふぉも」
どうやら笑っているようだ。それにあの姿には見覚えがあった。
『ボン太くん…だよな?』
そう、ある遊園地のマスコットとして局地的に有名なキャラクターの着ぐるみである。
ボン太くんはずずい、と悠二に迫ってきて肩に手を置いた。
『うひぃぃぃぃぃいいぃいい!』
竦んで声が出ないため心の中で悲鳴をあげる。
銃を取り出そうかとも思ったが、この分厚い着ぐるみに弾丸が通用するかどうかあやしかった。
そうでなくても狙撃銃では至近距離では扱いにくい。
銃器の素人である悠二には成す術はなかった。
まな板の上の鯉状態で悠二が硬直していると、ボン太くんはくるりと悠二に背を向けて
腰の辺りを後ろ手にたたいた。どうやら背を叩きたいが手が届かないようだ。
その意味を悠二はあごに手を当てて考える。
逃げるなら今しかないのだが、どうも相手に敵意はないようだ。
いや、それでもこの圧倒的な威圧感に心臓は握りつぶされそうなのだが。
そしてボン太くんの腕を挙げたり下げたりするしかないジェスチャーでようやく気付く。
『脱がして……欲しいのか?』
一人では絶対に脱ぐことはできず、観客を白けさせない為に脱衣機構は外から見えないように
されているため知らない人にはおいそれと手を出すこともできない。
しかし幸い自分は着ぐるみの脱衣機構は知っている。
以前、父の知り合いの頼みでヒーローショーのアシスタントをしたことがあったのだ。
この手の着ぐるみは構造的にどれも大差はない。
この異様にシュールな光景から逃れられるのならここは脱がすべきだろう。
そう判断し、悠二はボン太くんスーツを脱がしに掛かった。
そして悠二はこの判断を早速後悔することになるのだった。

81/4:2005/04/24(日) 18:35:23 ID:EGTFaGMo
上半身部分を脱がせ、ボン太くんのマスクをはずす。その途端……
「をーーーーほっほっほっほっほほほほほほほほほほほ」
「坂井悠二!貴様はこんなところで何をしている!」
「うわぁっ」
突然響き渡った哄笑と叱咤に驚いて悠二は思わず尻餅をつく。
そして知っている声がしたことに再び驚愕した。
「あ、アラストール!?」
「おや、アラストールの知り合いかえ?」
そういって小早川奈津子は悠二の顔を覗き込んだ。
『ひぃっ』
思わず仰け反ったが奇跡的にも声はでなかった。
もし悲鳴を上げていたらその瞬間殺されていたかもしれない。そんな威圧感を感じてしまう。
「うむ、先ほど話した我とシャナが保護しているものだ」
「ふぅーん、そうかえ。なかなか可愛い顔をしているねぇ」
悠二の背筋に蟲が這い回るような怖気が走る。
「をーーーーーーほっほっほっほっほっほっほっほっほ
 分かったわ!邪魔者を蹴散らし、麗しの大日本帝国に帰還した暁には
 あたくしの美少年牧場の末席に加えてあげてもよくってよっ。よくってよ!
 をーーーーーーーほほほほほほほほほほほほほほほほっほほほほほほほほほほほほほほほ」
逃げる。
悠二の決意は瞬時にして固まった。
震える手足を強引に意志の力で押さえつけ、小早川奈津子に話しかける。
「あ、あの…すみません。お話は、その、とても有り難いんですけど
 まずは着ぐるみを完全に脱ぐか再び着るか致しませんか?
 僭越ながらお手伝いさせて頂きます」
「坂井悠二?」
アラストールは怪訝な声をあげるがこれは悠二の作戦だった。
この短いやり取りで小早川奈津子の性格を把握した悠二はわざとへりくだることで油断を誘ったのだ。
彼女は着ぐるみを上半身だけ肌蹴させた状態で、下半身はいまだに着ぐるみの中だ。
「良い心がけね。あたくしは小早川奈津子。天使のなっちゃんとお父様には呼ばれていたわ。
 奈津子様でもいいけど、特別に女王様と呼ばせてあげても良くってよ!」
もはや何の脈絡もない。

93/3:2005/04/24(日) 18:36:50 ID:EGTFaGMo
「この服はあたくしの戦闘服。空調機能もついていて快適だわ。
 あたくしはこれを着て戦場を駆ける。つけるのを手伝いなさい。
 その後、わたくしの奴隷として仕えるのよ!をーーーほほほほほほほほ」
「あ、ありがとう…ございます……奈津子さま」
いやだ、と叫びそうになるのを懸命に堪え、悠二は奈津子の後ろに回る。
そして再びボン太くんスーツを着ようと彼女が屈んだ瞬間に
首にあるペンダントのチェーンのホックを外し、アラストールを掴んで一目散に逃げ出した!
「な、何のつもりだ?坂井悠二!?」
「あーもう、少し黙ってろよ!あいつが危険なヤツだってことくらい分かるだろ!
 逃げるんだよ!そしてシャナと長門さんを探す!!」
「む、うむ。」
後ろの方では悠二の逃亡に気付いた小早川奈津子が追いかけようとしたが
着ぐるみに足を取られて無様に転んでしまっていた。
「うぬ、卑劣な!」
着ぐるみを完全に脱がせなかったのは時間稼ぎのための悠二の目論見だった。
しかし小早川奈津子は瞬時に体勢を立て直すと一度経験をつんだとはいえ、
驚くべき速さでボン太くんスーツを装着し、悠二を追いかけ始める。
ここに決死の追いかけっこが始まった。

【F-5/森/1日目・6:58】
【残り88人】

【小早川奈津子】
[状態]:絶好調
[装備]:ボン太君量産型(脱衣不可能)
[道具]:デイバッグ一式
[思考]:1.坂井悠二を追う。2.竜堂終と鳥羽茉理への天誅。3.正義のための尊い犠牲をこの手で
【坂井悠二】
[状態]:健康。
[装備]:狙撃銃PSG-1 コキュートス
[道具]:デイバック(食料、水なし)
[思考]:1.この場から離れる 2.長門さんとシャナの捜索

10名無しさん:2005/04/25(月) 18:20:48 ID:SSW2U736
ガユス動かそうと思って書いたけど、途中で書くの飽きたからポイ捨て。
ってかされ竜まだ六巻まで読んでないし。



 屋上に出て、いきなり狙撃された。
 しかし、日頃ギギナの剣を避け続けている俺の反射神経が、危機を察知して体を動かしたため、弾丸はきわどいところで鼻先をかすめていった。
 日頃の研鑽に感謝だ。これからもからかおう。生きて帰れたら、の話だが。
「さて……」
 とりあえず何をするにしても、魔杖剣と咒式弾がないと話にならない。
 異世界の美女と美少女にまで眼鏡の付属物呼ばわりされるのは嫌だし。
 幸いにして、俺の魔杖短剣<贖罪者マグナス>と咒式弾の場所は分かっている。あとは取りに行くだけ。
 屋上に出て安全なルートを探ろうとしたところで、向かいのビルから狙撃されている。
 相手は、ビルに入る前に撃って来たのと同一人物だろう。あれから随分時間も経っているはずだが、まだ屋上で粘っていたらしい。暇な奴め。そんなに暇なら川原のゴミ拾いでもしてろ。赤の他人を狙撃するよりよっぽど喜ばれるぞ、うん。保証する。
 こんな時でも戯言を思い浮かべてしまう咒式士の業を軽く呪いつつ、考える。
 屋上には狙撃者のせいで出れなかったが、途中の階の窓から見るに、特に危険はないように思える。
 とはいえ生体強化系咒式も使ってない人間の視力で、遠く離れた箇所で物陰に隠れている誰かを見つけることなんて不可能だろう。
 危険はある。それもたっぷり。
 それでも行くのかと自分に問えば、
「行くしかないか」
 俺の近接戦闘能力は高くない。


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