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試験投下スレッド

63七人の反抗者_6◆1UKGMaw/Nc:2005/04/30(土) 01:08:40 ID:.Td6y2f2
「協力する、だろうな」
「つまり、ここで協力関係を結ぶのと結局変わらない。だが、そうして作られた集団には派閥が出来る」
「派閥……?」
 クリーオウがおうむ返しに聞き返す。
「ああ。知り合いと合流した後では、どうしてもその連中で寄り集まる。意識しなくても、自然とそうなる。
クリーオウ、そのオーフェンと合流した後にクエロやゼルガディスと出会っていたら、君は誰を頼りにする?」
「あ……」
 それは、オーフェンだ。
 一人でどうしようもない状況でクエロと出会い、ゼルガディスと出会い、クリーオウは二人を信頼するに至った。
 だが、先にオーフェンと出会っていたら、その信頼感は生まれただろうか。
「派閥が生まれれば、それは亀裂の元となり得るか。……なるほど、私は空目の言いたいことが読めた気がする」
「私も。本気で脱出や反抗を考えるなら一枚岩になる必要がある。でも集団と集団が寄り集まると派閥が出来る。だから……」
 サラに続いて発言したクエロは、ここで一拍置いた。
「ここにいる七人で一つの集団を作り出す。個々の探し人は、それに肉付けする形で加わってもらう。そういうこと?」
 空目はその言葉に無表情に頷いた。


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