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試験投下スレッド
308
:
真実と事実(5/6)◇1UKGMaw/Nc
:2005/05/23(月) 00:59:48 ID:14CXvzZA
せつらとピロテースの話を要約すると、こうだ。
曰く、美姫という参加者がヴァンパイア――吸血鬼である。
曰く、咬まれた対象はその眷属となり、血を求める危険な存在となる。
曰く、アメリアには咬み跡があったにもかかわらず、眷属となってはいなかった。
少ない情報だが、ここから導き出される結論は。
「アメリアを殺害したのは美姫ではない。他の吸血鬼か似たような存在が殺害した、ということか」
美姫とその何者か。警戒すべき吸血鬼、もしくはそれに酷似したものが、最低でも二人以上いるということ。
魔法、精霊、それに吸血鬼。本当に何でもありね、この世界は。
「ガユス、緋崎正介、ギギナ、美姫、謎の吸血鬼……最後のは容姿が分からないが、分かっている危険人物はこんなところか」
サラがまとめつつコーヒーを差し出してくれた。
礼を言って受け取り、一口飲む。……甘い。
クリーオウはこれくらいが丁度いいのか、美味しそうに飲んでいる。
「糖分を摂取して眠るといい。起きたらまた行動開始だ」
「え、私は起きてるよ。皆が寝てる間、見張りを……」
「いいから寝るのだ。今のあなたに必要なのは休息だぞ、クリーオウ」
「それは皆のほう!」
二人が口論しているうちに一気に飲み干し、ベッドに横たわる。
疲れた身体と精神に暖かい飲み物とくれば、次に来るのは眠気だ。
案の定、急激に眠くなってくる。
(悪いわね、ベッド一つ占領させてもらうわよ)
言葉にするつもりだったが、それすらも億劫だ。
心の中でだけそう言って、二人の声をBGMに私は意識を手放した。
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