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リレ抜粋 227その後 氾×朱ss

1自分の首を締めている…:2004/08/21(土) 15:48
時間もこってり取れなくなるし、尚六がなんや長くなりそうなので
短くさっぱりとssを…
簡単に終わりそうだし

2名無しさん:2004/08/21(土) 15:53
 無慈悲にも立ち去っていく主と台輔を途方に暮れて見送りながら、朱衡は
半ば開き直ったため息をつく。
 そもそもこれは単なる職務であり、自分は一官にすぎない。多少気の重い
ことになろうと、なんと言っても相手は他国の王。よっぽどのことにはなる
まいし、もうそう会うこともあるまい。
「それでは主上、我らはそろそろこれにて御前を下がらせていただきます」
 と、腕を掴まれたまま目まぐるしく思考を働かせていた朱衡は、範国の従者
たちが一斉に平伏しているのを見て我に帰った。
 うむ、と氾王は慇懃に頷くと、優雅に微笑む。
「汝らも御苦労であったの…ゆるりと身体を癒すがよい。何、遠慮は要らぬぞえ」
 どう考えても氾王が言う台詞ではない。
 ちょっと待て、と朱衡は固まる。まさかこの連中は、自分一人を残していこうと
いうつもりだろうか。
 呆然と従者たちに目をやると、中の一人、若い顔をした女がはんなりと笑った。
「それでは朱衡どの、御健勝をお祈り申し上げます」
「……範が国の、それが礼儀か」
「我らは官ではなく、氾王御自身の僕であります故、主上の幸福、主上の喜びが最も
大切なことなのでございますよ。

3(´∀`)ノ:2004/08/21(土) 16:28
家人が帰宅してへぼってました…つづきつづき

4名無しさん:2004/08/21(土) 16:36
「何をそれほどに心配な顔をなされております。我らが主は非常に慈悲深く、趣深い
方」
「そういう問題では……」
「それでは失礼いたします。……主上、良い夜を」
 言いかけた朱衡の言葉も聞かず華やかに微笑み、女は再び一礼し、従者を
連れてしずしずと去っていく。
 なんということだ、あの王あってこの従者ありか、と朱衡はわなわなと震える。
 と、その場に呆然と立ち尽くす朱衡を面白そうに眺めながら、氾王が座るように
促した。
「お前、酒は飲めるかえ」
 答えるよりも先に、申し訳程度に用意されていた酒を氾王自らが朱衡に注ぎ
始める。予想していなかった行為に、朱衡は今更ながら驚き、目を丸めた。
「そのような。自分でいたします」
「おかしな所で遠慮するの。先も言ったであろ。人と人との出会いは面白きもの。
私はお前に小間使いのようにせいと言っておるのではないわ。私はお前の前に人と
して有り、お前は私の前に人として有るのじゃ」

5名無しさん:2004/08/21(土) 16:47
 それは、つまり、朱衡の官としての佇まいを崩せということ。
 朱衡は眉根を寄せた。そうは言っても、相手は異国の王なのだ。それにそうで
ないとしても、朱衡の『これ』は年季物。自分でもそう簡単にどうこう出来る
ものではない。
 では、ありがたく、と答え、ため息を飲んで朱衡は杯に口をつける。それを見て、
満足気に氾王が微笑んだ。
「……何でございましょう?」
「いや、飲まぬと答えればどうしてくれようと思うておったのよ。どうやら
遊びが過ぎたよう。随分と嫌われたようであったからの」
「……そのようなことは」
「冗談じゃ」
 楽し気に氾王は喉を鳴らして笑った。朱衡は思わず憮然とする。
「……冗談はお嫌いだとお聞きしたような気がいたしておりましたが、拙めの
気のせいでございましたか」
「さてね。この国に来てからやかましいことが多い故、どうにも物覚えが悪くてねえ」
「それは難儀な。一刻も早くかような野蛮な国からはお出になり、お休みになっては
いかがです」
「なかなか言うの。被った猫も限界かえ」

6名無しさん:2004/08/21(土) 16:57
朱衡は小さく嘆息した。嫌みも皮肉もまるで手ごたえがない。気を悪くする風も
なく、飄々と流される。こんなことは初めてである。どうも手のひらで転がされて
いるような、そんな気分になる。
 朱衡は手を伸ばし、氾王の杯に酒を注ぎ始める。さっさと酔って眠ってくれたら
という腹づもりもなくもないが、どうせ無駄だろうという気もしていた。
 香りを味わい、ちびりと舐めて、ふむ、と氾王は目線の高さで杯を傾け、眺める。
「いい酒よ」
「……月光、と申します。街の東側にあります老舗で作られておりますもので」
「なかなかに美味じゃ。小手先の技ではとてもこうは行くまいの。香りもきつうない」
「我が主上自ら宮へ召し上げた品にございます」
「酒の味ぐらいはあの猿にもさすがに分かろうものと言えども、流石に浮いた遊びに
関しては強い男よの」

7名無しさん:2004/08/21(土) 17:06
 ありがとうございますと答えたものか。誉められているとは到底思えないが。
氾王は水でも飲むように、そこそこに強い酒を飲み干した。
「よい月よの」
 ふと言われて外に目を上げると、見事な月が空に上がっていた。月を愛でる
習慣など朱衡にはないが、思わず息を飲むほどに麗しい。満月にはまだかかるだろうが、
靄のひとつもかからず煌々と輝いている。
「故国で見る月にはかなわぬが、こうして異国で見る月もまた素晴らしい物じゃ。
……ふふ、何を珍しい物を見るような顔をしておるのか。月なぞそう珍しい
物でもなかろ。何せ毎夜上がるのじゃ」
「……あまり、そう見る機会がないもので」
「なんと。損な性格よの。あの猿でさえ、楽しみのひとつやふたつ、みっつのよっつ
ぐらいは持っておろうよ。月ひとつ、酒ひとつ楽しむことも出来ねば、日々はただ矢
のように過ぎゆくばかりぞ。見や」
 すい、と示された扇の先に目をやれば、月光をひそやかに帯びて輝く、白い花。
 氾王が飾らせたのだろうか。
「白い花は夜見てこそ真に美しい。上がるは美しき月、有るは白き花、飲む美酒の
名は月光。あとはゆるりと流れる時間があるのみ」
 歌うように氾王は言う。

8´∀`)ノ 白い花はなりきりスレの氾王様が愛でていらしたので:2004/08/21(土) 17:16
「良い夜よ」
 ひっそりと言われ、朱衡は思わず頷いていた。確かにーーーいい夜だ。
 ふ、と目元を緩め、麗人は朱衡の杯に酒をつぎ足す。思えば、こうして誰かと
二人、ひっそりと酒を交わすことも、長いこと朱衡にはないことだった。
 数人で宴会のような場であったりということはあったが。ましては朱衡は一人
で飲む習慣もない。
「良い夜、良い酒というのは、物や風情揃っただけでは迎えられぬ。交わす相手が
悪ければ完成することはないものじゃ」
「……飲み交わす相手、でございますか」
「そう不満そうな顔をするでないわ。私が相手では不服かえ?この世界広しと言え
ども、私ほど美酒と月の似合う男はおるまいぞ」
 皮肉のひとつを返そうにも、確かにそうかもしれない、とうっかり朱衡は思って
しまう。するとそれが通じたのか、氾王は上機嫌に頷いた。
 不思議な男だ、と朱衡は思う。
 実際朱衡はこう見えて、適応能力が高い。尚隆ではこうもいかないだろうが、
こうして共に月を眺めていると、なんだか慣れてきてしまっている自分に気づく。

9萌え所もなく長くてスマー:2004/08/21(土) 17:25
「……本当に、趣深くてらっしゃるのですね」
 風流人とはこういうものなのだろうか。
「何、いつまで続くやも知れぬ長い命よ。面白きことはひとつでも多い方が、
飽きずに済もう?」
 朱衡はまばたきをした。確かに、そうかもしれない。
「堅いだけの男と思っていたが。お前も、楽しみはあるようじゃの」
「……わたくしは、この国の官であることを誇りに思っております。日々が
着実に、誠実に過ぎゆくだけで、満たされております」
「ふむ、嘘はなさそうじゃの。だが……それだけではあるまい」
「……どういう意味でございましょう」
 そのままの意味よ、と氾王は答える。
「理念だけでは、国は愛せぬ」

10名無しさん:2004/08/21(土) 17:29
 はっとして、朱衡は表情を堅くする。
「無論、その性格じゃ。真摯に仲間も、民も愛しておろうよ。だがの、猿の
一人や二人はごまかせても、私の目はごまかせぬわ」
「……何のことやら、分かりかねますが」
「言わせるか。ーーー延王尚隆」
 今度こそ、ごまかしきれずにはっきりと、朱衡が目を見開いた。
「好いておろう?」

11尚朱萌えの人がいるようなので:2004/08/21(土) 17:36
 なぜーーー分かったのか。
 それは朱衡の中でも、決して明確な形を持ってはいなかった、想いであった。
 いつからかと問われても答えられないほどの時を、朱衡はその想いと共に
生きてきた。
 決して情熱的な物でも燃え上がる物でもなかったが、確かにその気持ちは
あった。敬愛のようでもあり、仲間意識のようでもありーーしかし確実にそれ
らとは違う、ほの明るい、そう、あの上がる月のようにひそやかに灯る想い。
 それが恋慕だと、分かっていなかったとは言うまい。
「……不躾でございましょう」
 ごまかしてどうなる相手でもない。
 動揺を押し隠して、疲れたように朱衡は言う。
 決して、どうしたいという希望があったわけではない。
 抱き合いたいなどとは、きっと思ったこともない。ただ、あの主君に絶大な
信頼を受けているということを誇りに、あの主君にとってかわりのきかない誰か
であることを喜びに生きてきた。だが、それでも。
 それでも、あのような自国の台輔の姿を見ると、意識しない痛みに胸が襲われる。
 きっとそれは寂寥に近いのだろう。決して嫉妬心などと呼べる類いの物ではない。
 ただ、どれほど尽くし、どれだけ共に生きても、決して近づけないだけの距離が
自分にはあるのだという、寂しさだ。

12朱衡は氾王を何て呼ぶのか分からないよ:2004/08/21(土) 17:47
「不実の恋か。やるせないものよの」
 どうしてかその物言いに、常ある揶揄したような響きはない。
 月の光の下、氾王の瞳は濡れたように光る。その目に真摯に見つめられ、朱衡
は前と同じように、ふと息を飲んだ。……見入られる。
「……憶測ですよ」
 ごまかすように笑い、朱衡は杯を傾ける。
「氾王様には、そのように思われる人がおいでで?」
「勿論おろうぞ。そうさね、今は、お前かね」
「……ご冗談を」
「ふふふ。私は慈悲が多いとは言われるがの。嘘はつかぬ。時間は飽くほどに
あるのじゃ、愛も飽くほど持って何ぞ悪いことがあろうか?私にとってはどれも
本物、どれも偽りなきこと」

13名無しさん:2004/08/21(土) 17:51
 ふと、朱衡は気を緩めていた。
 すべてが冗談の範疇であろうと思っていたわけではないが、完全に隙をつかれた。
 氾王に注ごうと酒に伸ばした朱衡の腕は、さらわれるように氾王の元へ引かれて
いた。なんの力も入っていないように思われるほど、流れるように。
 はっとした時には、かすめるように、楽し気なくちづけが、
 酒に濡れた唇に、しっとりと落とされていた。

14(´∀`)ノ:2004/08/21(土) 17:54
→一体お前はこのスレでそんなに長時間何してるのだと言われそうですが、
うーん最近はネットサーフィンもしなくなってしまってつきっきりです笑えます
こんなで萌え所が他の皆さまにもあると嬉しいのですけれど…
次はちゃきっとエチシーンで終わりになりそうです
もし感想ありましたらこのスレの方へよろしくお願いします

15お留守番中家人帰ってくるまで:2004/08/21(土) 18:17
「ん、ん!」
 唐突なことに、朱衡は一瞬頭の中が白くなった。
 しかも、口の中に人肌に暖まった酒が注ぎ込まれる。どうしようもなく、朱
衡は思わずそれを飲み下した。
 至近距離で美麗な目が楽し気に細められる。呆然としていると、口元からわ
ずかに溢れた酒を、氾王がぺろりと舐めた。その生々しい感触に、朱衡ははっと
我に返る。
「な、な、」
 知らず赤面して口元を袖で拭う朱衡を、腕を掴んだまま扇でハタハタと戯れに
扇ぎながら、氾王が笑う。
「随分と可愛げのある反応をするの」

16アンケ:2004/08/22(日) 00:09
自分断然2なのですが…

17ノラ見てきた(´∀`)ノ:2004/08/22(日) 01:20
おお、やはりいらしたか…よかった見切り発射しなくてorz
業界にうといもんで王道も何もわからんでスマソ
そうかやはり一般に朱衡は受けなのだな
そして話もグダグダでスマソ

18 (´∀`)ノ:2004/08/22(日) 03:07
→つーか氾王様、月は上がるっけ?昇るんじゃねえか?orz

19名無しさん:2004/08/22(日) 11:18
いや、朱衡というか三官吏を専門に扱っている所は少ないと思われ。むしろマイナーだと思う。
でもマイナーだからこそ萌えるというわけで。
こういう場は素直に嬉しい。
話は趣があって良いと思う。私は好きだ。書いている人超がんがれ

20(´∀`)ノ:2004/08/22(日) 13:36
わあー嬉しい〜
ありがとうございます〜
リレーで絡まなければ絶対に接触することはなかった二人だと思うので、
多分他でないと思うんですが、暇つぶしにぐらいは…orz
しかし氾王襲い受け路線かと思っていたので、やはり朱は受けかとちょこっと
足踏み中
いかに氾王様優位で朱衡を堅く行こう…

21名無しさん:2004/08/22(日) 16:23
ほぅ〜〜(溜息
よいですねぇ。
月の光の元、尚隆に密かな思いを抱く朱衡…
突然の行為に呆然とする様…

自分も、2だと思っていたのですが、
このまま氾王様誘い受けでもいいような気がくぁswでfrgtyふじこlp;@:

22書き手:2004/08/23(月) 12:42
→本当は氾王様を使うならもっとドタバタに面白気にやりたかったのですが、読み直したら
なんてことか意外と物静かにorz
こちらの更新は少々かかりそうです

23(´∀`)ノ尚六移せないからこっちをちょっとだけ書く:2004/08/25(水) 02:30
「……御冗談でございましょう」
 氾王に引き寄せられた不安定な状態で、片手一本を氾王の肩の脇につくことで
もたれこむことを防ぎながら、朱衡は目の前で綻んでいる不思議な色の目から
顔を背ける。
 が、氾王は朱均衡の顎を閉じた扇で支え、容易く戻してしまいそれを許さない。
「冗談にしようか?」
 ふと扇を床に放り捨て、長い指で朱衡の頬を捉えて氾王が言う。
 ひそめられた声は平素の素っ気無さすら感じる声音とは違い、深く染みるように
朱衡の耳に届く。
 視線を落とせば、高そうな扇がわずかに床の上で緩み開いている。

24(´∀`)ノ他国の王に「様」も「陛下」もやはり変か:2004/08/25(水) 02:38
 氾王の指は彼に似合って冷たかったが、寒々しいというほどではなく、しっくりと
肌に馴染んだ。
「……離して、下さい」
「何故じゃ?」
「……氾王」
 ついにほとほと困り果てて、朱衡の眉が下がる。ふふ、と笑って、氾王は
指を滑らせた。
「思えばおかしなものよの。我らは天より、下々の者とは違い長き命を授こうて
おる。他の者ならとうにひからびて塵となっておろうに、ほれ」
 朱衡のきっちりと閉じられた襟元から覗く首、けいどう脈のあたりで指先を
止め、氾王は目を細めた。
「ここにはこうして、何百年も前と同じように熱い血潮が流れ、鼓動が息づいて
おる。……不可思議なこととは思わぬかえ」
「氾王っ」
 もともと武官ではない。朱衡はついた左腕をわずかにひきつらせる。
 氾王はかまわずに、楽し気に笑うのみ。

25実は形が決まってないからぎこちない:2004/08/25(水) 02:45
 と、朱衡は息を詰まらせた。
 笑った形の氾王の唇が、朱衡の首筋、鼓動が息づくあたりに落とされる。
「おやめください」
 静かな部屋、ちゅ、と軽くそこを吸う音が酷くはっきりと耳に届いて、朱衡
はかっと顔が熱くなるのを感じた。ーー一体自分は、どこで誰に何をされているのか。
 しかし引きはがそうにも、そう力のあるように見えない腕だというのに、びくとも
しない。
 が、直後。
「っ……!」
 その、堅い声を発するせり出した喉仏を軽くはまれ、いつの間にかまわされた
手に耳元をすんなりと撫でられ、朱衡は目を見開く。明らかに性的な印象を
抱かせる動きだったが、まさか。
 まさか自分が、それにじわり、と焦燥感のような物を感じるとは思わなかったのだ。

26名無しさん:2004/08/25(水) 02:48
→参った…氾王ただのセクハラジジィだ
 実は今後、読んでくれてる人を裏切りそうですorz
 どうしても、自分の頭では「最強襲い受け氾王様」と、「明らかに状況は受けなのに
形は攻め」の朱衡しか浮かびませんのです…
 これで氾尚とかなら氾王は攻めれそうなんですがね

 ノロノロですいません

27名無しさん:2004/08/25(水) 23:52
うおお〜!
受けな朱衡が見たい!がっ!氾王さま受けもいいっ!
どうしたらいいんだあぁぁ〜〜

ええ。大人しく続きを待ちます…。

28名無しさん:2004/08/26(木) 00:07
たまには攻な氾王様が見たいー!
がんばってください書き手さん!

29書き手:2004/08/26(木) 00:57
どうしたらいいのだ…orz
朱衡まったく動かなくても、下でも、攻め駄目?(w
氾王言葉責めで超能動的でも、受け駄目?(w

30今更氾王様を楽しい人に出来ない…:2004/08/26(木) 03:44
→今日は変な時間に寝たため目冴えまくりですわ

「世のあまねく美姫が私の傍らに添いたいと毎夜願いに枕を濡らし、あまねく
男どもが私の足にくちづけたいと望むというに、お前は私の相手を厭うかえ」
 くすくすと喉元で笑って言う氾王の口調はふざけてはいる。ふざけてはいるが。
「ならば、私でなくてもよろしいはず」
「ふふ、そうだねえ。私の今宵の寝間勤めは、疼く身体を抱いて国で泣いておろうな。
だが、そうだね。お前がそれほどに駄目というなら……あの坊やでもかまわぬか」

31名無しさん:2004/08/26(木) 03:51
 ふざけてはいるが、この男はどこまでが本気なのか、分からないのだ。
 朱衡は耳を疑った。
「……今なんと」
「色香のない子供と思うておったが、今宵の様子を見たかぎり、まあまあと
言ったところであろ」
「……貴方は……」
 ふふ、と氾王は笑う。
「私はこう見えて、子供の扱いには長けておるゆえ」
「……強迫ですよ……」
「人聞きの悪い。陵辱してくれようなどと思うてはおらぬわ。さような下卑た
ことをする人間は鬼畜にも劣る。ただ私は、あの子供の添い寝をしてもよいなと
言うておるのよ」

32氾王様がよくないなあ…:2004/08/26(木) 03:55
 朱衡は苦悩した。
 尚隆が目に入れても痛くないと言うほど可愛がり、半身としている麒麟。
 そして朱衡自身が愛し、共に過ごしてきた麒麟。
無理に強いはしないとは言え、この男の手練を逃れる器量が彼にあるとはとても
思えない。そしてそんなことにでもなれば、主の激高はまぬがれまい。
 ーーー朱衡というのは、つくづく真面目な人間なのである。いくらなんでも
氾王が本気なわけがないとか考えることをしない。

33自己ツッコミ:2004/08/26(木) 17:02
→30、あまねく美女が願って枕を濡らすなら、男はくちづけたいと思って
何をするんだろう…と一瞬考え…
………ボッキ?と思ってしまった自分は、氾王様の扇で切り刻まれて死んだ
方がいい……

34名無しさん:2004/08/27(金) 17:28
朱衡の抑えに抑えた「…う…」なんて描写があれば
受けてるんでも下で攻めてるんでも萌えなような気がするわぁ…

つか、想像すると氾王がSの女王様になってしまったよ。

35書き手:2004/08/27(金) 18:30
→もう少し考えてみますわ(ニガワラ
とりあえずしばらくは尚六メインになると思われ
あっちにエチさせないことには…orz
しかしレス4,5ぐらいで終わる予定だったなんて言えないわ、氾朱…orz
何がどーして長くなったんだろ(酒飲む予定もなかったのだが…)

36名無しさん:2004/08/28(土) 06:36
氾王様、雅やかな手練手管で堅物・朱衡を翻弄しまくり〜(*´∀`)ハァハァ
このノリじゃ、六タンの身代わりになって食われちまうのかな?ワクワク

>29
自分は特にこだわりないんで
氾王様→逆レイプ風味(騎上位)で言葉攻めしつつも受け(メンタル的には攻め) で 
朱衡→終始成すがまま状態で攻め(メンタル的には受け)でよいかも…。

姐さんのキャラ解釈・作風自体が好みなんで、尚六SS共々楽しませてもらってまつ。
更新は気長〜に待つつもりなので
姐さんの負担にならない程度にがんがってください。

37名無しさん:2004/08/28(土) 13:07
氾王様ならぬ犯王様

38名無しさん:2004/08/29(日) 23:55
ふふん。>>37よ、そちも試してみるかえ?

39**幕間**:2004/09/02(木) 02:12
 リレ227以前。
 主人と麒麟を探す鳥を放つため、席を外した(エスケープした)朱衡
 部屋には氾王・その僕たち・帷湍

氾王「そこな、岩面」
帷湍「………」
氾王「これ、お前じゃ。まったく、何をいかつい顔をしておる。不器量な顔が
ますます見苦しかろう」
帷湍「は、俺、いや、私で!?」
氾王「もう少し柔らかい顔が出来ぬかえ。まったくもって暑苦しいことこの上ない」
帷湍「は、いえ。元々こういう顔ですので。……って不器量…?」(不器量って
不細工のことだよな、とやや考え込む→40のダメージ)
氾王「ふうむ……」
   目を意味あり気に細める氾王。ややあって悲し気に首を振る。
氾王「やはり、駄目じゃ。触手が動かぬ……どんなシチュエーションを模索しても、
  限りなく暑苦しい」
帷湍「触手…?」
氾王「やれ、慶にでも行くべきであったかねえ。あそこは根が暗そうだが
台輔もなかなかいい身体をしておるし、禁軍の将軍もまだ若々しい色を残して
いたし、何よりあの爺や……」
帷湍「じ、爺…??」
氾王「はあ、惜しいことをしたやもしれぬな。ねえ、お前」
帷湍「……??」
氾王「はあ、駄目じゃ。お前の顔を見ると萎えぬものも萎える。それを除けば
なかなかに面白き所がなくもないのだがの」
帷湍「……萎え???」
朱衡「ただ今戻りま……」
氾王「ああ、朱衡。堅苦しい挨拶はおよし。おお、そうだ。これ、お前たち、
朱衡に私の服と化粧をお持ち」
僕達「はい、氾王様」
朱衡「は、化粧!?」
氾王「何、お前は見どころがある。美麗に化けようぞ……と、目にはいってし
まったわ。お前は要らぬ。飯も食えぬことになる」
僕1「こちらへ、朱衡どの」
僕2「まあ、お肌がお奇麗〜〜!」
僕3「本当、これなら楽しめそう」

飽きたので以下略

うーん、コメディというものが出来ない体質なのだとつくづく思い知るorz
頭が堅いのだなあ
でも勿体ないので消しません

40尚六の間に…:2004/09/07(火) 02:33
 眉間に深い皴を刻み、本気で考えこんでいる朱衡に、耐えられずという様子で
氾王が吹き出した。
 その普段の気取った笑いとは少し違う、勢い余ってとでも言おうか、あけすけな
笑い方に、朱衡は目を点にする。
「……氾王?」
 呼びかけても、顔を伏せて、むせながら笑っている。
 朱衡は憮然とした。
「いや、すまぬ…つい、の。そう怒ってくれるな。何故だか少しほほ笑ましくての」
「……まさか、御冗談ですか」
「流石の私とて、他人の手の内にある者はねえ。ないとは言わぬが、あれには
猿の色がつきすぎじゃ。最中に猿のことばかり互いに浮かんでは、興ざめという
ものよ」
「手はお出しにならない?」
「私を至上に思わぬ者とはつまらなかろう?」
「…他国の台輔だから、というお心づかいからではないのですね」
「国境も身分も、色事の前においては無力、否、むしろ互いに燃え上がるために
こそあるとも言えようよ」

41こっちもエチ前までもっていこ:2004/09/07(火) 02:42
 本当に貴方は、と朱衡はため息をつく。
「性格が、お悪いっ!」
「無礼ぞ、朱衡。悪いのではないわ、私は何からも自由なのじゃ」
「そちらの方が、よほど質がお悪い!大体にして、一国の主が台輔と揉めた
程度で出奔なさるとは何事ですか!あなた方王という 生 き 物 は、その
間国に残される官の苦しみをお考えになられたことがおありですか!
王が遊び歩いているなどと民に知れては一大事と気を張り、王のいぬ間に大事あっては
ならぬと気を張り、王がどこぞでのたれ死んでいないかと気を張り五百年、
悪いが他国の王の遊びの面倒までみる余裕は私にはありません!」

42いかん、これはいい加減ここを片づけな:2004/09/25(土) 17:59
「大体にして貴公は職権乱用もいい所だ!突然やって来るわ、侍女は気に入らないと言うわ、
果ては部屋の配置変えはするわ、いや、そんなものはともかくとして、あ、あまつさえ麒麟の
安全まで私の前にちらつかせ、し、しかも…」
「ーーー自分に手を出すとは?」
「っ!」
 敬語も何も、範王を貴公呼ばわりまでしてたたみかけていた朱衡は、さらりと言われて言葉に
詰まり、はっと我に返り、興奮を覚めさせる。
 楽し気に氾王は目を細め、そんな朱衡を眺めると、ふと朱衡を掴んでいた手を放した。
 辛い姿勢を長いこと保っていた朱衡は、ほっと息をつき、筋の張った腕を無意識に撫で、
立ち上がる。珍しく狼狽が見てとれた。
「……失礼いたしました」
 迷うことなく、流れる動きで氾王の足下に膝をつき、深く頭を垂れる。
 氾王はわずかに目を見開き、器用に片方の柳眉をはね上げた。
「無礼が、過ぎました。……申し訳ございません」

43ずっと氾王がつかめない書けない:2004/09/25(土) 18:33
 その言葉も声も既に固く閉ざされている。どうやら一瞬で頭が冷えてしまったらしい。
 ふむ、と氾王はわずかに呻く。成る程、ようやく崩れたと思った砦は、やはり強固で頑丈の
ようだ。あっという間に元に戻ってしまった。
「確かに、礼儀を欠いておるの。……無礼打ちをされても、文句は言えまいね」
 床についた朱衡の手が、ぴくり、とわずかに震える。その表情は、深く深く伏せられていて、
見ようがないが、おそらく眉ひとつ動いてはいないだろう。
 が、そこは『性格の悪い』氾王である。ふ、と何を思いついたか口元を緩ませた。
「長年に縁深き雁と範。その尊き縁が、たかが一人の官の非礼で壊れようとは、歴史に残る
恥辱であろうの」
 言うと、深く頭を垂れたまま、朱衡がこわばった声をあげる。
「拙めの恥辱など、大したことではございませぬ。千年後に嗤われようが、それが何でございましょう。
……拙の首ひとつでお気が御済みにおなりなら、お刎ね下さい」
 ふ、と氾王は目元も緩ませる。
「ですが、何も知らずに我が首が転がれば、我が王はお怒りになるやもしれませぬ。
……先に一筆書くのをお許し下されば、後は何なりと、お好きに」

44朱衡、変だな:2004/09/25(土) 18:49
「……ふむ、そのくらいは許してくりょう。この部屋に墨や紙はあるのかえ」
 朱衡は小さく答え、立ち上がると部屋の隅の棚から箱を持ち出してくる。
 そのまま氾王を見ることもせず、手早く用意をすると、考えることもせず紙に筆を走ら
せていく。内容は端的なものであった。自分の場と身分をわきまえぬ無礼があったために
「そう」なったのだということ。故に決して怒ったりなどして、範が国と事を構えるような
ことがあってはならないこと。
「……後はこれを、我が王にお渡し下さい」
 丁寧に折り、朱衡は氾王にそれを差し出す。氾王は黙ってそれを受け取ると、わずかに頷いた。
 朱衡は先程と同じ所に膝をつき、頭を垂れる。
 氾王の長い指が、その腰元の美しい剣にかけられた気配を、感じた気がした。

45名無しさん:2004/09/25(土) 18:51
→次回はこっちもエチだー
 尚隆よりよっぽどこっちの方がエチ書きやすそう
 リレーで氾王が下手すれば出てきそうなので、巻きます

46名無しさん:2004/09/25(土) 19:08
たまたまリアルタイムで更新に立ち会えて、ほくほくと嬉しい気分のリレー者です。
姐さんのおかげで範と朱衡の繋がりがあたかもパー○ン(だったっけ)における、
定期的に挿入される会話シーン
「カバオくん、お父さんの入れ歯見つかった?」「ううん、まだー」
のような恒常的な一つのネタになりつつありますねw!(わかりにくくて申し訳ないです…)
勝手にお気に入りでして、頻繁に使わせて頂いているのは実は私なのですが…。モウシワケナイorz
や、当の朱衡にとってはネタどころの騒ぎじゃないんでしょうが。
エチ楽しみにしております!そしてリレーの方にお顔を出されることも勿論!

47名無しさん:2004/10/07(木) 17:11
いやー、今更ですが一気読みしてしまいました。
このカプ(と言えるかどうか…)もいいですねぇ。
やっぱり姐さんの文章好きだわー。
なんかエチは未知なるものという気がしてドキドキします。

48ちょ、ちょっとだけ:2004/10/08(金) 01:40
 ふ、と頭上で空気が緩む気配を朱衡は感じた。
 その艶やかな唇が笑みにかたどられたのが目に浮かぶようで、朱衡は跪いた
まま、その気配に五感を澄ます。
「温情をくれてやらぬでもない」
 すると、いつになく澄んだ、真摯な響きの声が降ってきた。
「このままそのそっ首落としてくれるも面白きことやもしれぬが、いささか野蛮
であるからね。かような夜更け、今更血に濡れた手ひとつ洗うも湯浴みをするも
面倒であろ。政務に疲れ眠る官たちを起こすも無粋。……顔をあげてごらん」
 言われ、顔をあげ、朱衡は眉根一つ動かさぬ無表情で、氾王を真っすぐに見つめ
返した。
 氾王は椅子に深く腰かけたまま、目元だけで笑んでみせた。
「お前の恥辱は国の恥辱。延王の側近が無礼うちなど、あまり聞こえのよいこと
ではあるまい…?」
 朱衡は黙って氾王の言葉を聞く。
「条件をひとつ飲めば、この罪不問にしてくりょうぞ」

49名無しさん:2004/10/08(金) 01:44
 氾王はすい、と扇の先朱衡に向けーーーその喉元を舐めるようにしてから、
唇の前で手を止めた。
 そして壮絶なまでに美しい、いっそくだけたような笑みを浮かべる。
「お前のめいいっぱいの謝罪をこめて……この私に、くちづけを」

50名無しさん:2004/10/08(金) 01:59
 しばし、すべてが沈黙した。
 時すらも止まったかと思うほどの静寂。
 朱衡は氾王から目をそらさず、氾王は笑みを崩さない。
 夜風すら息をひそめ、互いの呼吸の音だけが近くなる。

 耳に痛いほどの静寂を先に破ったのは、朱衡だった。
 音もたてずに立ち上がり、自分に向けてのばされた氾王の腕をとる。珍しく
驚いたように、しかし楽し気に氾王は目を見開いた。
 が、まばたきのうちに、いっそ無造作に朱衡は氾王との距離をつめ、氾王が
何か言うより先に。
 その、散々自分を躍らせ続ける物騒な唇に、噛みつくように、くちづけた。

51書き手:2004/10/08(金) 02:01
→>46さん47さんありがとうございます。
 あまり更新が出来ていなくてすみませんorz
 大変申し訳ないです。出来れば気長〜に見てやって下さい。
 でも突入したのでもうちょっといきます。

52さて、二人は攻受どうなるのか!?:2004/10/08(金) 02:11
「……んっ」
 虚をつかれ、氾王はわずかに勢いのまま、首を後ろにのけぞらせる。
 それを追うように、強くくちづけたまま、朱衡は氾王の座る椅子の背に手を
つき、上から覆いかぶさった。
 つ、と見かけによらず温度の高い舌が、開ききっていない氾王の唇をなぞる。
それに誘われるように氾王が唇を開くと、意外な器用さで濡れた舌が忍び込んで
きた。
 ふっ、とくちづけたまま氾王は笑い、堅く目を閉じたままの朱衡の頭をかき
抱く。と、今更のように朱衡は身を強ばらせる。
 だがそれも少しの間で、すぐに諦めたように強張りをといた。
 自分の口の中をやや乱暴にまさぐる朱衡の舌は、表情には出ない彼の激情を
あらわすようで、氾王は更に目を細くする。そして彼に似合って朱衡よりやや
冷たい、薄い舌をするりと朱衡のそれに絡ませた。
「っ……!」
 朱衡がわずかに身を離そうとするのを氾王が追ったため、ぴちゃ、と濡れた音
がする。夜の静寂の中それはひどく大きく聞こえたのだろう、恥じらうというより
ためらいと戸惑いで、朱衡は眉を寄せた。

53長椅子に座ってらしたかしら…:2004/10/08(金) 02:20
「ん、んっ」
 戸惑う朱衡にはかまわずに、氾王はそのまま自らの舌を朱衡の口内に差し
入れる。
 いつの間にか主導権を奪われ、今度こそ驚きに朱衡が目を見開いた。
「……っあ…!」
 上顎を、ぞろりと舌先でなぞられ、朱衡はぴくりと背を震わせる。
 そのまま再び舌をからみとられ、噛み取られるかと思う勢いで貪られる。
濡れた音はもはや止まず、息もままならないのに、気がつけば舌だけを口外に
連れ出され、舌先だけをすり合わされる。
「ん、」
 くちづけに気を持っていかれ、注意がそれた所を狙われた。
 はっと気づけば、背中には柔らかな感触。
 最後までしっかり、味わうだけ味わい尽くして、朱衡の唇を濡らす唾液を
舐めとって氾王が顔をあげた時には、すでに体勢は逆転し、朱衡は見事に
氾王の座る長椅子に押し倒されていた。

54書き手:2004/10/08(金) 02:24
→さて…これからどういう風に行くのだろう…
 ええ、あのですね、エチを書いたことがないのです
 801を書いたこともないのです
 リレーでワンカットぐらいずつやったことならありますが、ふ、フルセットですかー
 尚六ならともかく、氾朱って一体どうするんだろう!?(自分でやっといて)

 ええ、自業自得といいます

 更に、静寂云々で、思わず、「月だけが見ていた…」系のフレーズが
浮かびかけ、「いかん、萎えスレに通報される!」と慌てて振り払いました

55名無しさん:2004/10/08(金) 02:30
個人的には朱衡がおたおたするとこが見たいんだけどね。
なにをされても、あくまでも対面を保とうとしたり、どんな状態でも、言葉
遣いがくずれなかったりw でもどんな朱衡でも楽しみですよ〜

56書き手:2004/10/08(金) 02:36
→言葉攻めはケテイですので、おたおたはじゃあさせましょうか(w
居直りもすれば平然もしそうですが、まあそこはそれということで
問題は氾王じゃーorz
彼に尚隆的方向の雄っぽさは、似合う以前にやっちゃいけない気がするので…
でもSの女王にするのも好まないので、いかにつじつまを合わせていくかだ…

57名無しさん:2004/10/08(金) 02:46
「なかなか楽しませてくれる」
 濡れたように光る目で至近距離で見つめられ、朱衡は息をひそめる。
今更生々しく口付けの感触が思い出され、背中がぞくりと泡立った。
 なんという。
 とうに埃を被った記憶の中にはあるかもしれないが、ここ数百年、こんな熱を
自分は知らない。
「お前は、あのまま私に首を刎ねられるつもりだったのかえ」
 楽し気に問われて、朱衡は憮然として小さく嘆息した。
「戯れにすぎぬだろうとは思わぬわけではありませんでしたが。刎ねるなら、
刎ねるだろうとも思いました。否…違うな。貴方は戯れに言ったのでしょう。
しかし、本気の遊びだった」
「ふふ」
「私が貴方に口付けなければ、ためらわずに貴方は私の首を刎ねたはずだ。……
つまりはそういうことです」
「ふふふ。……聡い男よの。やはりお前は好ましい」
「貴方の遊びが本気なら、私も本気で乗るしかないでしょう。……貴方に無礼を
したのは事実だ。つまらぬことになれば、国が困るも事実。別にいつ刎ねられて
も後々につつがなく済むよう、手をつくすは私の官としての務めです。しかし
くちづけひとつで許されるというなら、拒んでまで失う命は持ち合わせてはいない」


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