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十二国記SS「† 夜に別れを †」

1名無しさん:2004/08/17(火) 23:34
スレの立て方わからないけど、これでいいのかな?

95名無しさん:2004/09/13(月) 17:23
だが、六太たちのとまどいなど月渓の動揺に比べれば物の数ではなか
ったであろう。もともと月渓は様々な欲望や誘惑をかわすためその心に
も感覚にも厳重に鎧を纏って暮らしていた。その分、その鎧をはぎとら
れてしまえば、生身の部分は普通の者より弱いといえた。実際、月渓は
もう快感に頭が痺れたようになり何も考えることはできず、体も反応を
開始しはじめていた。客人の前ゆえ、息が乱れそうになるのを必死で抑
えていたが、峯麒の甘えたようなしぐさが加わるたびに、最後の砦を守
る鎖もひきちぎられそうだった。

96名無しさん:2004/09/13(月) 17:26
さて、麒麟たちはかたまるわ、峯麒は周りのことなど眼中に無いわ、
月渓はときおり苦しそうな息をもらすわ、延王と汎王はおもしろそうに
しているわで、陽子は、これでは会議を続けても意味は無いと察知し
た。第一、月渓の様子がおかしいので放置しているのもどうかと思わ
れた。
「あの・・・大使館のことは本当に難しい問題だと思うんです。今日は
このへんで話し合いを終えて、それぞれが、もう一度案を練ってから後
日・・・」
それを、あいかわらずにやにやしたままの延王がひきとった。
「そうだな。今日はこのへんで許してやってもいいか」
誰の何を許すのやら、と陽子は思ったが、とりあえず
「では、おもしろい宴はおひらきとするか」
という延王の言葉でその場に解散の雰囲気が流れた。
客である麒麟たちは、ひとまず安堵の吐息をはいた。と思った瞬間、
あっ、と声を上げずにはいられなかった。
月渓がいきなり峯麒を突き飛ばし、
「し、失礼つかまつる」
と賓客たちに言葉を残すと、ものすごい勢いで部屋から走り出ていった
のである。
 一方の峯麒は、痩せた身に急激に大量の王気を吸収したせいか、朦朧
としており、てひどく突き飛ばされたのも感知できなかたのか、魂の抜
けたような表情で、長椅子に倒れこんでいた。

97名無しさん:2005/06/15(水) 00:54:48
あげ。つ、続きが気になる……。
峯麒には幸せになってほしいです。

98名無しさん:2006/04/19(水) 00:28:45
あげときます。

99名無しさん:2006/12/03(日) 18:18:39
あげ。続きをっ!頼みます姐さんっ!

100名無しさん:2007/08/28(火) 02:47:33
スタートから丸3年記念age.

姐さん、新規読者です。一気読みしてwktkしてます。
気長に待ちますので続きをよろしくお願いします。

峯麒は衣食住満たされたら、強気キャラ爆裂しそうだな。
楽しみ

101名無しさん:2008/04/09(水) 19:45:28
続きが気になるこっちも期待age


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