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ネタバレ@ファラミア/*  2

202萌えの下なる名無しさん:2004/07/05(月) 09:49
>199様
多分、大将が見せた生涯で一度の悪態。
大将にとってどんなに過酷な場面だったか。
普段の大将からは考えられないあの悪態がすべてかと。



余韻さめやらぬまま、>197に関するフォローらしきもの。
登場は、ファラミア、兄上、エオウィン。
置いてきぼり弟君。得手勝手兄上。








 ほとぼりが冷めた頃を見計らい、憔悴したファラミアの前に、ひょっこり現れたボロミア。
「顔色が優れぬぞ。よほどあの菓子が合わなかったと見える」
「おっしゃる意味が分かりかねますが、菓子ならば、父上に差し上げました。それより、なにゆえ嬉しそうなのですか、兄上」
「嬉しげであったか? それで、父上は」
「ご体調はさておき、ご機嫌の方が如何ともしがたいのです」
「召し上がってしまったのだな…さもありなん」
「何です?」
「気にするな。独り言だ。わたしは父上のご様子を伺って来る」
「ならば、わたしも参ります」
「ならぬ。話がこじれる元だ。この兄に任せよ」
 取り残され、釈然としないファラミア。

 月日は過ぎ、ファラミアは美しく成長した、かのローハンの姫を娶った。
 ファラミアは、新婚にして生まれて初めて彼女の手料理を口にした。
 その時、ファラミアのどこかで、くすぶり続けていた謎が一瞬にして全て解けた。
 そういうことだったのだ。あの日、父親は、ファラミアが菓子の出来を知って父に押しつけ、やっかい払いをしたのだと、誤解したに違いない。
「お口に合いませんでしたの?」
 考え事に気を取られていたファラミアに、可愛い新妻が心配げな顔を見せた。
「まさか。兄が生前、野宿時に作って食べさせてくれた得体の知れない食物に比べても、随分と良い」
 ファラミアにしてみれば、どのような点であれ、今なお慕わしい兄より優れているというのは、最大の讃辞だったのだが。
 エオウィンは、まだ途中だった食事を無言のまま下げた。
 取り残され、釈然としないファラミア。
 しかし、いくら考えても、ファラミアをしてその理由はまったく分からなかった。




 フォロー?終わり。


>そしてファラミアが食べて倒れでもしたらどうしたんだろうなど謎は尽きません。

ベタベタなところで、
後ろ暗さから世話を焼く兄上。小さな幸せを噛みしめる大将希望。


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