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母の蠢く巨大腹

1 える :2019/04/15(月) 02:34:34 ID:.KieB0ks0
私の母は37歳、現在34週の妊婦だ。父は海外に行っており、母の世話は息子の僕がしている。
つまり、風呂、着替えなどまで手伝うということだ。そのため、僕は母のお腹が巨大化していく様子を鮮明に認識している。
僕は母に欲情するクソ野郎ではないのだが、妊婦の魔性的なものは恐ろしく、目の前の巨大腹に少しばかりの興奮を抱いてしまっていた。
そうそう、今僕は母のお腹を巨大腹と表現したが、母のお腹は普通と比べてもまず巨大だろう。
なぜなら、母のお腹には現在、34週の胎児の平均を大幅に超える、3250gの胎児が宿っているからだ。
少なくとも僕が知る限り、この週数でこの重さは聞いたことがない。臨月まで数週間ある中で、僕は母の出産を案じていた。
だが、僕はまだ知らない。
この先7週間で胎児が驚異的な成長でギネス記録を樹立し、そのせいで母は、ギリシャ神話の世界よりも凄惨な大難産にもがき苦しむことになるなんて…

2 名無しさん :2019/04/15(月) 07:49:11 ID:mSehCUZM0
話を聞く限りじゃ僕が生まれた時もそれなりの巨大児だったというので、大きくなるのは母の体質と言うところも大きいらしい。
ただ、僕を産んだときと今の母とでは決定的に違うところもある。
元々食事は好きだったのだが、以前父に聞いたところによると僕を産んで以降さらに食べるようになったという。
にもかかわらず、母の体型は実にスマート。
たゆまぬ努力の結果、なんて本人は言っている。
普段はそうだが、今回はどうだろうか。
母のスゴいところといえば、人の数倍は食べる上に栄養を偏らせないところだ。
そんな食生活で、胎児を育てるとどうなるか。
その結果が今の母のお腹だろう。
ただでさえ大きくできあがった僕のきょうだいは、その豊富すぎる栄養を受けてぐんぐん健康優良になっていったというわけだ。

3 える :2019/04/16(火) 00:18:50 ID:nRDevhxE0
特に、最近の成長は著しく、1週間で500gも増えている計算になる。
つまり1日に約72gほど増えていることになり、表には出さないが本人も中々苦しい様子だった。
無理もない、いくら若々しくても、38歳は高齢妊婦であることは間違いないのだから。
現在母は39週目を迎えており、胎児は6000gに到達していた。明らかに普通ではないそのサイズは、母の腰に容赦なくダメージを与えている。
だが、母はそんなこと気にも留めず、胎児が下に下がっていく分今までより沢山食べるようになった。
その食事が、これから2週間で5000gも胎児を育ててしまうなんてつゆほども知らないまま…

4 名無しさん :2019/04/16(火) 01:37:03 ID:Glw7HX0g0
特に母は妊娠してからと言うもの、事ある事に「二人分食べなきゃ」「栄養のあるもの食べなきゃ」と言っていた。
そこで太ったりせず健康を完璧に維持しているのはたいしたものだが、じゃあ食ったモノはどこ行ってるのか。
もうわざわざ語る必要もないが、案の定。
母のお腹は、3日で目に見えて大きくなってしまった。
しかも、これは一切贅肉ではない。
この中にいる僕のきょうだいが、全力で成長を続けているからだ。
もうそろそろ出てくれないと、いくら何でも大きすぎないか?
さすがに不安になって、そう口走ってしまった。

5 える :2019/04/17(水) 00:01:10 ID:z4ZaJi7c0
母の回答は、いつ産まれてくるかなんてこの子にしかわからないというものだった。
なんともまあ、母らしい答えである。なんの戸惑いもなくそう言うもんだから、妙に納得してしまった。

…ある日、僕は図書館で妊娠出産系の本を読んでいたのだが、その中に世界一の妊娠というコーナーがあった。
その中にあった、世界一重い胎児は10kg台という暴力的な大きさで、体重計が壊れたりでもしたんじゃないかと推測して笑ってしまった。
そしてもう一つ、これは私の趣味で読んだ本なのだが、その中で、ギリシャ神話のレトという神は九日九晩の大難産をしたということが書かれていた。
これもまた、私の中では笑い話だった。

家に帰ってからその話をすると、母も笑っていた。
曰く、胎児が10kgはまず嘘だろうし、九日九晩の難産なんてフィクションでもやりすぎだし、と文字通りお腹を抱えて。
そんな母のお腹で育つ胎児は、40週現在で7640g。一気に成長が加速した胎児だが、原因は火を見るより明らか。特に驚きもなかった。
…ふと気付いたが、もし胎児が41週までに11kgまで育ったりなんてするなら、3分で1g増える計算になる。
まあ、そんなことはあり得ないだろうけどね。本に振り回される思考に、また笑いが出た。

6 名無しさん :2019/04/17(水) 00:25:18 ID:uOkSjqJY0
しかし、もう少し調べているうちにあまり笑えなくなってきていた。
第一位がそれだとしても、第二位の8670gや第三位の8000gは割と最近だし、写真もある。
おまけに、ちゃんとした情報もたくさんある。
つまるところ、嘘とはいいにくい。
それらはどれも、母体の病気が影響していた例もあるとはいうが、気になる共通点を見つけてしまった。
つまるところ、どの母親もよく食べているのだ。
病気ではなさそうだが、母もとんでもなく食べる。
イヤな予感がしてきた……。
問題があるとすれば、母の普段の食べる量からして特に文句を言うべきでもないという点。
コレじゃ止めようがないぞ、なんて考えていると、母から爆弾発言があった。

朝起きたときよりお腹が重く感じる、というのだ!

7 える :2019/04/17(水) 00:49:02 ID:z4ZaJi7c0
まあ、でもあくまで感じるだけだし…と1日は様子を見たが、翌朝になるとなんとなくお腹が昨日より大きい。
僕は、母のお腹にぴったりサイズのリボンを巻き、きつくなったら教えてと母に言った。
すると、数時間後にはきついと言い出したのだ。これにより、母のお腹が急速に膨張していることが明らかになった。
母はことを重く見ておらず、どんなサイズでも産むだけだと言っているが、僕はとにかく焦った。
そんな焦りを気にも留めていないのか、母は双子サイズを超え三つ子サイズとなったお腹を優しく撫でている。
その姿を見てると、まあ母なら大丈夫だろうという謎の安心感が湧き出た。
そして、そんなこんなで迎えた41週目、胎児は11kgとなり、産まれる前から世界記録を塗り替えてしまった。

8 名無しさん :2019/04/17(水) 08:35:54 ID:..wDLhqw0
申請は生まれてからやればいいが、問題はその前だ。
さすがに産めるのか、これ?
当事者でもない自分が不安になる中、当の母は非常にあっけらかんとしていた。
いくら母とはいえど、そろそろ物理的に厳しくなりそうなもんだが……。
思い切って尋ねてみても、母は完全にいつもの通り。
なるようにしかならないから、産むときは産む。
大きさは関係ないといういつものコメントだった。
たいしたものというしかない。
こうなれば、もう母につきあうだけだ。
自分なりの覚悟を決めて、41週目の一日は過ぎていった。

9 える :2019/04/17(水) 23:54:00 ID:z4ZaJi7c0
それからも、着々と胎児は成長を進めていき、母はたまに痛みを訴えるようになっていた。
徐々に胎児が下がってきているらしい。そのせいか、成長が緩やかになっているようである。
だが、母のお腹が巨大であることは変わらず、一緒に風呂に入ってる時に気付いたが、いつのまにか正中線がかなり濃くなっていた。

10 名無しさん :2019/04/18(木) 00:06:44 ID:128QA8rQ0
緩やか、なんて言っても元が異常なのだから、なかなかの具合には変わりない。
正中線がなによりの証拠だ。
お腹の皮膚が引き延ばされることで色素が集まりできる線なのだから、それが濃いと言うことはお腹の皮膚が引っ張られているということ。
つまり、そこまで大きくなっているのだ。

そしてさらに日が経過し、11kgを越える胎児はさらに重くなった。 さすがの母も辛そうにしているくらいだし、いい加減生まれてくれないと困る。

11 える :2019/04/19(金) 01:21:12 ID:7MXl0Gmo0
41週と6日目、母はお腹が張って苦しいと朝から寝たままである。
産まれる前兆だろうか、期待したいところだ。
それにしても、横になった状態で腹囲がゆうに100cmを超えてしまう母のお腹の巨大さには圧倒される。
何度でも言うが、それだけ凄まじいのだ。
寝ている隙を見てお腹の下を撫でると、大きい何か…恐らくは頭だろう…が蠢いているのがわかる。
このサイズが、母の子宮口に捻じ込まれてゆき、そしてさらには骨盤にも捻じ込まれてゆくのだ、推定12kgの巨大生物が。
本当に産めるのだろうか。母は麻酔に対してのアナフィラキシー が強く、帝王切開はおろか和痛も無痛もできない。
この大きさを産み出す苦痛になんの防御もなく責め立てられて、母は正気でいられるのだろうか、無事でいられるのだろうか。
そんな不安をよそにお腹丸出しで爆睡する母は、随分と幸せそうな寝顔をしていた。
そして、お腹はさっきからやけに胎動が鎮まっている。
あんなに暴れまわって、外から胎動がわかるくらい激しい動きをしてたはずなのにな…母はよくそれが痛い痛いと言っていた。
まあいい、胎動がない分、母がよく眠れてるのだ。
それはいいことじゃあないかと思い、僕も寝ることとした。

12 名無しさん :2019/04/19(金) 16:16:24 ID:GTEOaLZM0
そんな風にした僕は、母にゆすり起こされた。
何事かと聞くと、ずっとお腹が痛いという。
この段階でこれは気になるので、僕は初めて母の了承をとってお腹を触る。
普段のように頭のある下側に触れる。
すると、いつもとは何かが違っていた。
いつものように大きな頭が元気に動いているが、何かが違う。
動き方が全く違うのだ。
これでは、まるで。
まるで、頭が下がりたくても下がれないかのような、そんな動き方をしているように感じたのだった。

13 える :2019/04/22(月) 23:54:42 ID:w.X/gP1c0
といってもこれはあくまで素人の判断。
それにずっととは言うが痛みはだいぶ、具体的には20〜30分ほど間隔が空いたものだったのでまだそうとも言えないだろう。
少なくとも、母はまだ動けるようだった。
現在は早朝の5時。少し早いが、朝食を作ろうか。
母と2人、台所に並ぶ。少し狭めの通路を母がそのお腹とともに独占するので、僕としてはやりづらいことこの上ないが、まあ仕方ない。
味噌汁と白米とお茶。これぞ朝食であると言わんばかりのメニューを、母はあいも変わらず相当量食べていた。
その食卓で、母とこんな会話を交わした。
「私は麻酔ができない体質ってのは知ってるでしょ?だからこの子は自然分娩で産まなきゃいけないのは分かるわよね。」
「まあそりゃ妊娠初期から聞かされてたわけだしそんくらいわかるよ」
「そりゃそうね。で、多分この張りは陣痛が始まったってことだから、
私は多分、このお腹の子の大きさからしても、何時間も、何日間も、ひょっとしたら命尽きるまで苦しんで、この子を産むことになる。
だから、私に陣痛が来てる間は起きておこうとか、そういう無理はしなさんな。」
母は、自分より胎児、そして僕のことを優先していた。
これには、素直に従っておいた方が母の為なんだろう。愛って多分そういうやつだ。
だが、僕にも愛はある。母の為に自分が多少身を削る覚悟くらいできていた。
「ははは、善処するよ…そんなことより母さん、この後2週間近く雨の予報だ、こりゃ異常気象だよ。」
シリアスな会話を他愛のない会話に戻しつつ、食器を片付けていく。
食器洗いを買って出た母は、時たまお腹を優しく撫で、深呼吸していた。
いつものような日常が一時的な終焉を迎え、先の見えない、増幅し続ける苦痛の序章が母に降り注ぎ始めたことを象徴するような光景だった。

14 名無しさん :2019/04/23(火) 16:47:19 ID:PkecaJ1Q0
翌日の昼頃になると雨は激しくなり、母の陣痛も少しは強くなっているらしかった。
軽く顔をしかめたり、小さくうなってしまうくらいの陣痛はあるようだ。
お腹を突き出すように腰を反らしてやり過ごす母の姿に、ほんの少しだけ疲れが見えたようにも感じた。

それから一時間もすると母はまた眠ってしまい、起きようとしない。
普通ならそれなりに進んでいそうな時間がたっているが、そうも行かないだろう。
なんたって、寝られる余裕があるのだから。
つい気になってしまって、熟睡する母のお腹に再び触れる。
張りつめた皮膚の感触とわずかな柔らかさ。
それを辿る内にやはり、あることに気がついた。
その大きな頭は、降りてきている気配を微塵も見せていないのだ。

15 える :2019/04/24(水) 00:05:46 ID:HcGmp9vA0
まあまだ20分間隔のままで陣痛も始まっていないし、母も、痛いときだけ立ち止まる以外は普通に生活出来るようなので、大丈夫だろう。
というか母がそもそもまだまだ全然の痛みと言っていた。
病院との連絡も取ったが、母の状況からも家にいるだけいた方がいいだろうとのこと。
なにせ大きく膨らんだお腹だ、子宮がそれだけ引き伸ばされているわけだから、陣痛も強くなりにくいらしい。
それが分かりきってる訳なので、リラックスできる場所になるだけいるのが最もいいらしいのだ。
…さて、洗濯物を取り込もう。雨が降り出してきた。

16 名無しさん :2019/04/24(水) 21:47:07 ID:GYY0tIxQ0
それから一時間。
なんとか本降りになる前に洗濯物を片付けられたので、再び母の様子に注目する。
立ち止まってる時間がさっきより長いように感じるが、陣痛の痛み自体は長くなっているということか。
だとしたら一応順調、と言っていいだろう。
時間のかかり方はさておき、このまま順調であることを祈ろう……。
強くなる雨を横目に、母のことばかり考えていた。

17 える :2019/04/26(金) 08:29:34 ID:.mHcDcKU0
そうしてすっかり昼時になった。
ご飯は、僕が近所で買ってきた弁当である。
母は此の期に及んでも大盛りを頼んだ。体力は大事だが食いすぎじゃあないか…?
まあそれはいいとして、母と僕はまた食卓を囲んだ。

18 名無しさん :2019/05/05(日) 17:23:15 ID:0ErSAmBk0
母は弁当を、大きなお腹に乗っけて食べている。
それは当然お腹があれだけ突き出ていたし、お腹がつかえてそのままでは食べれないのだ。
それにしても母の食べること食べること。
あんだけ食べてまたお腹周り大きくなったらどうすると僕は思うが、母は気にしてなかった。
食べ終わった母は座り込んだまま、思いっきり足を伸ばした。
その勢いでサイズが合わずピチピチの服が胸元までめくり上がってしまった。
すると僕は、その瞬間を見て更にもう一つ気づいたことがある。
母のお腹は正中線の他に、おへそがもの凄く目立っていたのだ。
もう分かりきってるとは思うがこれも異常に大きくなったお腹が原因。
どんどん大きくなるごとにおへそ周りの皮膚も限界にまで引き伸ばされ、同時に腹圧もかかっていった。
また、母は僕を産んでからおへその組織が余っていたのだろう。
母はとっくに、見事なまでの大きな出臍にしあがっていた。

19 名無しさん :2019/05/05(日) 17:24:47 ID:0ErSAmBk0

しかし、そのおへそももう限界が近いのか、引き伸ばされて平たくなり、おへそが消えている。
よは、お腹の皮膚と位置が同じになろうとし、空気の流れに直にさらされていたのだ。
それに僕は、人のおへそは特に皮膚が薄い部分だってことを存じている。
母が異常な大きさだからか、今にも破れそうなほどパツパツになっているのだ。
しかも出産に何日もかかるとか言ってたし、もしかしたら難産で産んでる間もお腹は更に膨張するかもしれない。
だとしたら、限界なはずのおへそは更に引き伸ばされる一方なのだろうか。
おまけに母は今でも、陣痛をやり過ごそうと時々腰をそらしてお腹を突き出す。
その度に、更に引っ張られる力が急にかかり、ミリッ…と皮膚が破れだすような感覚が、母のおへそを襲う。

20 名無しさん :2019/05/05(日) 17:26:30 ID:0ErSAmBk0
もうこれ以上お腹を何度も突き出してたらおへそが破れると、母のお腹に興奮しかけながらも僕は言う。
けど母は、どんなに大きくなって自分のおへそがピリピリするのを感じるとしても、産めるときが来るまで耐えてみせると答えた。
あれだけ皮膚が引き伸ばされたんだし、恐らく産んだ後はギネスになりそうなくらい超特大のおへそに仕上がるけどそれでもいい?とは言ったが…。
「どうせそうなるのならギネスにだって挑戦する。それだけこの子を、産んでる間も含めより長い間お腹の中で育てた大事な証にするわ。
こんなに大きな出臍になったって、私は別に周りの子達に何言われても構わないわ。」
と、何やらおへそのことを前向きに言い出したのだ。
僕は更に、同じく限界まで引き伸ばされたお腹の皮膚は、産んだ後すごく皮があまってお腹がたるむことになる。
そのお腹になったって気にしないのかも聞いてみたが、母の答えはこうだ。
「体型の気遣いは有難いけど、それも命と引き換えに出来た立派な勲章ってものよ。よりこの子を育てた分の産後太りだって誇りに思わなくちゃ。」
…分かってたとは思うが、やっぱ母は母でお構いなかった。
そこまで覚悟を決めている以上、僕は産むときがくるまで母の強い思いに任せる他なかった。


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