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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第九章
604
:
ジョン・アデル
◆yUvKBVHXBs
:2024/01/24(水) 21:08:51
>「みんな、無事で本当に良かった……」
遅れた僕にカザハがそう声かける。
分かりきっていたことではあるがみんな生きて…無事に再集結できている。満身創痍ではあるが
「みんな…!カザハも…無事でよかった!」
少しでも気丈に振舞う。今は後ろを振り向いてる場合じゃないから…前に進まなきゃいけないんだ。
リューグークランの…エンバースの為にも…悲しむのは最後に取っておこう。
………それにしてもなんかちょっとカザハの位置が心なしかちょっと遠いような…気のせいかな?
「…?僕?…なんにもないよ…なんにもね」
>「さっきも言ったが、お前は報いを受けるべきだ。
お前のせいで数え切れないほどの人が……いや、命が奪われた。
イブリースなんかは、今でもお前を文字通り捻り潰してやりたくて堪らないだろうよ」
…それ以上に気になるのは…倒れたミハエルにダインスレイヴを突き付けてる場面だった。
>「止めるなよなゆたちゃん。こいつはこのセンターを自分の理想の決戦場にする、
それだけのためにラスベガスを火の海に変えて、たくさんの人を殺した。
命に対する価値観が根本的にズレてんだ。野放しにすりゃまた同じことをする。
俺はこいつの命よりも、こいつがこの先殺すであろう人たちの命を助けたい」
さっきまでの僕ならやめよう…と一言言えたかもしれない。
しかしたなの消失を見届けた今…僕に明神やエンバースを止める言葉は…存在しない。
戦争を僕達が最初から止めれていれば…言葉や…行動があったかもしれない。
しかし…戦争というこの世最大級の大罪を犯してしまったからには…。
「なゆ…私刑が正しい選択だとは言わない。でも…エンバースを止める権利なんて…僕達にはない…だから様子をみよう
エンバースはいつだって…僕達の予想を超えてきたからね」
でもエンバースが…あの捻くれ者の知略家が…僕が思うような結末をよしとするわけがない。
>「だが――俺の仲間達は、きっとそういう私刑はよしとしないだろう。
お前はこの戦いが終わった後……法に則って裁かれるべきだとか、そういう話になる筈だ。
この世界の法では解釈出来ない部分が多すぎるし……イブリースの事も考えるとニヴルヘイムの法が妥当か」
>「しかしだな、俺の見解はこうだ。今のデュエルはすげー楽しかったが――次はもっと楽しくなるぞ」
>「おまっ……ふざっ……ふざけんな!次なんかあるわけねえだろ!!
おいハイバラ!!こっち向けよ、おい!!楽しくデュエルできて情でも移ったか!?
またぞろGルートがどうとか寝言垂れやがったらぶっ飛ばすぞ!!」
「落ち着くのは君だ明神…罪の重さを考えれば順当に裁かれれば――」
チッチッチとエンバースがキザに舌を鳴らして指を振り、僕の言葉を遮る。
>「つまりだな、俺はお前を順当に裁かれても困るんだ。だから――心配するな。大丈夫だ。
やってしまった事。起きてしまった事。俺が全部なんとかしてやる。分かるか?」
「なっ…」
なんとかなるわけない…もう起きてしまった事は受け入れなければいけない…そんな固定概念を笑い飛ばすように…自信満々な声でエンバースが叫ぶ。
>「この世界のエンディングは――俺が決めるって言ってるんだ」
起きた事…気に入らない事全部無かった事にするなんて…そんな…そんな事…思いつきもしなかった。
たなを…リューグークランのみんなを…復活させることは考えていた…でもエンバースは…
【リューグークランは一度死んだという事実】
【戦争が起こって大量の人が死んだという事実】
自分とその仲間達が死んだという事実すら覆しかねない可能性を提示した。
あれ…でもそれは…僕が一度は求めて諦めた…アレに繋がるんじゃないのか
デウス・エクス・マキナ
当然他の方法があって…僕の勘違いなら全然ならいいんだけど…
アレがリスクを背負ったものだというのは僕にも分かってる…細かい事はそんなに知らないかもしれないけど…少なくとも自分を犠牲にするって…
いくらこの世界がゲームだと言っても…一度始まってしまった世界をリセットする手段は運営サイドに取っても大掛かりな仕掛けになるはず…。となればリスクがない物などないだろう
エンバース…君の事だから当然考えがあるんだろう。でも君はすぐ自分の事を価値のない物ととらえがちだから…
僕は君にもっと自分を大事にして欲しいんだ…口で何回いってもうまく伝わらないだろうけど…だからこそ
「カザハ…君の言いたいことはなんとなくわかるよ…だから代わりに僕が言うね」
カザハがわなわなとなにか言いたそうにしているのを見て僕はカザハの方を軽き叩き。エンバースの真横に立ち声を上げる
「エンバース!訂正してもらおう…"俺"じゃなくて"俺達”に!」
なにがあっても…エンバース…君を…絶対に一人にさせないから。
>「お前の言いたいことは分かったけどよ。望み薄じゃねえの?
ずっとジジイにおんぶされながらニヴルヘイムを渡ってきて、地球で別れたわけだろ。
こっち来てからの行方は知らないとか言ってたしよ」
>「……こいつ、『最初』はどうやってローウェルに接触したんだ。
VIP待遇で召喚された瞬間ジジイが揉み手してお出迎えしてくれたとか?
そうでないなら……ブレイブ側から運営にコンタクトをとる手段でもあるのか」
「負ける事前提で…漏れる事前提で一度しか使えない手段だった可能性もある…しかしだ
いつだってプレイヤーはどんなゲームであれ運営を驚かせ…超える遊び方をしてきた!正規の手段もあるかもしれないが…
僕達が気づいてない…いわゆるグリッチに準ずるなにかがあるかもしれない」
オンラインゲーム最初期から続く運営とプレイヤーのいたちごっこ。
有利になりたいプレイヤーと想定外の遊び方をされたくない運営は一種の敵対関係であったといっても過言ではない。
「…え?具体的には?………あ〜〜〜…それは頭脳担当の役割なんじゃないかな?僕はほら…戦闘特化みたいな所あるし」
もう後手に回らないように…なんでも…情報を集めよう!なにが最善なのかなんて僕には分からないけど…少なくとも妥協するのはもうやめだ。
僕達らしく今度こそ…覚悟を持って全部を取りにいくとしよう
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