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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

344embers ◆5WH73DXszU:2020/03/23(月) 23:23:29
【フィロソフィカル・バーンド・コープス(Ⅱ)】


『おぉ〜っ! みんな、おかえりなさーいっ!』

「……【自爆】と【死線拡大】のコンボか?いや、違うな――」

そして物語は進行する/何の変化もなく。

『マホ――』
『おおーっと! ヤボは言いっこなしだよ? 月子先生……』

「なるほど。マホたんと俺達だけの秘密か――蠱惑的な響きだ」

[■■■■の成れの果て/闇霊]は完全に、焼死体として振る舞う。
勝利を祝う宴の喧騒に、微かな/しかし楽しげな笑みを零す。

『みんな、次はエーデルグーテに行こう……! ジョンのブラッドラストを治療するには、あそこに行くしかないよ!』

「……なるほど。ついでに俺も焼死体から“ただのしかばね”にジョブチェンジ出来る訳だ」

その身に染み付いた習慣のように、皮肉めいた諧謔を口遊む。

『それから……言うまでもないことだけど、もし敵が現れたとしてもジョンは戦わないこと。
 みんなも、出来るだけジョンを戦わせないように。その前に戦闘が終わるようにして。
 わたしとエンバースが前衛に立つから、カザハと明神さんは後衛』

「ああ、任せておけ。仲間を守りながらの戦いなら、随分前にスキルレベルを上げてある」

『それも了解。わかってんなジョン、正面で敵とかち合ったら迷わず後ろに下がってこい。
 トーチカ被せてやっから。俺とカザハ君なら、お前が隠れるくらいの時間は稼げる』

「悪いが明神さん、それは不可能だ――ゲージ一本貯まる前に、俺が戦いを終わらせるからな」

焼死体と同じように仲間を思いやり/焼死体と同じように強さを誇る。

『じゃあ――行きましょう、みんな!
 根源海の彼方、万象樹ユグドラエアの麓にある……聖都エーデルグーテへ!
 レッツ・ブレ――――イブッ!!』

「……レッツ・ブレイブ。なあ、この掛け声、どうしてもやらなきゃ駄目なのか?」

だが――そこには、実質的に誰もいない/ただ焼死体のような現象が、そこにあるだけだ。


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