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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第三章

260五穀 みのり ◆2zOJYh/vk6:2019/03/17(日) 13:34:23
既に結末はわかっていた
3ターン稼ぎ、腹いせ紛れの一撃を食らわせた時点でこうなる事はわかっていた
この時間稼ぎのために力と財力を使い果たしたが、仲間たちはそれに見合う結果を出す事は

仰け反るミドガルズオルムに背を向け降下を開始したみのりの目に映るのはマリーディアとライフエイクの邂逅……そして散華
縫合者は強力な複数の魔物を繋ぎ合わせるため、被験者は拒否反応により耐え難い苦痛に苛まされ続ける事になる
事実ゲームで登場した縫合者は正気を失い狂える存在となっていた

そんな苦痛に数千年の時を耐え続けたライフエイク
マリーディアと再会した時点で結末は決まっている
個人的にはこのような邂逅など認められるものではないが、事ここに至っては仕方がないと納得するしかないだろう
今更マリーディアの首を刎ねようにももはや間に合わないし、何よりこの邂逅を良しとし奮戦した仲間たちの意思を尊重しようと思えたからだ

では何ゆえにイシュタルを装甲のように身にまとい、収穫祭の鎌(サクリファイスハーベスト)によって召喚された大鎌を携えるのか
それはみのりの中ではまだ戦いが終わっていないからだった


ライフエイクとミドガルズオルム
この二つは主敵であり当座の対処案件であったが、それですべてが終わったわけではない

明らかな敵意と行動を持って現れた金獅子ミハエル
そして突如として現れたブレイブを自称する二人と一頭
この三人の処遇についても放っておくわけにはいかないのだから

地上に降りだったところで動いたのは金獅子ミハエルだった
ローブから取り出したスマホを操作し、次元の門を出現させる
そこから現れたのは……『兇魔将軍イブリース』

その姿を見たみのりの反応は……絶句!
それは他のメンバーも同じようで、なゆたも明神も言葉が出てこない
エンバースがその危険性を察したように身を挺そうと立ちはだかり逃げるように促す

カザハとカケルは自体がわかっていないようだが、みのりは知っている
イブリースの力を、この状態で戦いが始まれば全滅は免れない、と

身に纏わせていたイシュタルを分離させ、前に出して自身は二歩下がる
イシュタルをボディスーツにしてもイブリースを前には効果がない、諸共両断されると理解していたからだ
収穫祭の鎌(サクリファイスハーベスト)はダメージを攻撃力に換算するものである
今回受けたダメージはブーストとして背中に受けた熱風と、ミドガルズオルムとの衝突の衝撃
人の身であるミハエルや、焼死体のエンバース、それに風の精霊シルヴェストルならば十分なダメージを与えられるだろうが、イブリースが相手となると話にならない


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