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ヤンデレ召喚スレ

16名無しさん:2019/08/18(日) 10:38:29 ID:???0
「もーこちゃんっ」

「どうしたの?」

いつもの様にソファーに座った私に床に座った彼が抱きついてくる。
私もいつもの様に頭を撫でたりして食後のイチャイチャを楽しむ。
彼のスペックだけ聞けば所謂スパダリだけれど、私には幼馴染の可愛い年下の彼氏くんにしか見えない。

「最近ずーっと帰んのおそくてさみしーの!もこちゃんはさみしくないの?」

「今ちょっと課題が忙しくて…」

本当は課題が忙しい時期はもう終わっているけれど、付き合って一年の記念日のサプライズ計画を仲の良い同期に相談したり、プレゼントなんかを買いに行くのに付き合ってもらったりしているのだ。
我ながら浮かれているなぁとは思うものの初めての記念日くらいは多目にみて欲しい。

「本当にそれだけ?おれにかくしごとしてないよね…?」

「えー?してないしてない!なーに、浮気でも疑ったの?」

「…。」

「あ、洗濯機止まった音だ。ちょっと見てくるね。」

見上げてくる彼の瞳を見ていると、ついいつもの様に甘やかして全部バラしてしまいそうであわてて立ち上がる。

ガンッッ!!!!

リビングの戸を開けかけたのを後ろから伸びてきた手で無理矢理押し返される。
何が起こっているのか理解できないまま扉がちょっとへこんでるし敷金が、なんて頭の冷静な部分で考えていると急に体をひっくり返されて扉に押し付けられる。
乱暴に扉の開け閉めしちゃダメだよと怒らなきゃなんて考えは一瞬で吹き飛んでしまった。

「おれにうそつくんだ。」

怖い、彼はこんなに大きかったっけ…?
上から見下ろされるのも、逃げられない様に押さえ付けられる力も、紛れもなく自分より強い男の人で

「きょーもきのーも男と遊んでた。」

「あ、れは…」

「ねぇ、俺ずっとかわいかったでしょ?」

「え…?」

「ずっと、ずーっと怖がらせない様に年下の可愛い幼馴染の彼氏やってたけど…俺だって怒るよ?」

──────────

喪子ちゃんは自分の事を昔からモテないと思い込んでいたけれど別に容姿も性格も悪い方ではなかった。
ただ無意識に一部の男が苦手で寄せ付けていなかっただけだ。
喪子ちゃんの苦手な男の基準は曖昧で完璧にはわからなかったけれど、男性的な人が苦手で自分より小さいく可愛らしい子供達は概ね問題ないように見えた。
俺は喪子ちゃんの近くに居続ける為に観察し、遠ざけられないように常に意識して装ってきた。
高校生になりどんどん背が伸びる成長期はどうしようもなかったが、出来る限り喪子ちゃんより目線が下になるように座ってから話しかけたり、子供っぽい喋り方をしたりと必死になってどうにか今の地位を手に入れた。
彼氏になれた俺は油断していたのかもしれない。
同じ大学へ進学したものの、流石に完全に同じ科に入って同じ講義を取るわけには行かず、今までよりも一緒にいる時間は減ってしまった。
いや、俺が彼氏になったせいで男への苦手意識が薄れてしまったのかもしれない。
徐々に男とも普通に喋れるようになってしまった喪子ちゃんは俺の知らない男と喋れるようになり、ここ最近俺に隠れてどこかへ行ったりしていた。
そんなことは許されない、喪子ちゃんの隣にいられる男は俺一人でなければならない。
もう一度男への苦手意識を思い出させれば、きっとまた他の男を遠ざける。
もし俺の事まで怖がる様になっても今までの積み重ねがあるし、また一から怖がらせないように接すれば良いだけだ。
そうだ、なんなら大学の男共は脅して喪子ちゃんに関わらない様に、口を聞かない様にすれば良い。
無視されて傷付いた喪子ちゃんを慰めるのが俺の役目だ。
死ぬまで俺以外の男を側になんて寄せ付けないように、男への苦手意識を忘れる度に何度だって何年だってやってやる。
だからずっと俺だけの喪子ちゃんでいてね?



ヤンヤン拗ねるというよりはキレる感じになってしまい申し訳ない…
コレジャナイってなったらごめんなさい

リクは「泣いて懇願するけど主張は曲げないタイプのヤンデレ」
ややこしかったら泣いて追いすがってくれるだけでも良いのでよろしくお願いします


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