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映画の主人公になりたくて

1名無しの作家さん:2020/05/17(日) 15:25:12 ID:R/XTFj/E
本家掲示板のリクエストもありましたので

私の名前は池野綾香、駆け出しの劇団員。
高校までは演劇部の部長として文化祭や演劇コンクールに向け
練習をしていて審査員からも好評だったのでこれを仕事にしたいと
親を説得し東京の劇団の門を叩いた。しかし、現実は厳しく
なんとかエキストラで使ってもらえるようにはなったが
まだセリフや名前すらもらっていない。

やせ形で170cmの長身、顔が少しきついというのが劇団員としてデメリットと
受取られているのか配役をもらえるのは低身長童顔の女の子ばかり
この世界はロリコンなのか?そんな思いを持ちながら、今日も
舞台の端から端まで歩くだけ。

しかし、そんな私に転機がやってきた。
次回の演劇で「いじわるな先生」という配役がまわってきたのだ。
演じる時間はあまり長くないが、主人公の子役の学校の先生で
ちゃんとセリフもある。チャンスだと思い練習に励むが
数日すると子供たちが来たがらなくなった。私が役だとはいえ怖すぎるんだそうだ。
仕方なく配役は別の人に変わってしまった。私はうな垂れこの道は向いてないんだろうか?
1人舞台の袖で考え込んでいると数人の人が劇団に訪ねてきた。
団長とスタッフ数人が相手をする。どうも相手は若い女性のようだ。
新しい人かそれとも芸能関係者なんだろうか?私には縁のなさそうな人。
しばらくして話が終わったのか彼女たちは私たち練習している劇団員のところにやってくる。

若い女性はすごく美人な人でどうも夜の仕事の人らしい出で立ち。そんな人がなぜ?
周りをみながら小言で「この子じゃないな。。」といいながらも私を見て声をかけてくる。

「ねぇ、あなた私の映画に出ない?」

「映画ですか?映画ってどんな。。」

「私が監修する映画なんだけどあなたの容姿が主人公にぴったりなのよ。ねぇやってみてほしいのよ。」

「映画? しかも主人公??」 あまりにもビックなオファーで私は驚いてしまった。

しかし彼女は誰なんだろう?思わず近くにいたスタッフの人の聞いてみる。
するとスタッフは「あぁあの人、セクシー女優の渚 夕子さん。団長の飲み仲間で映画のキャスト探しに来たんだって」
「え?私脱がなきゃらないとか濡れ場とかそんなんまだ覚悟が。。」と思いながらも一応渚さんに聞いてみる。

「渚さん、私露出系とかそっちはどうも。」というと渚は「フフフ、そっちは問題ないよむしろ露出ゼロだから。」と
不気味な笑みをうかべる。露出ゼロってどういう意味だ?少なくとも脱がなくてもいいらしいので安心した。
そして「私でよければやってみたいです。」とも返答した。これが映画の始まりだった。

2人間家具 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/17(日) 15:40:53 ID:lH/o0U1g
自分の書いたストーリーがリメイクされるのって、面白いしワクワクしますね。

ストーリーがさらに展開していくのを楽しみにしています!

3名無しの作家さん:2020/05/17(日) 15:59:03 ID:R/XTFj/E
映画のタイトルは「綾子はやり手のキャリアウーマン」という
私の役は仕事のできる女性「綾子」でいつも黒いエナメルのハイヒールに
黒のタイトスカートのレディーススーツを着ている。仕事を大量にこなすが
実はそれは周りの人の仕事が自分の机の上に上がっているのを本人が知らないだけで
いわばつかいっぱしりの女性役。黒縁のメガネをかけていて少し物言いがきついが
結構スタイルがよくて実はあの性格じゃなければ彼女にしたいという男性社員も多い。
上司もそのことは知っており、彼女には仕事を与えておらず新卒の総合職に仕事を与え彼女にまわし、できた仕事は総合職の手柄にしている。
という設定。低予算映画なので大きなオフィスは借りれず市役所の研修スペースをオフィスにみたてて
会社のオフィスロケをした。ちなみに劇団に所属しているのは綾香だけで、あとは
アマチュアの演劇クラブや渚の呼びかけで集まったエキストラさん
なお、主人公なんだし芸名付けたら?と渚に言われたので彼女のおかげで主役になれたことを記念して
名前と苗字を逆読みして「夕凪綾香」にした。
1日目はオフィスと外回りのシーンで、2日目は午前中劇団の稽古に出て夕方からカフェでコーヒーを飲むシーンの撮影だと聞いている
この後の展開は後日教えると渚に言われている。

4名無しの作家さん:2020/05/17(日) 17:23:33 ID:R/XTFj/E
1日目
市役所の研修スペースで撮影
研修スペースと言えど設計とか数日の研修に対応しているらしく、
事務机が並んでいる。そこで課長役の男性と同僚の男女3〜4人が
一緒に演技をしてくれる。
課長が「あれ?吉塚、お前仕事できたのか?」
すると吉塚役の男性が「あぁ〜綾子さんに手伝ってもらったやつですね。綾子さんあの書類どこでしたっけ?」という
私は「メールで送ったでしょ!」ときつく言い返し吉塚役の男性は「お、メールか!
とメールソフトを起動し、添付ファイルを開き自分の名前だけに書き替えて課長に送る。
それが確認できたところで私は立ちあがり課長に「外回りに行ってきます。」と伝え黒いバックとブランケットを持ち外に出る。
それをみた課長と同僚たちは「今度は誰の仕事だ?」と冷笑をうかべる。
ここでオフィスのシーンは終了。本当に低予算な映画なので2時間くらいしか経っていない。
次は外のシーンで、川べりを歩く。私が「まったく、ドイツもコイツも使えないんだから!」と言うが
そんなことを言っていてもラチはあがらず営業に向かうわけだが。出先の工場などのシーンを撮り終え
1日目は終了。

2日目は午前中稽古をして夕方からの撮影
午前中の稽古にも午後から特別なことがあるとすごく身が入る。
昼食を食べて遊びがてら電車で撮影場所のカフェに向かう。
ロケをするカフェはこじんまりとしたところで素直にコーヒーがおいしい。
マスター曰く、挽きたてだしケーキも近くのパン屋さんがこのコーヒーを気に入って
コーヒーに合うように作っているとのこと。いい店を見つけた。
夕方になり渚さんやこの映画の撮影スタッフの人がやってくる。
「あら、今日はすごく早いのねぇ!」と渚さんに言われ、「張り切っちゃいました。」と返す私
「あ、そうなんだ。ちょうどよかった。綾香ちゃんちょっとこっち来てくれる?」と手招きする渚さん
なんだろうと思って店の奥の方へ行くと渚さんから衝撃の言葉を言われてしまう。

「明日から綾子じゃなくなるから」

え?言ってる意味が分からない。
オフィス行って川べり歩いて出先行ってコーヒー飲むだけの映画?
たしかにそんな短編ドラマあるけど、それにしても尺が短い。
「渚さん、これってどんな映画なんですか?」と一応確認してみる
渚は「この後ね。綾子はコーヒーを飲むことで地球外生命体に侵食されるの、で綾子が綾子じゃなくなるのよ。」
ますます意味が分からない。綾子が綾子じゃなくなるって。私はどうなるんだ?
困っている私に渚は続ける「あなたは明日からこれをずっと着るの。」

そこに出てきたのは全身タイツ?しかも見る限りでは肩から頭の部分はまだ縫われておらず、顔の部分がまだ切り取られていない状態。
「え?これ来て宇宙人になるんですか?」と渚に問いかける私。
「そう、明日からこれを着るのよ下着のライン出たらかっこ悪いし出しちゃダメよ」とあっさりと返答する渚
「いや私、こんな顔だし宇宙人とか。」というと、「大丈夫私に任せて」と言われてしまう。

そんな話をしていると撮影の時間はすぐにやってきて、先にコーヒーに地球外生命体として粉ミルクに少しレモンシロップで着色したものを混ぜるシーンと、睡眠薬として砂糖が入れられるシーンが撮られている。
そのあと私がカフェに入ってきてコーヒーを頼み疲れ切ってコーヒーを飲むシーン、そしてそのままウトウトと寝てしまうシーンの撮影された。
私は目をつぶりながら考えていた「このまま明日私は宇宙人になってしまっているんじゃないか」渚さんにこの後ショッカー基地みたいなところに拉致されて改造人間にされるんじゃないか。
そんなことを考えているとカットの言葉がかかった。まだ宇宙人には猶予があるようだった。

今日は短いけどここで撮影は終わりで夕食は渚さんがスタッフたちと一緒に食べるからと私も誘ってくれた。久々にイタリアンのお店でワインをがぶ飲みしピザやパエリアを食べた。
貧乏な劇団ではこんな贅沢なものを食べれないので渚さんには悪いがはじけさせてもらった。渚さんは「綾香ちゃんってお酒飲むと陽気になるんだね。よしよしヾ(・ω・`)」と頭をなでてくれ
同性ながらキュンとした。それ以降の記憶がこの日はない。

気づいたら次の日の朝だった。でも朝なのかわからなかった。何かがおかしい。私は全身タイツの中にいた。

5名無しの作家さん:2020/05/17(日) 18:00:10 ID:R/XTFj/E
「綾香ちゃん、オハヨ」そんな声が聞こえてよく見えないタイツ越しの外をまじまじと見ると
そこには何かがいる。人?でも顔が見えないし髪型?あれ??私の頭の中が混乱する。
実はそこにいたのは全身タイツ姿の渚、もちろん綾香と一緒で頭から足まで全て覆われている無機質な状態
ただ綾香のゼンタイは口だけが開いており飲食はできるようになっている。
渚は続けて「あら、綾香ちゃん昨日のコーヒーで綾子ちゃんになったんだ。こっち来てみて」と
手を差し伸べる。私は渚さんの声がするがこの無機質な女性型の物体に違和感を覚えながらついていき鏡の前に立つ
そこには見たこともない私がいた。これが私?その姿は普段私がファッション雑誌で目移りするモデルさん顔負けの衣装が着れるだけのスタイルだった。
渚は「私は綾香ちゃんのこのスタイルにゾッコンしちゃったの」と私をタイツ越しに頭からゆっくり触っていく。
普段はそんなことされてもあまり何も思わないけど、今は何かが違う。すごく気持ちいい。
そしてある部位に来ると何かがはじけるような感覚に襲われ思わず小さく甘い声が出てしまう。
「あれ?どうしたの?」と渚に問われる私は「なんか変な感触になって」と返す。
「そっか、今日はもっと気持ちよくなるときがいっぱいあるからこれくらいにしようか」と私に触るのをやめて渚は頭部分の全身タイツを脱ぐ
頭を脱いだ渚は髪が乱れ、化粧も落としていたが本人だということはタイツ越しによくわかった。
渚はこう私に伝える「今日は1日撮影なんで綾香ちゃんは全身タイツは脱げません。あと今着ている全身タイツは綾香ちゃん用」
「綾香ちゃん用?」そう言われてみれば昨日の全身タイツとは違う。そこに昨日の全身タイツ登場!
「これが綾子ちゃん用です。綾香ちゃんは綾子ちゃん役なのでこの中に入ってもらいます。」
私は言葉が出なかった。しかも綾子の全身タイツはよく見るとチャックがない。どうやって脱着するんだろう。

(参考ですが綾香ちゃんゼンタイは口が開いており股の部分にチャックがあるので用は足せます。
綾子ちゃんゼンタイはチャックはありませんが股の部分は縫われており糸を外せば用はできますが監修は使ってほしくないようです。)

6名無しの作家さん:2020/05/17(日) 18:05:08 ID:R/XTFj/E
業務連絡ですが、今日追加なければ週末までコロナ自粛明けで仕事忙しいので低浮上です。
悪しからずお付き合いください。

7名無しの作家さん:2020/05/25(月) 18:34:26 ID:rWQ316PE
「綾香ちゃん着てみて?」そういうと
渚は肩の部分を大きく開く、私はそのまま足を入れていき手を入れ肩まで入る。
ここから渚は驚くべきことを言い出す。
「これから縫っていくから、今日は撮影終わるまでごはん・トイレなしね!」

「え、えぇぇ!」動揺はする。
でも今日は綾香じゃなくて綾子になる、違う自分になるというのがすごく
役者として入り込めるような気がした。
渚の手芸で肩が縫われ頭が縫われていく完全に脱げなくなった私は今日1日綾子として生きることになった。
ただほとんど前は見えないので渚に付き添ってもらう。
こっちにきて。と渚に腕をつかまれ私は従う。
そしてロングパンツとパーカーになりフードを深くかぶってそのまま外に出ることに。
外の人にはわからないかもしれないが、
これを脱ぐと全身エナメル質の布で覆われた私がいるんだから露出するかのように興奮する。
渚と手をつないで歩き今日の撮影場所へ、今日はカフェでエナメル質になるシーン
私がフードを脱ぐとスタッフが「え?もう綾香ちゃん着替えてたの?」と驚く。
ここで衣類を脱ぐ、布2枚ではあるけどボディーラインははっきり出るのはわかっているので
はっきり言えば恥ずかしい。だけど役者魂でココは乗り切る。
そしてソファに寝る。ソファーがすれると何とも言えない感触が襲う
「ヤバいこのまま動いたらこの感触で気持ちよくなってしまう。」トイレにも行けない状態なので快楽に浸りたい欲望を抑え演技に集中する。
撮影開始、ブランケットをはねのけソファーから起きるとそこにはエナメル質の物体に覆われた綾子がいた。
困惑する綾子、「私どうなってるの?」人間としての感情はあるけれど目の前に広がるのはゴムのような薄い膜、その先には外の世界が見える。
大きな鏡の前に立つとその姿は全身まっ黒の女性。顔の凹凸はあるが誰かは判別できない。
とりあえずここにいてもダメなことはわかる。急いでカバンとダウンコートを持って外に出る。
ココでカットがかかる。

8人間家具 ◆dkf/aF6sqI:2020/05/26(火) 09:51:56 ID:z.4sGJwM
続きに期待

9名無しの作家さん:2020/06/07(日) 06:08:13 ID:6LylDeMI
次のシーンは外での撮影になる野次馬を避けるためスタッフが付添い
できるだけ人のいないところで短く撮影しなくてはならない。
露出ゼロとはいうものの女性の体型がマジマジと出た姿はさすがに露出狂っぽいので
ダウンコートを羽織りフードを深々と被る。その姿はまさに店から脱走したマネキン
そんな姿で足早に歩き駅に向かう。この撮影は結構アドリブで駅に着くまでノーカットで撮影される。
人は少ないもののカメラを向けられているのに気付く人もおり、何の撮影なんだろうとのぞき込む人もいる。
ちなみに設定はエナメル質の体なのだが、本当にエナメル質になってしまうと呼吸ができなくなるので
擦れる音などはのちほど編集が加わる。
商店街を歩き駅から列車に乗る。ダウンコートを羽織っているとはいいながらもその下は布1枚で覆われただけ。
まるで全裸で歩いているかのような風通しと周囲の視線に綾香は興奮する。そしてその興奮は正直に体に現れ
下半身の大事なところからは変な液が流れ出していることがわかる。一応吸水パットは貼っているもののいつ満杯になってもおかしくない。
早くこの時間が終わってほしい。そしてもっと快楽に浸りたい。綾香の妄想は段々と奥へと引き込まれていくのだった。
列車は隣の駅で降りて自分の部屋という名目のスタジオに着いてカットがかかる。

ここで昼食の休憩になる。ダウンコートを脱ぎ頭の縫い目をとってもらう。汗は全身タイツに吸い込まれ蒸発したものの
熱さでクタクタになった綾香の顔がその撮影の大変さを物語る。

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11名無しの作家さん:2020/07/25(土) 08:47:39 ID:.NiwSzAY
午後からも撮影なのだが、渚は綾香に「疲れたでしょ?ちょっと休んできて。」と
席を外すように言う。え?なんで??撮影は??と疑問に思っていると
私と体系が変わらないくらいの若い女性が部屋に入ってくる。
この人は誰なんだろう?ここは私の部屋だしスタッフ?といろいろ想像を掻き立てていると
でも朝から全身タイツに閉じ込められて体力的にも精神的にも相当使っている。
お昼寝くらいはするか。と思い撮影スタジオの隣の部屋でお昼寝することにした。
仮置きされていたソファーに横たわり寝ようとするがさっきの女性が気になって仕方ない。
なんだったんだろうとのぞき見を試みる。部屋の扉をそっと開けるとそこにいたのは
日本人の肌色のゴムで覆われたマネキン?でもついたてがないから人??
さっきの女性はこのゴム人間になる人なんだろうか。私もアレになりたい。彼女にちょっと嫉妬した。


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