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【伝奇】東京ブリーチャーズ・壱【TRPG】

1 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:30:44
201X年、人類は科学文明の爛熟期を迎えた。
宇宙開発を推進し、深海を調査し。
すべての妖怪やオカルトは科学で解き明かされたかのように見えた。

――だが、妖怪は死滅していなかった!



都内、歌舞伎町。
不夜城を彩る煌びやかなネオンの光さえ当たらない、雑居ビルの僅かな隙間で、一組の男女がもつれ合っている。
若い女が仰向けに横たわる男に馬乗りになり、激しく息を喘がせている。
……しかし、それは人目を憚って繰り広げられる逢瀬などではない。
『喰って』いる。
女は耳まで裂けた口を大きく開くと、ノコギリのようなギザギザの歯で男の腹に噛み付き、はらわたを抉り出す。
まだ体温の残る肉を引き裂き、両手で臓腑を掴んでは貪り喰らう。
すでに絶息している男の身体が、グチャグチャという女の咀嚼に反応するかのように時折ビクンと痙攣する。
この世のものならぬ、酸鼻を極める食事の光景。
女は、人間ではなかった。

柔らかな臓物を、滴る血を存分に味わい、喉元をどす黒く染めた女が大きく仰け反って恍惚に目を細める。
だが、まだ喰い足りない。女は男の頭を両手で掴むと、頭蓋に収納された脳髄を味わおうと更に口を開いた。

――しかし。

ジャリ……という靴裏のこすれる音に、女は咄嗟に振り返った。
雑居ビルの間の細い路地裏、その出口に、数人の人影が立っている。
性別も年代もバラバラに見える、正体不明の一団。

「いやァ――お食事中のところスミマセンね。ちょォーッといいですか?」

一団の中央に佇む、古風な学生服にマントを羽織った――大正時代の学徒か何かのような姿の人影が、口を開く。
が、顔は見えない。その面貌は白い狐面に覆われており、中世的な声も相俟って少年か少女なのかも判然としない。
女は低く身構えた。食事を目撃した者は、すべて消さねばならない。
唇の端から鋭い牙が覗き、両手の爪が音を立てて伸びてゆく。その姿は明らかに人外の化生である。
だというのに、一団は一向に怖じる様子がない。依然として、女の逃げ道を塞ぐように佇立するのみ。

「こんな東京のド真ん中で、そうやって好き勝手絶頂に食べ物を喰い散らかされちゃ困るんですよねえ。美観を損ねる」
「2020年の東京オリンピック。ご存知ですか?それまでに、ボクたちはこの東京をすっかり綺麗にしなくちゃいけないんです」
「インフラ整備に、施設の建設。世界中から人々を迎えるために、この東京はやらなくちゃいけないことがゴマンとある」
「まぁ……その辺は人間のお偉いさんにやって頂くとして。人間じゃできないことは、ボクらの出番ってワケです」
「アナタたちのような《妖壊》を残らず葬り去る――ま、いわゆる害虫駆除ってヤツですか」

女が聞くと聞かざるとに拘らず、ぺらぺらと饒舌に狐面が喋る。
その全身から、蒼白い妖気が立ち昇る。他の者たちの姿が歪み、人ならぬ何かへと変貌してゆく――。
甲高い咆哮をあげ、女が一気に跳躍し襲い掛かってくる。

「東京オリンピック開催までの間に《妖壊》を殲滅し、この帝都東京をすっかり『漂白』する……」

狐面の背後にいる者たちが、女を迎え撃つ。

「そう。ボクらは――」

炎が、雷撃がビルとビルの隙間の袋小路で迸り、女の姿をした化生を一瞬で葬り去る。
狐面は白手袋を嵌めた右手を伸ばすと、消し炭となって爆散した女の残骸をひとつ抓んだ。
残骸をぐっと握り潰し、そして言う。

「――東京ブリーチャーズ」

2 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:32:04
ジャンル:現代伝奇ファンタジー
コンセプト:妖怪・神話・フォークロアごちゃ混ぜ質雑可TRPG
期間(目安):特になし
GM:あり
決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可
○日ルール:4日程度(延長可)
版権・越境:なし
敵役参加:なし(敵はGMが担当します)
質雑投下:あり
避難所の有無:なし



名前:(※国産妖怪に限る)
外見年齢:
性別:
身長:
体重:
スリーサイズ:
種族:
職業:
性格:
長所:
短所:
趣味:
能力:
容姿の特徴・風貌:
簡単なキャラ解説:

3 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:32:24
名前:那須野橘音(なすの きつね)
外見年齢:17歳
性別:?
身長:165cm
体重:53kg
スリーサイズ:?
種族:妖狐(三尾)
職業:高校生/探偵
性格:慇懃無礼、飄然としており掴みどころがない
長所:洞察力、観察力、知覚力に長ける
短所:秘密主義、敵も味方もからかわずにはいられない
趣味:読書、入浴
能力:狐火、変化術
容姿の特徴・風貌:
すらりとした華奢な体型、腰までの黒い長髪
学帽、学ラン、マントの古い学徒姿に狐面をかぶっている

簡単なキャラ解説:
学業の傍ら、私立探偵として多国籍な住人のいる胡散臭い雑居ビルの半地下に事務所を構える通称『孤面探偵』。
勝手に事件を嗅ぎ付けては首を突っ込んでくるため、警察からは疎まれている。
その正体は妖狐一族の中間管理職、三尾の狐。
一族の長『御前』から2020年の東京オリンピックまでに都内の《妖壊》を根絶やしにしろとの命を受け、
『東京ブリーチャーズ』を結成。学生と探偵と御使いの三足の草鞋を履きつつ任務をこなす日々。

4那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:33:03
事務所のデスクの上で、黒電話がけたたましく鳴る。
ソファでひっくり返って仮眠をとっていた橘音は、その音に驚いて飛び起きた。
ずれていた狐面をかぶり直し、スリッパをつっかけてデスクへ向かう。

「ハイハイ、そんなにがならなくたって聞こえてますよ……っと。もしもしー?こちら那須野探偵事務所ー」
「……あぁ、御前。お疲れさまですー。御用は何ですか?」

どうやら、電話の相手は御前という者らしい。
御前。正式な名を白面金毛九尾の狐、玉藻前と言う。日本の狐一族を統べる大妖怪である。
が、橘音はそんな超大物を相手にまるで畏まる気配がない。近所のオバサンと世間話でもするように笑っている。

「ええ、わかってますよ。ちゃーんと仕事はしてますって!最近はボクら化生にとっても生き辛い世の中ですからねぇ」
「みんな、世の中の変化に応じて外見を変え、仕事を変え……人間社会に馴染まざるを得なくなっちゃって」
「ご存知ですか?化け草履は靴屋勤務。小袖の手はファッションデザイナー。泥田坊はコメ農家ですって。みんな人間に化けて」
「かくいうボクも御前の命で、こうして学生なんかやってるワケですがね……いやまあ、楽しいからいいですけど」
「どうです?御前も人間社会に溶け込んでみては?昔は宮中に潜り込んだりして、ブイブイ言わせてたんでしょ?」
「もう飽きた?……はぁ、そうですか……。面白いのに」

ひとしきり近況報告や噂話をしていると、電話の向こうの御前が話柄を変えてくる。

「それで……あぁ、今度の仕事ですか。ええ、わかりました。まぁ、チャッチャと片付けますよ」
「人間社会に溶け込むことをよしとせず、化生の本能のままに生きるモノ――」
「環境破壊や自然破壊により住処を追われたモノ。長い時を経て理性が蒸発してしまったモノ。心が壊れてしまったモノ」
「壊れた妖怪、それが《妖壊》――。それを東京から一匹残らず駆逐するのが、ボクら『東京ブリーチャーズ』の役目ですから」
「そううまく行くかな、ですって?失礼しちゃうなぁ、御前。これでもボクらはその道のプロですよ?お茶の子さいさいですって!」
「まず資料を見ろ?……わかりました。じゃあFAXしておいてください、キツネだけに……FOX、なんちゃって」
「……あ、今、スゴく呆れた顔しましたよね?電話越しでも分かりましたからね。今」

御前との通話を切ると、程なくして事務所の片隅に置いてある複合機へ資料が送られてくる。
今回『漂白』すべき化生の資料だ。それを手に取りしげしげと眺めると、橘音は思わず苦笑し、

「……ははぁ。なるほど、こりゃ手強い」

と、言った。
となれば、さっそく援軍を呼ぶ必要がある。橘音は再度黒電話の受話器を取り上げた。
東京を漂白するにあたって、橘音が適任と判断しスカウトした《妖壊》退治のプロフェッショナル。
それが『東京ブリーチャーズ』である。
橘音は他のメンバーにターゲットを伝え、作戦を考えるブレーンであり、実際の荒事は他のメンバーが行う。
資料をデスクに起き、電話の傍らのアドレス帳を見て、メンバーへと順番に電話をかけてゆく。
電話に出た者にターゲットの名前を伝え、仕事を請け負うか否かを訊く。
果たして、今回の仕事に喰いついてくるメンバーは誰だろう?
デスクに無造作に置かれた、御前からの資料。
その一番上には、こう書かれていた。




『八尺様』――と。

5夏 ◇qTStDTR5kc:2018/04/09(月) 08:34:33
敵役として参加します。よろしくお願いします。

名前:八尺夏(やさし なつ)
外見年齢:??歳
性別:女
身長:246cm
体重:125kg
スリーサイズ:150/96/144
種族:妖怪
職業:八尺様
性格:寂しがりで淫乱である
長所:でかい、目立たない、声が綺麗
短所:ポポポという謎の音が出てしまう、性欲強い
趣味:こっくりさん、男漁り、男攫い
能力:催淫術、格闘能力
容姿の特徴・風貌:ステルスではないかという程目立たない、縁のついた帽子を被っている、
白いワンピース姿、とにかく色々でかい、腰までの黒い長髪、稀に「ぽぽぽ」という音、声(?)を出す
目は普段は細く美人を髣髴とさせるが、獲物を見つけると大きく見開く

簡単なキャラ解説:
ある村に封印されていた、正体不明の女の姿をした妖怪「八尺様」の一人。
気に入った男に付き纏い、魅入った男を数日のうちに淫乱の宴に誘い、精を吸収し廃人にしてしまう。
成人前の若い男性、特に少年が狙われやすいとされ、相手を誘い出すために身内の声を出すこともある。
「八尺様」の出現頻度はそれほど多くはなく、田舎に多い事例だが、夏の場合は
都市部にも現れ、現在被害者を多数出しているという。

6創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:35:52
節子、このスレは敵役参加無しやで!

7創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:36:11
>>5
おう
味方として出てくれや

8那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:36:48
名前:髪さま
外見年齢:?
性別:?
身長:30cm
体重:100g
スリーサイズ:?
種族:麻桶の毛
職業:居候
性格:横柄
長所:ごくたまに含蓄のあることを言う(が、大して役には立たない)
短所:いかにもすごい力を持っていそうではあるが、その実役に立たない
趣味:シャンプー
能力:他人をハゲにする力があるとかないとか
容姿の特徴・風貌:茶色い毛の塊に一つの目玉
簡単なキャラ解説:
麻桶の毛(まゆのけ、まゆげ)と言われる人間の頭髪の化生。絡み合った毛髪の中に単眼が輝いている。
那須野探偵事務所で生活しているが、東京ブリーチャーズの一員ではなくあくまで居候。
おまけコーナーで橘音の相方を務める。

9那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:37:16
橘音「はいっ!始まりました『那須野橘音のミッドナイト・ブリーチャー』!パーソナリティはボク、那須野橘音と!」
髪さま「毛髪界のアイドル、髪さまがお送りするゾナ」
橘音「……毛髪界って何ですか……?」
髪さま「一から説明すると512KBオーバーすること間違いなしゾナが、説明するゾナ?」
橘音「いりません。さ、記念すべき第一回放送、行ってみましょう!」

>>5
橘音「一発目に参加名乗りを上げてくださったのは……う、うぇぇ!?八尺様!?」
髪さま「よもや仲間より先に敵が乗り込んでくるとは、お釈迦さまでもわからん事態ゾナ……まさに機先を制されたゾナ」
橘音「い、いえ、この程度の事態、全然大したことありませんよ。全然リカバー可能ですよ、慌ててませんよ、えぇ」
髪さま(……めっちゃ動揺してるゾナ……)
橘音「一応>>2にも書きましたし、>>6さんも指摘して下さっていますが、このスレは敵役参加はナシなんですよぉ……」
髪さま「どうしてナシなんだゾナ?」
橘音「いやまぁ、一応GMとして大まかなシナリオも用意してましたし、敵はみんなで倒せたらなぁ、な〜んて……」
髪さま「おまえの都合など知らんゾナ。せっかく参加してくれるというのに、門前払いするなど失礼ゾナ」
橘音「で……ですよねぇ〜……。ま、まぁ、そういうことなら参加OKとしましょう!……ただし……」
髪さま「ただし?ゾナ?」
橘音「>>7さんの仰る通り、ゆくゆく味方になって頂けるのなら!ということではどうです?それなら、そのように誘導しますし」
髪さま「>>5、そういうことではどうゾナ?ここはワシに免じてOKしてほしいところゾナ」
橘音「とりあえず、29日辺りまでブリーチャーズのメンバーを募集して、その後こちらから話を投稿する予定です」
髪さま「>>5はその間、自分のイントロダクションなど自由に書いてくれればいいゾナ」
橘音「袖振り合うも多生の縁、ということでひとつ!よろしくお願いします!」

>>6
橘音「ご指摘ありがとうございます!こういうことは他の方々に言って頂いた方が、角が立たなくていいんですよね」
髪さま「こっちが言うとどうしても、なんかキツい感じに受け取られてしまうものゾナ」
橘音「名無しの皆さんの介入も歓迎しますよ。その場合は、こうしておまけコーナーで返答させて頂く形になると思います」
髪さま「ワシなんかこのおまけコーナーしか出番がないゾナゆえ、おまけコーナーを増やすことが至上命題ゾナ」
橘音「いや、これはあくまでもおまけコーナーで、本編より増えるようじゃ困るんですが……」
髪さま「いずれはおまけコーナーが本編を凌駕し!ワシが主役となってスレを乗っ取るゾナ!モシャシャシャ!(註:笑い声)」
橘音「八尺様の前に髪さま漂白した方がいいんじゃないだろうか……」

>>7
橘音「今のうち宣言しておきますが、ボクは荒事がからっきしできません」
髪さま「ふんぞり返って言うことではないゾナ」
橘音「適材適所と言ってほしいですね。荒っぽいことは他のメンバーの仕事!ボクは仕事の受注と手配その他の雑用係ですから」
髪さま「ちょっと待つゾナ、ということは?もし、ブリーチャーズが誰も来なかったらどうなるゾナ?」
橘音「あ、160パーセント八尺様に負けます」
髪さま「即ゲームオーバーとか洒落にもならんゾナっ!?」
橘音「だから仲間を募集してるんでしょうが!もう昨日からずっと電話かけっぱなしですからね、ボク!」
髪さま「友達少ないゾナから、仕方ないゾナね。陰キャはこれだから……ゾナ」
橘音「いやいやいや!風評被害ですよそれーっ!?」
髪さま「ということで、我と思う妖怪諸氏には是非ふるって参加してほしいと思うゾナ」
橘音「29日あたりまで待つと言いましたが、それ以降も随時参加者募集中ですから!では、今夜はこれでっ!」
髪さま「参加希望者には漏れなくワシのシャンプーをする権利を与えるゾナ」
橘音「洗濯機に放り込まれたくなかったら黙っててください」

10創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:37:46
妖怪とか探偵とか現代とか東京だとか
ときめく単語が散りばめられた良さげなスレだなと思いました

11創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:38:01
うわっ、何だあんた狐のお面なんかつけて!漫画のキャラかよ!
個性的な探偵もいたものだなぁ

しかしその出で立ち、なんか見覚えがあるような気が…

12ノエル ◇4fQkd8JTfc:2018/04/09(月) 08:38:59
名前:御幸 乃恵瑠(みゆき のえる)
外見年齢: 20代前半ぐらい
性別: 男性型雪女
身長: 172
体重: 54ぐらい
スリーサイズ: 細身
種族: 雪女(雪男に非ず)
職業: かき氷屋らしいが冬は実質無職
性格: 天然 勘違いクール なんだかんだでお人よし
長所: 夏に近くにいると涼しい
短所: 冬に近くにいると寒い
趣味: アイスを食べること
能力: 雪・氷の生成、冷気を操る
容姿の特徴・風貌: 色白の肌、普段は黒目にセミショートの黒髪
白基調の和パンク調の服に青いストール
簡単なキャラ解説:何故か男性形の雪女。雪男と言われると怒る。
オスの三毛猫のようなものか男装女子のようなものかは謎。まあ妖怪だし。
真の姿を現しても普段とあまり変化はないが、普段から白い肌が更に白くなり瞳が氷のようなブルー、髪は雪のような銀髪になる。


妖怪退治は定番ネタだけど味方側も退治する側も全員妖怪って新しいな〜と思いつつ
おまけコーナーの遊び心が決め手でうっかり参上

>「ちょっと待つゾナ、ということは?もし、ブリーチャーズが誰も来なかったらどうなるゾナ?」
>「あ、160パーセント八尺様に負けます」

「無茶しやがって……。べっ、べつにお前のために参加…登録してあるんじゃないんだからな!」

>他人をハゲにする力があるとかないとか
「……さらっと書いてあるけどその能力滅茶苦茶怖くね!?」

13創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:39:28
>>12
お前荒らしかよォ…

14◇4fQkd8JTf:2018/04/09(月) 08:39:56
>>13
荒らしちゃうわ!……って八尺様、八尺様じゃないかァーッ!
きつねさんも誘ってくれたことだし一緒にやりましょ!

15那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:40:39
橘音「皆さんこんにちは!『那須野橘音のサンデー・ブリーチャー』!パーソナリティはボク、那須野橘音と!」
髪さま「髪は長い友達、髪さまがお送りするゾナ」
橘音「すでに本編よりおまけコーナーの方が目立ってるっていうね……う〜ん」
髪さま「……おま……毛?」
橘音「ホントそういうノリやめてください」

>>10
橘音「ですよね〜?ときめきますよね〜?とりあえず、ボクがときめくワードを沢山ちりばめてみたんですけど」
髪さま「共感してもらえて有難いゾナ。スレ立てしたはいいけど誰も来なかったらと、戦々恐々だったゾナ」
橘音「これは気合を入れなくちゃいけませんね、髪さま!」
髪さま「ワシはおまけにしか出ないから、気合とか入れる必要ないゾナ。がんばれゾナ〜(ぐてー)」
橘音「(性根が)腐ってやがる……早すぎたんだ……!」
髪さま「髪さまを本編に出してください!の嘆願書をみんなで送ろう!ゾナ」
橘音「送られてきたって出しませんよ」

>>11
橘音「ふっふっふ……!そうでしょう?ビックリするでしょう?大!成!功!」
橘音「何を隠そう、このボクこそが!帝都東京にその人ありと謳われた狐面探偵!那須野橘音その人なのですっ!」
髪さま「誰も知らんゾナ」
橘音「……えっ?ご存じない?このボクを?おっかしーなァ……いわゆる迷宮入り事件とか、結構解決してるんですけど」
髪さま「警察が自分のアホさをわざわざ外部に触れ回るようなことをするはずがないゾナ」
橘音「そうですかぁ……確かに最近は《妖壊》関係の仕事にかかりっきりですし、名前が売れないのは仕方ないのかも」
髪さま「売れたところでTwitterやらFacebookに「コスプレ探偵見かけたwww」とか写真上げられるのが落ちゾナ」
橘音「コ、コスプレ!?がーんっ!……やっぱり、見覚えがあるっていうのもそういう関係なんでしょうか……」
髪さま「まぁ、むしろワシが率先して画像アップしてるんゾナが」
橘音「洗濯機一名様ごあんなーい!」

>>12>>14 ノエルさん
橘音「このままじゃ280パーセント敗北必至のボクに援軍がっ!?やったー!」
髪さま「ゴボボ……約束どおりワシの髪をシャ……ゴボゴボ……シャンプーする権利を与えるゾゾゾナナナナ……」
橘音「洗濯されながら喋るのやめてもらえますか?」
髪さま「ゼエゼエ……と、ともかくブリーチャーズが来てくれたのはめでたいゾナ、コンゴトモヨロシク……ゾナ」
橘音「これで痛いこととか疲れることは全部ノエルさんにおっかぶせて、ボクは高見の見物ですね!」
髪さま「ぶん殴られたいゾナ?」
橘音「い、いやまぁ、それは妖狐流ジョークとして、ともかく歓迎しますよ!仲間が増えるのは嬉しいことです!」
髪さま「八尺様が仲間になると仮定して、あともう一人くらい欲しいところゾナ」
橘音「そうですね!まだ募集中ということで!」
髪さま「こちらは29日に話を投下する予定なので、それまでにイントロダクション等あれば投下を頼むゾナ」
橘音「追加設定やボクとの関係等々、自由に考えて頂いて構いませんので!やったもん勝ちです!」
髪さま「今回の仕事内容、ターゲットの八尺様を漂白するということは伝達済みということでゾナ」
橘音「よろしくお願いしまーす!」
髪さま「ワシの意に沿わない場合は漏れなく髪の毛をハゲ散らかしてやるゆえ、肝に銘じておくゾナ……モジャジャジャ!」
橘音「ワンモア洗濯機入りまーす!」

>>13 八尺様
橘音「めっちゃ負のオーラ的なものを放っていらっしゃるーっ!?」
髪さま「う……うろたえるんじゃあないッ!日本妖怪はうろたえないッ!ゾナ!」
橘音「ま……まあまあ、八尺様!ここはひとつ穏便に……。負のオーラは本編で思う存分発揮して頂く感じで!」
髪さま「雪男女が自分の好みのタイプ(成人前の若い男性、少年)じゃないから怒っているに違いないゾナ」
橘音「それってつまりボクが(貞操的な意味で)ヤバイってことですか?」
髪さま「このままだと薄い本みたいな展開不可避ゾナね」
橘音「い、いえ、このスレ一応全年齢対象ですから、そういうのはちょっと……せめて婉曲的表現で……」
髪さま「今年の冬コミはこれで決まりゾナ、捗るゾナ」
橘音「何がですか……。あ、そうそう、ちなみにこのコーナーはあくまで打ち合わせや雑談用の場所ですので――」
髪さま「ここでの会話や情報は、基本的に本編には反映されないということでお願いするゾナ」
橘音「では今回はこの辺で!ごきげんよう!」

16ノエル ◇4fQkd8JTfc:2018/04/09(月) 08:41:24
「Snow White」――雑居ビルの通りに面した1階にその店はあった。
雑居ビルの中にあってこの店名では一見怪しい店に見えてしまうが、なんのことはない、喫茶店風のかき氷屋である。
かき氷しか出さないにも関わらず、粉雪のような氷のクオリティが半端ないということで知る人ぞ知る隠れた人気店だ。
製法は門外不出……というか出すに出せない。
ちなみに売上の何割かは北極のシロクマさんのために地球環境保護団体に寄付されるそうな……。

「ねぇねぇ、八尺様って知ってる〜? 最近噂になってるんだよね〜」
「そうそう、うちのクラスの男子がもう1週間来てなくってさ〜」
「まっさかー、ズル休みでしょー。あんなの作り話に決まってるじゃ〜ん、ねえ店主さん?」

「そうだよ、お化けや妖怪なんてこの世に存在しないんだよあんなのは全部ネットのデマさハハハ」

客の世間話に引きつった笑顔で答える店主の青年の正体は、日本古来の妖怪、雪女である。
雪女、というだけあって基本的に女性だけの種族であるが、オスの三毛猫程度の割合でごくたまに男性型も存在する。
女の集団の中に男がいるとパシリにされるのがありがちな展開であり、雪女の業界もその例に漏れなかった。
彼もまた近年の急速な地球温暖化を憂いた“雪の女王”と呼ばれる一族の王の命により、諜報員として派遣されたうちの一人だった。
するとたまたま同じビルにきつねの探偵事務所が入っており、いつの間にか東京漂白計画に巻き込まれていた。
本当にたまたまなのだろうか、という疑問はとりあえず置いておく。
今回のターゲットは「八尺様」。きつねをして手強いと言わしめるほどの妖壊であるが、
君はストライクゾーン外れてるから大丈夫とか何とか言いくるめられて参加と相成った。
しかしターゲットの性質上おびき出すには囮が必要になりそうだが、メンバーに丁度いい感じの少年型妖怪はいただろうか。

「……はっ、まさかきつねが……!?」

人間(妖怪)心理として、仮面で隠されると物凄い美少年か美少女ではないかと勝手な想像を巡らせるもので、囮としては適任かもしれない。
しかし彼(女)は戦闘能力皆無だ。雌狐だったらまだしも雄狐だったらそこからいけない事態にハッテンしかねない。
そこで客の小学生男子を見て名(迷)案を思いついた。

「そうだ、ランドセルを背負えば誰でも少年に変身できるぞ!」

そう、ランドセルとは背負うだけで誰しも小学生になれてしまう究極の記号的表現なのである。
「ちょっと借りるね」と言ってランドセルを背負って鏡を見た。クールな顔をした変態がそこにいた。

17創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:42:04
探偵さんこの辺りじゃ名の通った人だったのか
帝都の有名人と言えば、あいつかな…怪人65535面相とかって
名前からしてユニークな犯罪者かね
最近名を聞いてないが、あんた何か知ってるかい

18創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:42:15
>>17
そりゃあ、八尺様じゃないかい?

19多甫 祈 ◇MJjxToab/g:2018/04/09(月) 08:42:44
名前:多甫 祈(たぼ いのり)
外見年齢:14(実年齢も14)
性別:女
身長:152cm
体重:45kg
スリーサイズ:不明
種族:ターボババア(ターボばあさんなど表記ゆれあり)
職業:中学生
性格:ワルに成りきれない不良、単純
長所:速い、強い、頑丈、意外に優しい
短所:思慮に欠ける、口が悪い、ガサツ
趣味:テレビ(特撮系、バラエティ)、食事
能力:時速140キロ程度まで瞬時に加速し走れる。また、それに耐えうる頑強な肉体となる等
容姿の特徴・風貌:目つきが悪く、細身。ぼさついた長い黒髪。黒のセーラー服、
            あるいは私服のショートパンツにパーカー。素足に運動靴、時にサンダル

簡単なキャラ解説:
都市伝説妖怪ターボババア、の孫。妖怪だが人間の血も混じっており、普段は人間として生活している。
両親とは幼い頃に死別し、元祖ターボババアと質素な二人暮らしを送る。苦しい家計を助ける為、バイトとして東京ブリーチャーズに所属。
両親がいない故の寂しさから多少ひねくれていたり、ガサツで口が悪いなどの嫌いはあるが、
年下や弱いものに対しては優しい一面や、正義を愛する心を持っており、素直でないだけで心根までは腐っていない少女。
都市伝説妖怪なので古参妖怪ほどの恐るべき能力はないが、頑強な肉体と持ち前のスピードを活かし《妖壊》と対峙する。
学校での成績は中の下。語彙は少ない。

20那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:43:16
橘音「皆さんこんにちは!『那須野橘音のナイト・ブリーチャー』!パーソナリティはボク、那須野橘音と!」
髪さま「トリートメントはしているか?髪さまがお送りするゾナ」

>>17
橘音「な、なななんと!ここでまさか怪人65535面相、またの名をカンスト仮面の名前を聞くなんて……っ!」
髪さま「……誰ゾナ?」
橘音「いやまぁ、ボクにも色々ありまして。>>17さん、アナタさては古参クライアントですね?」
髪さま「古参も何も、前の事務所は1000はおろか200も行く前に消滅したゾナ」
橘音「知ってるなら『誰ゾナ?』とか訊かないでくださいよ……あと、消滅したのは不可抗力でしょ?」
髪さま「いくら妖怪でもあれには手も足も出ないゾナ」
橘音「ま、まぁ、とにかく!ボクのことをご存知の方がいらっしゃるというのは嬉しいことです、これからもご贔屓に!」
髪さま「カンスト仮面もそのうちチャッカリ出てくるかもしれんゾナ」
橘音「お……お楽しみに……?」

>>18
橘音「いや〜、さすがになんでもかんでも八尺様の仕業にしちゃうのは……」
髪さま「郵便ポストが赤いのも、お父さんの給料が安いのも、ワシがイケメンなのも全部八尺様が悪いゾナ」
橘音「全部関係ありません。特に最後」
髪さま「とりあえず、八尺様は敵として暴れてもらって構わないゾナ」
橘音「順番としては、ノエルさんが投下して下さいましたから、次に祈ちゃんのイントロダクションが欲しい所ですね」
橘音「で、祈ちゃんの後でボクが投下して、いよいよ八尺様のお出まし!といければ理想かなと」
髪さま「よろしく頼むゾナ」

>>19 祈ちゃん
橘音「いらっしゃーいっ!ようこそ東京ブリーチャーズへ!歓迎します!」
髪さま「女の子は大歓迎ゾナ、ワシの髪を思う存分シャンプーしていいゾナ、有難がるゾナゾナ」
橘音「はい丸洗い入りまーすっ!」
髪さま「ゴボゴボ……」
橘音「ということで早速祈ちゃんも導入をよろしくお願いしますね。ノエルさんのとき同様、関係等々捏造上等です」
橘音「チャッチャと合流するために、最初の舞台はノエルさんのお店「Snow White」ということにしておきましょうか」
橘音「ではでは、よろしくお願い致します!」
髪さま「両親のいない寂しさは、ワシが紛らわしてやるゾナ!さあ、ワシの胸に飛び込んでくるゾナ!」
橘音「胸どころか身体がないでしょ、髪さま……」
髪さま「いざとなったら髪で胴体を構成するゾナ」
橘音「そんな無駄なことに妖力使うのやめてください。ではまた次回っ!」

21多甫 祈 ◇MJjxToab/g:2018/04/09(月) 08:44:02
――とぅるるるる。
多甫家の玄関で電話が鳴る。
アパートであり、音が隣に響くのを気にしているのか、着信音はやや小さめに設定されていた。
コールが2回ほどを過ぎた所で受話器を手に取ったのは、目つきの悪い、パーカーにショートパンツの少女だった。
その少女の名前は多甫祈といった。

「はい、多甫です……って、橘音か」
 最初は固く返答したものの、知った相手と知るや祈は口調を崩した。
橘音とは、祈のバイト先である探偵事務所の所長を務める人物、那須野橘音のことであり、
世間での通称は『狐面探偵』と言った。
その那須野橘音は祈に仕事があると言い、祈が先を促すと、ターゲットの名を告げた。
――『八尺様』。

「あ? 八尺様?」
 思い当たることがあったようで、祈は口元を抑えて一瞬考え込み、問うた。
「……なんだっけそいつ。笛? あ、いやなんかでっけー貞○みてーなやつだっけ? あたしと同じ都市伝説系の……」
 電話越しの相手からは呆れたような、からかうような響きを持った答えが返ってきたようだった。
 祈の耳が赤くなる。
「……う、う”っせーなァ! バカ! あたしは強ェし敵の情報とか知らなくていいから敢えてだよ! 敢えて!!」
 そしてめちゃくちゃに怒鳴ると、それをなだめるような声が電話越しに聞こえたようだった。
「……いいけどな、別に。今回もそいつ見つけてただ蹴りとばしゃいいんだろ? ……は? 違う?」
 祈の表情が怪訝そうなものに変わる。
 祈はばりばりの肉弾戦闘タイプの妖怪であり、その尋常ならざるスピードを活かして戦ったり、
逃走する敵を追ったりしてきたのだが、今回はそうでないという。
自分が戦闘面以外で役に立つ、という姿が想像できず、困惑しているのだった。
 あたし勉強あんまりできないしな、なんか調べものとか難しい事頼まれたらどうしよう、などと考えて曇っていた祈の表情は、
電話の相手の言葉を聞き、その意味を理解することで晴れていく。
「あー、はいはい。囮な! あたしは細いし小さいから学生帽被ってランドセル背負ったら完璧小学生男子ってことな!?
 そんでそれが八尺様の大好物、って――ふざけてんのかてめぇ! 誰が小学生男子のそっくりさんだってんだコラ!?」
 そして晴れを通り越して、雷が落ちる。
受話器を握りつぶさんばかりに怒る祈の様子が電話越しでも面白いのか、
電話越しには笑い声が響いたようだった。そして何事か聞こえたかと思うと、逃げるように電話はぷつりと切れた。

「……詳しい話は「Snow White」で、とか、やってくれないと御幸が小学生になってしまうかも、とか。
意味わかんねーことテキトー言って逃げやがって。ま、行くけどな」
 祈はぶつくさ呟き、受話器を置くと、戸締りやガス、室内の電球の消灯等を一通り確認した後、
玄関に戻ってきて運動靴を履いた。そして玄関の扉を開けて外へ出ると一度振り返り、
「じゃ、行ってきます」
 と一人呟く。扉を閉め、鍵を掛けて、歩き出す。向かうは「Snow White」。
祈が所属する東京ブリーチャーズのメンバー、御幸乃恵瑠が経営するかき氷屋であった。
そこで詳しい話は語られるとのことだが、果たして小学生男子になりきれるメンバーが他にもいて、祈や御幸は囮の役目を免れるのか?
それとも本当に祈や御幸は小学生を演じることになってしまうのか。はたまたこの作戦自体がボツになってしまうのだろうか?
それがわかるのはまだ先の話である。

22多甫 祈 ◇MJjxToab/g:2018/04/09(月) 08:44:27
八尺様はここ数年の間に突然メジャーになった妖怪である。
元々は東京とは縁もゆかりもない僻村に祀られていた祟り神だったが、ネットの普及と共に知名度を上げた。
本来は一部地域でのみひっそりと語り継がれていた存在が、インターネットにより爆発的に有名になる――
ここ十年程度の間に、妖怪の中ではそうして力を増す妖怪たちが大勢出現した。
八尺様だけではない。クネクネ。コトリバコ。姦姦蛇螺。その他枚挙にいとまがない。
フォークロアブームに起因する、いわゆる都市伝説系妖怪の台頭である。
とはいえ、それ自体は別に珍しいことではない。都市伝説ブームはある一定の周期で必ず訪れる。
古くは怪人赤マント、人面犬、口裂け女。
特に、口裂け女は当時の警察当局が口裂け女に注意と勧告したほど社会現象を巻き起こした妖怪である。
インターネットのない時代、人々の噂だけでもそれほどの騒動となったのだ。
ネット社会の現在、広まる噂のスピードと範囲たるや、もはや全世界規模と言っても差し支えあるまい。
すっかり人間に主導権を握られてしまった妖怪達にとって、知名度が増すこと自体は歓迎すべきことである。
だが、そんな『急速にメジャーになった妖怪』は、大抵の場合ひとつの問題を抱える。

それは『ご近所付き合いができない』ということだ。

妖怪と言っても、なんでも好き勝手にやってよいということではない。
妖怪には妖怪のコミュニティがあり、妖怪なりの社会性をもって生きてゆかねばならないのだ。
まして、今は人間の世。かつてのように妖怪と人間が互いのテリトリーを尊重していた時代ではない。
妖怪が生きていくためには、人間社会の影でルールを遵守し、身を寄せ合っていくしかない。

しかし、最近まで隔絶された地域(大抵の場合ド田舎)で存在してきた都市伝説系妖怪にはそれが理解できない。
よって、メジャーになって行動範囲が拡大した後でも、旧来同様自分のやりたいことだけをしようとする。
東京以外ならまだしも、それを都内でされた日には、予想される被害たるや相当なものになるだろう。
従って、そういった『都会のマナーを守れない妖怪』には、マナーを教え込む必要がある。
もしくは都内から退去して頂く。または滅びて頂く。

>……なんだっけそいつ。笛? あ、いやなんかでっけー貞○みてーなやつだっけ? あたしと同じ都市伝説系の……

黒電話でブリーチャーズのメンバーに連絡する。幸い、目星をつけた少女は自宅にいた。
ぶっきらぼうながらも可愛い声が聞こえてくる。今回の仕事内容を伝えるも、少女――祈はピンときていないようだった。
おやおや、と肩を竦める。

「ご存じないんですか?勉強不足ですねぇ。学校の勉強だけじゃなく、妖怪の勉強もお粗末じゃ先が思いやられますよ?」

>……う、う”っせーなァ! バカ! あたしは強ェし敵の情報とか知らなくていいから敢えてだよ! 敢えて!!

「アハハ、そうですか。確かに祈ちゃんは強いですからね、事前情報なんて不要でしたか。いや、それは失敬!」

受話器越しにも感じられる怒気を笑って受け流す。こんな遣り取りはいつものことだ。
素直でからかい甲斐があるので、ついついちょっかいを出してしまう。
ひとしきり祈をからかい尽くすと、橘音は『Snow White』へ来るように――と締めくくって通話を切った。
今回はこの三人で当たることになるだろう。他のメンバー二、三人にも声をかけたが、反応は薄かった。
東京ブリーチャーズは強制ではない。メンバーのうち、そのとき手の空いている人員が漂白を担当する。

「――さて、と」

橘音は面をかぶり直し、長い髪とマントを翻して踵を返すと、事務所を出た。

23那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:44:56
薄暗い半地下にある事務所を出、やや傾斜の急な階段をのぼって、一階へ行く。
カララン、というドアベルの軽快な音を聞きながら、かき氷店『Snow White』へ入ると、洒落た店内と喧騒とが橘音を迎えた。
客の数は多い。そして、そのほとんどは若い女性のように見える。
いかにも女性の好みそうな、シャレオツな店だ。自己主張しすぎないインテリアや店内BGMが落ち着いた空間を演出している。
店の雰囲気だけでなく、肝心のかき氷の味の方も申し分ない。飲食店評価サイトでも星四つの評価を叩き出しているという。
原宿やら表参道やらに出店すればさだめし評判となるだろう――と、橘音はいつも思う。
が、それは不可能であろうということも理解している。
なぜなら――

「ノエルさん……。人様の嗜好に口出しはしませんが、そういう趣味はせめてバックヤードでやった方がいいと思いますよ?」

姿見の前でランドセルを背負っている店長の青年に、同情を多分に含んだ忠告をする。
この人は小学生に回帰願望があったのだろうか?などと思うものの、そもそも妖怪はごく一部を除いて学校へ行かない。
オバケにゃ学校も、試験もなんにもない。ゲッ、ゲッ、ゲゲゲのゲー、である。

「何やってるんですかもう。何もノエルさんを囮にしようなんて考えてませんよ、それとも囮になりたいんですか?」
「それはそれとして。さっき祈ちゃんにも召集をかけておきました、今回はこの三人でやりましょう」
「……あ、宇治金イチゴミルクひとつ。あと熱いお茶をお願いします」

カウンター席に座り、注文をする。橘音もここのかき氷のファンである。
ほどなくかき氷が運ばれてくると、さっそく柄の長いスプーンですくって一口。
なお、狐面は口許の開いた半狐面のため食事に支障をきたさない。

「んん〜……おいしいっ!やっぱり、ノエルさんの作るかき氷は絶品ですね!このなめらかな口溶け!」
「一気に食べてもアイスクリーム頭痛にならない!そしてこの練乳とイチゴと餡と抹茶のハーモニーがぁぁ……!」

狐面をかぶったマント姿の学生が女性客に混じってかき氷を食べている姿は異様だったが、本人は気にしない。
瞬く間に平らげ、冷えた身体を熱いお茶で温めながら祈の到着を待つ。

「あ、祈ちゃーん!こっち!こっちですよー!」
「祈ちゃんも何か食べるでしょう?何がいいですか?あぁ、ここはボクがおごりますよ。仕事の前金代わりってことで」

祈が店にやってくると、そう言って彼女の分を注文する。
客足が一段落し、ノエルの手が空くのを待ってから、橘音はマントの内側から10インチタブレットを取り出した。
そして、おもむろにふたりへ膝を詰めて切り出す。

「じゃ、おいしいかき氷も食べたことですし、そろそろ本題に入りましょうか」
「今回のターゲット、八尺様に関しては、正直情報が『ほとんどない』です」
「わかっていることは男性――未成年、特に小学生くらいの少年に強い執着を見せるということ」
「強力な呪詛の力を持つということ。そして、とても執念深いということくらいです。世間で流布されている話の通りですね」
「歴史のある土着系妖怪なら、使う妖術から弱点に至るまで把握しているんですが、相手は新興の都市伝説系妖怪ですから」
「つまり、今回ボクたちは『相手のことを学習しながら、臨機応変に対処しなければならない』……ということですね」
「……行き当たりばったりでGO!とも言いますが」
「え?そんなのいつものことだろって?いやぁ〜、これは手厳しい!」

早い話がノープランということだ。橘音はアハハ、と誤魔化すように笑った。

24那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:46:08
「八尺様は昔の習性の名残か、強い縄張り意識を持ちます」
「自分の縄張りを作り、回遊魚のように縄張り内を周回して、自分好みの獲物を探し、捕食する」
「現在までの、八尺様の仕業と思われる失踪事件の現場をピックアップしました。ここと、ここと、ここ――」

タブレットをカウンターの上に置き、ノエルと祈に見えるように地図を表示する。
ある一定の区域に事件現場が集中している。まるで円を描くように、彼女の『縄張り』が浮かび上がってくる。

「出没時間はだいたい夕暮れ。逢魔が時――ですね。怪異の出現にはお誂えですが、単に子供の帰宅時間ってだけでしょう」
「とすると、今度『彼女』が現れるのは、だいたいこの辺り……ということになります」

タブレット上の八尺様の縄張りの中で、まだ完全な円を構築していない箇所をトントンと指先で叩く。

「で、作戦なんですが。祈ちゃんは電話でも言った通り、囮として男子小学生の格好をしてください」
「そして、ここにある公園まで八尺様を誘導してもらいたいんです。この役目はキミ以外にはできません」

キッパリと言い放つ。――が、その声には祈をからかうようなおどけた抑揚はない。本気で言っている。

「ボクやノエルさんが変装して、それがうまく行ったとしても、ボクたちは『彼女から逃げられない』。まず確実に捕まります」
「縄張りとは、つまるところ結界。結界の中では、その主は自由に行動することができる――」
「恐らく、八尺様は縄張り内であればどこでも一瞬で移動できるはず。限定瞬間転移、というヤツですね」

妖怪の中には、一瞬で遠距離を移動する妖術を使う者がいる。
ホラー映画等に見られる、鈍足の殺人鬼を引き離したと思ったらいつのまにか先回りされている――という現象はこれである。
人間より遥かに優れた身体能力を持つとはいえ、橘音やノエルでは八尺様の追跡からは逃れられない。
八尺様の追跡を振り切り、公園まで誘導するには、祈の超脚力が必要不可欠なのだ。
とはいえ、それさえ完璧とは言えない。何せ相手は未知の祟り神である。

「祈ちゃんが八尺様を公園まで誘導したら、次はボクたちの出番……というかノエルさんの出番です」
「公園をボクの妖力で結界化しておきます。ボクの結界内では、八尺様も存分に力を発揮できないでしょう」
「あとはノエルさんの冷気で氷漬けにするなり、祈ちゃんの変身ヒーローばりの飛び蹴りで倒すなりすればいい、と」
「まぁ、ザックリした作戦で恐縮なんですが、なんせわからない部分が多すぎますんでね……そこはご容赦ください」

そこまで一気に説明すると、橘音は一息ついてお茶を口に含んだ。

――まぁ、八尺様が実力未知数ってこと以外にも、まだ不安要素はあるんですがね……。
――それは別に話さなくてもいいでしょう。ボクの取り越し苦労かもしれませんし……。

仮面越しにノエルと祈の顔を見遣り、そんなことを考える。
いずれにしても、あとは当たって砕けろ。八尺様漂白作戦の開始である。


時刻は16時。この季節は日没が早く、もう周囲は薄闇に包まれている。怪異の出現にはうってつけのシチュエーションだ。

「祈ちゃん、うまくやってくださいよ?八尺様と遭遇しても、決して戦わないこと。いいですね」

結界を張った公園の自販機前に佇み、携帯電話で祈に念を押す。
祈は八尺様出没予想ポイントで待機。八尺様に見つかりやすいよう、無防備な姿を晒す。

「ノエルさんも準備をしておいてください。きっと、ここへ来る頃には八尺様はだいぶヒートアップしていると思いますから」
「冷気で頭を冷やしてあげましょう。あとは、会話が通じるかどうか――ま、試してみるしかないですね」

自販機でホットとアイスのコーヒーをひとつずつ買い、アイスコーヒーをノエルに差し出す。
ふたりのいる公園は八尺様の縄張りにギリギリ隣接した場所にあり、面積もなかなか広い。
もし荒事になったとしても、近隣への被害は出づらい。まさに今回の作戦向きの場所である。
まずは、祈が首尾よく八尺様を連れてくること――それにつきる。

「では。――東京ブリーチャーズ、ミッションスタート」

ホットコーヒーを一口飲んで、公園の時計に目を向ける。
児童の帰宅を促す『遠き山に日は落ちて』の放送が、暮れなずむ公園に物寂しく響いた。

25創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:46:38
>>24
ピックアップがヒップアタックに見えた

26創る名無しに見る名無し:2018/04/09(月) 08:47:06
設定やらが俺好みで凄く参加したいのにPCが壊れている悲しみ
髪さまの力で何とかならないかな

27多甫 祈 ◇MJjxToab/g:2018/04/09(月) 08:47:37
 野球帽を被り、首にはマフラー。
 長い髪はざっくりまとめて野球帽の中に収め、余った髪もパーカーの内側にしまい、
それが一見して分からないようマフラーで首元を覆う。
更に下をショートパンツから男子用のハーフパンツに履き替えたことで体のラインは一層隠れることになり、
極め付けに黒いランドセルを背負えば、立派な高学年の男子小学生が完成、と言ったところである。
「Snow White」に置かれた姿見で祈自身も確認したのだが、なかなかそれらしく出来上がっていると感心したものだ。
 だが、祈はそれがなんとなく悔しい。
普段から意識している訳ではないが、髪も伸ばしているし少なくとも自分は女だという気持ちが祈の中にはあったのに、
こんなに男の格好が似合ってしまうなんて、と。何らかの辱めを受けているような思いであった。
 それにここ、橘音の指示した八尺様の出現予想ポイントにくるまでの間に一体何人の人とすれ違っただろうか?
帽子を目深に被っていてわからなかったが、もしすれ違った中に知り合いが混じっていて、
自分だとバレていたらと思うと気が気でない。
しかし前金代わりとしてかき氷を食べてしまった以上、途中で断ることもできず、なし崩しにここまで来てしまったのである。
表通りから少し離れた、裏通りとも言うべき場所。
街灯は少なく、ビルが丁度夕暮れ時の西日を遮っていて道に影を落とし、一足先に夜が来たようなこの場所に。
 祈はため息をつき、ビルの壁にもたれ掛かりながら、思う。

――それもこれも、御幸の出すかき氷がおいしいのがいけない。

 あの氷がふわふわなのが悪い。いちごみるくが舌の上であまりに甘くとろけるものだから、
どうしても抗えず注文してしまったのだ。
だとすればこんな事態になったのは、あのおいしいかき氷を作る御幸の所為であり、
戻ったら文句の一つでも言ってやらねばなるまい。
 美味しかったと。
 前金代わりだと言われてかき氷を出され、疑問に思うどころか喜んで食べてしまう自分のうっかり加減を棚に上げて、
祈が意味不明な決意を静かに固めていると、ハーフパンツのポケットに入れた携帯(橘音からの借り物)が鳴った。
ポケットから取り出して通話ボタンを押し、耳に当てる。橘音の声が聞こえた。
「祈ちゃん、うまくやってくださいよ?八尺様と遭遇しても、決して戦わないこと。いいですね」
 前置きはなく用件のみ、作戦前の最終確認、と言ったところである。
「わーってるって。やり合うなら公園の中で、だろ」
 それを理解して、祈も短く適当に返す。
いくら男子小学生に変装をしても、声までは男子小学生になれない。
あまり長話をしていては声で八尺様にバレてしまうかもしれないと思い、手短に一言、二言言って通話を切る。
そしてポケットに携帯をしまうと、残ったのは耳が痛くなるような静寂だった。

 最初は、橘音の声を聞いてしまったからだと祈は思った。
今いる場所が暗く人気のない裏通りだから、人の声を聞いた後だと尚更寂しく感じ、
こんなにも静寂が耳に刺さるような思いがするのだと。
 だが、違和感。
確かにここは裏通りだが、コインパーキングなどもあり、
先程だって車が一台、駐車にやってきたりしていたのだ。人が全く通らないと言う訳ではなかったし、
表通りの遠い音だって、微かにだがここまで届いていた。
それがどうしたことだ。今では動くもの一つなく、何も聞こえないのだ。
 空気が明らかに変わっていると祈は直感する。
体に緊張が走り、この位置から300メートル程の場所にある公園の位置が瞬時に思い出される。冷や汗が背中を伝った。
そして。

――ぽ、ぽ……ぽぽぽ。

その泡が弾けるような不気味な声が、確かに聞こえた気がした。

28那須野橘音 ◆TIr/ZhnrYI:2018/04/09(月) 08:48:01
橘音「パソコンの前の皆さんこんばんは!スマホの前の皆さんもこんばんは!ガラケーは……えーっとぉ……」
髪さま「那須野橘音のナイト・ブリーチャー、始まるゾナ」

>>25
橘音「えぇ〜……それ、わざわざ指摘するようなことですかぁ〜?せっかくシリアスにやってるのにぃ」
髪さま「ヒップアタックだけに、尻ass……なんちゃってゾナ」
橘音「くだらなすぎて怒りも込み上げてきません」
髪さま「別に本編もそんなにシリアスって訳じゃないし、気にしないゾナ」
橘音「いやいや……一応伝奇とか怪奇とか、オカルトとかを取り扱ってるんですからそこは……ねぇ」
髪さま「世の中、なるようにしかならんゾナ。おまえがシリアスにしたいと思ってもみんなが従うとは限らんゾナ」
橘音「そこはなんとかこう、伏して!伏してお頼み申し上げますぅぅ〜!このとーりっ!」
髪さま「実際問題、シリアス一辺倒でも肩が凝るゾナ、適度にギャグも入れるのがいいゾナ」
橘音「ま、まぁ、一理ありますね……。そこはブリーチャーズの皆さんの裁量にお任せしましょう!」
髪さま「なんとなればおまけコーナーをやってもらっても構わんゾナ、ワシのことも自由に使ってくれていいゾナ」
橘音「誰も使わないでしょ、髪さまなんて……」
髪さま「ゾナッ!?東京ブリーチャーズのマスコットキャラであるワシを使わんとは何事ゾナ!」
橘音「マスコットキャラだったんですか!?可愛げゼロですよ!?」
髪さま「何を抜かすゾナ。いずれは目玉のファーザー(オブラート的表現)に匹敵する知名度を獲得する予定ゾナ」
橘音「なんたる畏れ多さ……!(ブルブル)」

>>26
髪さま「ワシは全知全能の髪さまゾナ。出来んことなどないゾナ」
橘音「ほほう!それではさっそく>>26さんのパソコンを修復しちゃってください!もーピカピカに!」
髪さま「嫌ゾナ。人様(髪だけど)に何かして貰いたかったら、それなりの態度というものがあるゾナ?」
橘音「がめついなぁ……」
髪さま「カミが貢ぎ物を求めるのは当然ゾナ。貢ぎ物を確認したら、ワシの神通力を披露してやってもいいゾナ」
橘音「だそうです、>>26さん……すいませんね、横柄な髪さまで……」
髪さま「カミとは横柄なものゾナ。貢ぎ物さえあればワシの神通力で>>26のパソコンに毛をモッサモサ生やしてやるゾナ」
橘音「ほう。毛が生えるとパソコンが直るんですか?」
髪さま「ハァ?直るわけないゾナ。おまえはなーにを訳の分からんことを言ってるゾナ?常識で考えるゾナ」
橘音「……えっ?でも、パソコンが壊れてるから何とかしてって……」
髪さま「ワシは毛にまつわることしか出来んゾナ。当たり前のことを訊くなゾナ」
橘音「さっき全知全能って言ったクセに……」
髪さま「全知全能(※ただし毛に限る)ゾナ」
橘音「(ガチャ)おぉーっと!ジュース零しちゃったー!すぐに拭かなくちゃー!(棒)」
髪さま「イダダダ!ワシで拭くなゾナ!雑巾じゃないゾナ!」


橘音「えー、祈ちゃんが投下してくださいましたので、次は八尺様にお願いしたいと思いますがいかがでしょう?」
橘音「その後ノエルさん、ボク、また祈ちゃんというローテーションで行ければと。では今日はこれにて!」

29多甫 祈 ◇MJjxToab/g:2018/04/09(月) 08:48:31
祈「…………。あっ、もう始まってんのか。おいーす。ゲストパーソナリティの多甫祈と」
髪さま「キューティクルがビューティフル、髪さまゾナ」
祈「っつー訳で、許可も降りてたことだしオマケコーナーのそのオマケ、『那須野橘音のナイト・ブリーチャー(?)』始めんぞ。
  橘音と髪サマのコンビ程上手くできねーだろうけど、頑張るから。あと、なんか間違えてたらごめんな?」
髪さま「初々しいゾナ。祈ちゃん、先輩であるワシがリードするから安心してついてくるゾナ」

>>20
祈「まずは、歓迎してくれてあんがと。これからよろしくな。髪サマも」
髪さま「よろしく頼むゾナ。ではさっそく新人にワシのシャンプーという大役を頼みたいがゾナ」
祈「いいよ」
髪さま「いいゾナ!?」
祈「いつも橘音がやってるみたいにやればいいんだろ? 洗濯機回してぼちゃんって」
髪さま「あ、あれは悪い例だゾナ。真似しちゃいか」
祈「でも洗濯機に入って丸洗いって面白そうだよなー! 小さい時やってみたいと思ってたんだよね。
  ばーちゃんに怒られそうだから結局しなかったけど。で、実際どんな感じ? 楽しいのかやっぱり!」
髪さま(……全然楽しくないどころかきっついゾナが、ワクワクした少女の瞳を裏切れんゾナ)
髪さま「た、楽しいゾナよ! 回るプールみたいなもんゾナ!」
祈「マジかー! じゃあこれ終わったらやってやるからな!」
髪さま「た……楽しみにしてるゾナ」

>>26
祈「髪サマでも直せねぇんだってよ。ごめんなー」
髪さま「直せん訳ではないゾナ。本気を出してないだけゾナ」
祈「あたしも機械疎いからさー。あっ」
髪さま「どうしたゾナ?」
祈「やー、今は参加できなくても、今後参加できる可能性があるなら、
  今のうちに参加させたい妖怪のプロフィールとか纏めて投下しておけるんじゃねーのって」
髪さま「なるほどゾナ。そうすれば少なくとも、考えてた妖怪の種族を敵役やらで出されて
    『ああ!この妖怪ワシが出したかったのにゾナー!!』ってなることもないかもしれんゾナ」
祈「そーそ。キープしとく感じかな」
髪さま「橘音が許したらそういうのも考えておくといいんじゃないかゾナ」
祈「パソコン、早く直ったらいいな」

>>28
祈「もしかしたら八尺夏ってのも何か書きたいことあんじゃねーかなーって思ってハンパなところで止まっちったんだけど、
  それ伝え忘れててさ。橘音が仕切ってくれて助かったよ。さんきゅー」
髪さま「報連相は社会人の常識ゾナ。祈ちゃんもバイトとして社会に出てるんだから
     報告や連絡、相談はきちんとしなきゃいかんゾナ」
祈「悪かったよ。かといって勝手にオマケみたいなのやんのもはばかれ、はばかられ?てさ。
  どう伝えたもんかって悩んでたから、髪サマとオマケコーナー解禁は助かったよ。
  ……伝えると言えば、橘音とか御幸のやつとか八尺とか、これから一緒にやる奴らに言わなきゃなんねーことあんな」
髪さま「なんゾナ?」
祈「あたしの事はある程度好きに動かしたり、なんなら喋らせたりしていいし、
  橘音みたいに関係を捏造したりしてもいいよ。ってさ」
髪さま「ほう……その心はゾナ?」
祈「心は、とか聞かれても……なんつーか。『決定リール:他参加者様の行動を制限しない程度に可』って書いてるとは言え、
  こういうのってちゃんと言っとかないと、みんな遠慮すんじゃねーかなって思ったんだよ。
  これから八尺様だって出て来る訳で、したい演出とかやりたいこととかあるだろ? そこであたしに遠慮してたら
  何もできなくなんねーかなって心配でさ。あたし楽しいのが好きだし、その……遠慮せず楽しく一緒にあそべたら、っつーか。
  ま、こういうのが橘音やみんなの不都合にならなけりゃだけど」
髪さま「そういうことかゾナ。これも橘音次第ゾナが、ワシもみんなで楽しく遊べるのは嬉しいことだとは思うゾナ。
     ちなみにこのワシ、髪さまもオマケコーナー限定で登場フリーみたいゾナ!
     だからみんなもワシをガンガン登場させて、動かしていいんだゾナ? オマケコーナーで髪さまと握手! ゾナ!」
祈「握手って……髪サマの手ってどこにあんだよ。この辺か?」
髪さま「そこは目ゾナァーッ!?」

祈「んじゃ、言いたいことは言ったし、八尺様の続きを楽しみにしつつ、今日はあたしもこれで!
  よっしゃ髪サマ、洗濯機行くぞー!」
髪さま「あ……忘れてたゾナ……」


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