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精霊を性的に愛でるスレ Part.6

223【願いは】アルルシ風味に見せ掛けたリザリュディSS【一つ】3:2020/12/08(火) 21:17:55 ID:BperRQ/6
 シルクの服を割って触れるアルドベリクの手の熱に、ルシエラがびくりと反応する。
 その様子に、アルドベリクは不敵な笑みを浮かべて見せる。
「ーー頭の先から爪先まで、美味しく食べてやるからな」
「もうっ、アルさんったらーー」

 ーーぼとっ。

 ルシエラが頬を染めて声を上げた瞬間、何かーー重さのあるもの。そう、例えば『綿の詰まったぬいぐるみが落ちた様な音』が響き、アルドベリクとルシエラははたと動きを止めた。
「「……………」」
 一瞬だけ互いに顔を見合わせてから、ゆっくりと音がした方をーー扉の方を向き、頬を引き攣らせながら其処に立つ人物を見遣る。
 果たしてーー
 其処には、手にしていたらしいまかたんのぬいぐるみを取り落とし、驚愕に瞳を見開いたリザが居た。
「ル、ルシエラ食べちゃダメええええ!!!!」
 瞳いっぱいに涙を溜めて訴えるリザの姿に、片手でのしかかったアルドベリクを押し退けつつ、片手で服を整えながらルシエラががばっと飛び起きる。
「…………」
 ルシエラは気まずそーにアルドベリクを見上げる。
「………………」
 アルドベリクは朱の差した頬を片手で隠しながら、にっこりとルシエラを見る。
「……………………ルシエラ?」
「…………………………………………はい」

 バタバタバタッと激しい音が響いて、バンッと扉が開け放たれる。
「申し訳ありません。リュディの手洗いについて行っている間にリザがこちらにお邪魔をーー」
 ーー駆け込んだムールスとリュディが見たものは。

 呼吸を荒くし、頬を紅く染め、明らかに情欲を持て余しながら必死に理性で押さえつけ、部屋の真ん中で仁王立ちしているアルドベリクと。
 そのアルドベリクの前で絨毯に額をつけて土下座しているルシエラの姿だった。


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