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精霊を性的に愛でるスレ Part.6
222
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【願いは】アルルシ風味に見せ掛けたリザリュディSS【一つ】2
:2020/12/08(火) 21:13:02 ID:BperRQ/6
膝の上に座ったルシエラの腕をぐいと引き寄せて、アルドベリクは不敵に笑み――ルシエラに口づける。
互いの呼気すら貪るかの様に、奥の奥まで舌を伸ばす。
何度も何度も、在る種執拗なほどにルシエラと舌を絡め合う。
アルドベリクが顔を離すと、ルシエラは頬を上気させ、蕩けた様な表情で、自身とアルドベリクを繋ぐ唾液の糸を見詰めている。
「さて――」
アルドベリクはルシエラの前髪を掻き上げる様に撫でながら、ふ、と小さく微笑した。
――それは、傍目には笑った様には見えないかもしれない。ほんの僅かに緩く唇が弧を描いただけ。表情が変わったとはとても思えないだろう。
だがルシエラは識っている。――それが喜悦から来る笑みで在ると。
ぞく、とルシエラの背中を一抹の後悔と――多大な期待が快感となって這い上った。
アルドベリクは、ルシエラの耳許に顔を寄せて囁く。
「魔王に一服盛ったのだから、覚悟は出来ているんだろうな?」
「できてたけど、できてないです……」
「まさか今の口づけだけで満足したわけじゃないだろう?」
「満足はしてないですけど、『ちょっと早まったかも』とは思ってますねぇ……」
「今更止めろと言われても自制できる自信は無いな。まあ、ルシエラが泣いて拒絶するならその限りではないが」
「…………ばか。」
聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で呟いて、ルシエラはぷいとそっぽを向いた。その頬が
まるで淡い頬紅を差した様にほんの少しだけ、微かに紅く染まっている。
「……拒絶なんて、出来るわけないじゃないですか……」
「何か言ったか?」
「いーえなんにも。アルさんのキスがえっちいのが悪いって呟いたんです。反省してください」
「それは、反省の気持ちを込めてもう一回口づけたらいいって意味か?」
「聞こえてましたよね? しっかり聞こえてましたよねこれ」
「何の話か解らないな」
意趣返しのつもりかしれっと答えてから、アルドベリクはルシエラの腰を抱き寄せようとするが――何故かルシエラがアルドベリクの手の甲をつねる。
「此処まで来てまさかのお預けか?」
「違います。『する』のは構いませんが、寝室に連れてってからにしてくださーい」
「別に、此処でも構わないだろう」
「構いますよ。書類がぐちゃぐちゃになったら、誰が片付けると思ってるんですか」
ずいと顔を近付けてくるルシエラに、アルドベリクは一瞬気圧されそうになったが、
「ムールスだな」「ムールスさんですよ!」
見事に声をハモらせてそう言った。
「書類がしわくちゃになるくらいなら別にいいですけど、書類に私のこう……液とか零れてたらさすがにムールスさんも気まずいんじゃないかと」
「それもそうだな」
あっさり頷いて、アルドベリクは膝の上のルシエラに向けて左腕を差し出す。
その腕にルシエラが大人しくちょこんと腰掛ける。
今でこそその“腕”はリザもリュディもお気に入りの場所だが、元はといえばよくルシエラが腰掛けていた場所だった。
アルドベリクに抱え上げられ、寝室へ運ばれる。
「久しぶりに、アルさんを独占出来ますねぇ」
「――こうして腕に乗せていると、止まり木に鳥を留まらせてるみたいだな」
「私はどちらかというと、鷹匠っぽいイメージですね」
「ルシエラが鷹……? むしろシマエナガとかその辺だろう、羽も白いし」
「羽の色だけで判断とか、そんなだからアレさんなんて呼ばれるんですよ」
「アレさん……」
ぴょんとアルドベリクの腕から飛び降りたルシエラは、ふかふかのベッドの上に立ち、迎え入れる様に両手を広げてみせた。
「私はアルさんがアレさんでも、そんなアルさんが大好きですよ」
「アレさんなのは否定しない、と……何一つフォロー入れるつもりのないその清々しさはどうにかならないのか」
はあ、と嘆息してから、アルドベリクは苦笑してベッドに上がり、ルシエラの身体を抱き締めた。
「――アレさんついでに、折角の感動のシーンを台無しにして悪いんだが」
「はい、何でしょう」
「さっきの薬がめちゃくちゃ効いてきてそろそろ限界なんだが……」
「えっ」
「ちょっと手加減出来る自信は無いからルシエラも覚悟を決めてくれ」
「…………あの。アルさん一口しか飲んでませんでしたよね……?」
「だが現に症状が出ているのは事実だからな。言っておくが、飲ませたのはルシエラだぞ」
アルドベリクの腕の中で、ルシエラが小さく身を震わせる。
「――期待か?」
「アルさん、“自意識過剰”って言われません?」
「生憎魔王にそんなことを言う勇気のあるやつは一人しか知らないな。ーーさて、無駄話は此処までだ」
アルドベリクは、横たえたルシエラのひらひらの服に手を掛ける。
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